安倍首相の「意向」によって設置が決定したとされる今治市の加計学園の問題をきっかけに、「国家戦略特区」がクローズアップされてきました。アベノミクスの目玉政策として2013年から登場した国家戦略特区ですが、いったいどのようなもので、各地でどのような計画が進められているのでしょうか? 先の国会で問題となったのは、規制をなくしていく際の意思決定や手続きの不透明・不公正さでした。規制緩和が縁故主義的に行なわれることはもちろん論外です。また「規制」とひとくくりにして「悪」とみなしてしまえば、私たちの暮らしや産業を守るルールが根こそぎ失われ、社会が不安定化することでかえって経済の活性化を阻む要因にもなりかねません。必要なのは、なくすべき規制と、守るべき規制とを区別し、国民にもオープンな形で議論を進めることではないでしょうか。 私たちは、2014年、国家戦略特区が実施される前の段階で、その影響や懸念を『徹底解剖 国家戦略特区』という本にまとめました。それから3年が経ち各プロジェクトが実施されている中で、改めて国家戦略特区の内容を検証します。ぜひお越しください。 . . . 本文を読む
23区だけでなく、東京都のほとんどの市町の水道は東京都水道局が担っています。1,300万人を抱える大水道事業者の事業はどうなっているのか勉強しようと、今回、埼玉県朝霞市にある東京都の浄水場に行ってきました。都議会議員選挙を前に、一向に明らかにならない東京都の課題ですが、上水道事業もまた東京都の事業です。 . . . 本文を読む