羽田の新飛行ルートについて、ICAOの安全基準に無い飛び方(二機同時着陸)やニアミス(Uターン部分)で警報が鳴る可能性がある飛び方であると判明したそうです。
取材に以下のコメントを出したのですが掲載されなかったので、どこに問題があるか、詳しくご報告します。
羽田新ルートに安全基準なし 五輪発着増 国が検証へ(共同通信)(東京新聞)
https://this.kiji.is/241244755440664582?c=39546741839462401
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201705/CK2017052802000120.html
記事によれば、
①新飛行ルートで、南風時に、都心上空を通り、二機同時着陸するこれまでになかった新しい方法が提案されていますが、この飛び方が、国際的な安全基準であるICAOにもない、世界でも行ったことの無い方法なのだそうです。
②また、新ルートは、旋回するとき、赤の飛行方向にピンクの飛行ルートが
あるためニアミスと判断して警報がなる可能性があるそうで、そうなると着陸のやり直しになるかもしれません。
世界初となれば、飛行ルートの下に住み働き暮らしている私たちが実験台にされるということです。
国は、これまで、「丁寧な説明」を繰り返してきましたが、大田区議会へもまた説明会でも説明されていない安全性をゆるがす重大事項の発覚に大きな憤りを感じています。
インターネットではみられませんが、取材では、以下のようにコメントを寄せました。
「実験台の形でやるつもりなのか。論外だ」。
「『聴かれなかったから答えなかった』という気持ちなら許されない。国は再度住民説明会を開き、真摯に良い情報も悪い情報も出すべきだ」
丁寧な説明とは、「聞かれたことには」という但し書き付ではなかったはず。オープンハウス型説明会そのものが問われる事態の発覚に、国が国民の信頼を取り戻すためになすべきは、一から説明をやり直し、国民に対して真摯な姿勢を示すことでしょう。
それ以前に、「羽田空港飛行コースホームページ」にてこの私の投稿の投稿年月日/時刻周辺のデータを拝見していただければ明確なとおり、千葉県千葉市上空は何年も何年も前からずっと、素人目にも「ニアミス状態」としか捉えられない危険な空中交差が日常の光景となっています。
春以降南風時、朝から深夜まで延々と続く着陸騒音、そのごく一部(わずか3時間程度)を受け入れるだけで、デモを含めた反対をする方々は、少しでもこれまでの千葉県民が負ってきた騒音負担について、思いを持ったことがあるのでしょうか?
「国民に対して」と書かれていますが、その国民の一部には千葉県民も含まれていることをまずお察しください。