外環道で陥没がまた起きたと思ったら、
調布「外環道陥没事故」から3年…陥没を“こっそり”補修する「NEXCO東日本」の変わらない「隠蔽体質」 (msn.com)
今度は、気泡が発生しているそうです。
謎の気泡が近くの川から…調布の外環道、地盤補修工事を中断 東日本高速は原因を明言せず (msn.com)
リニアは安全確保の調査も進まず、タイミングよくまた、調査掘進のシールドマシン(機械)が故障しています。
シールド掘進工事(調査掘進)の進捗状況 (nasurie.com)
安全確認が不十分という指摘もありますが、私は、その根底にある共通の問題の所在に対し、私たちがどう考えるか、意思を明確にする時期に来ていると思います。
これらの事業は、主権者である私たちの利便性や経済のためという風に言われていますが、
最も大きな利益を受けるのは、主権者である私たちではないから、
私たちの利便性や経済性以上に、誰かの大きな利益になることだからです。
私たちの利便性のために、
・安全や健康や生命が軽視され、
・自然や環境が壊され、
場合によっては、
・税金が多額に投入され、
結果、事業者は、有利な条件で事業を進め、
リスク無く利益を得られる。
場合によっては、私たちが得る利便性は、わずかな利便性であり、失う安全や環境や税とはかりにかければ、要らないと多くの人が声をあげるかもしれません。
この利益を得るのは、官僚だ、政治家だ、という声もあります。
確かに、責務の対価以上に「良い思い」をしている人もいるかもしれませんが、
政治家や官僚に良い想いをさせてまで、事業を進め、仕組みを変えて、利益を得られる存在がいることに気づくべきだと思います。
それが、国内の一部の事業者から、地球全体に広がっているのが、グローバル化です。
私たちが働き生み出す利潤が、大資本、グローバル資本、機関投資家、と言われるような人たちに必要以上に流れ、提供されているのが、今の経済システムであり、リニアや外環道。蒲蒲線や羽田空港跡地開発や羽田空港飛行ルート変更など、ではないでしょうか。
個々のイシューから、根底に共通する問題=通奏低音に耳を傾けるとき、新自由主義、巨大資本家利益至上主義に声をあげる時が来ていると思います。