せせらぎ公園では、公園取得時の住民との約束を反故にして、自然と緑を開発する計画が着々と進んでいます。
これまでの約束を守ってほしい、住民の声を聞いてほしいと約3000筆の署名を集めましたが、大田区は、その声は聴かず、新たにワークショップを開くと言っています。
どんなワークショップかと思ったら、大田区は、大田区推薦の委員を20名集め、地域住民の参加は20名までに制限すると言います。
これで、計画に地域住民の声は反映されるでしょうか。
大田区は、せせらぎ公園の計画を誰の意向で進めるつもりでしょうか。
約1300本の樹木が伐採された田園調布せせらぎ公園の公園内の開発が止まりません。
公園の緑を守りたい多くの住民が、約3000筆の署名を集めて大田区に公園内の開発はやめてほしいと訴えています。
2019年5月の説明会の時点で、大田区は、計画は「決まっていない」と言っていたので、約3000筆の署名を集めたら、いつの間に体育館整備などは決まったと説明し始めました。
誰の声で決めたのか、大田区に聞いたら、今度は、住民意見を聴くためのワークショップを2020年4月以降に開催すると言い始めました。
決めた後の後付けのワークショップです。
決めた後に、後付けで住民意見を聴くワークショップを開催するもひどい話ですが、メンバーの構成を聞いたら、大田区が、推薦する委員を20名決めて、残りの20人は公募し、多ければ抽選なのだそうです。
このしくみだと、大田区の意にかなったメンバーを半数揃えることも可能です。
せせらぎ公園は、2004年に区民60名を公募し、47名を集めて15回開催して公園の整備方針を作り上げました。
ところが、この2004年当時作った方針に反した公園内の開発が突然始まり、驚いた住民が当初の方針を守ってほしいと大田区に要望してきました。
何度も住民集会を開催し、
ワークショップを開催して専門家とともに公園整備の住民提案まで作り上げました。
2月11日には、せせらぎ公園で自然観察会も行います。
署名とともに大田区に要望書を提出し、意見交換も行っています。
区の計画を疑問視する声が大きくなり、それでも計画を進めたい大田区が、後付けで区の意向に沿った結論を導くために行うワークショップのように見えて仕方ありません。
そもそも、住民との約束を守らない計画を始めたところに問題があります。
結論ありきで進むように見える大田区のせせらぎ公園整備は、誰の意向で進んでいるのでしょうか。