先日委員会で視察した羽田空港は、国交省の職員からの話とともに、航空会社の整備の方からも話をうかがいました。
600フライト時間ごとに行っている整備(Aチェック)に8時間もかけている、車輪は月1回変えている、タイヤは4社から入札している、等々、基本的なことを知らない私には、いずれも、興味深く大変に勉強になりました。
中でも、航空機をどう購入しているのか、は目からうろこでした。
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新飛行ルートで、大きくなっている騒音対策として、国は、料金体系をインセンティブに、低騒音機の導入をあげています。
騒音への対策 - 羽田空港のこれから - 国土交通省 (mlit.go.jp)
なので、
これから、航空機が、小型化するのか、大型化するのか、気になったのです。
良い機会なので、
航空会社は、経営面から、どう考えているのか、うかがってみました。
すると、
航空会社としては、メーカーが作っているものを買っているというのです。
大型機は、作っていないそうです。
売っているものを買う
一方で、
気になったのが、航空会社は、飛行機を買っているのか
それとも、リースかもうかがいました。
今は、
小型はリースが多く、中~大型機は、自社所有で、
リースと所有は、半々だそうで、所有しているのは、コストの優位性からだと伺いました。
近年は、
航空機リースに参入する企業も増えているようですから、
そのうちに、航空機も、メーカー主導の型式から、リース会社=投資家の影響を受ける日が来るかもしれません。
これまで、
飛行ルートと言えば、航空機メーカーばかりに目が向いていましたが、
航空機もメーカーやリース会社、投資家がいますし、
整備場も、大手ゼネコンや自動車会社など、がオペレーションインフラに関わっています。
安全は当然のこととして、騒音や環境影響への住民の声が、少しでも届くようになると良いと思いました。