リニア中央新幹線は、27年開業が27年以降になったと報道されました。
私は、「事実上の白旗宣言」、リニア撤退への準備が始まったとみています。
住民運動は、今後、どう動くか問われていると思います。
私が、リニアは実用化しないと思う理由は、たくさんありますが、今日は、専門家の先生から伺った大変興味深い話をご報告します。
品川からの調査掘進は、シールドマシンが故障し、いったん稼働したものの、また止まっています。
調査が始まって2年になるのに、シールドマシンは、まだ、JR東海の土地から出られずにいます。
安全確認のための調査屈伸が出来ないということは、
安全確認できないということですから、リニア地下トンネル工事は、進めるべきではないと思います。
これを良い機会に、撤退宣言すべきです。
そもそも、
シールドマシンの不備程度で、
何故、2年も工事が止まるのか、不思議でしたが、今日、ようやくその理由がわかりました。
シールドマシンという機械の不備ならメーカーの責任ですから、メーカーに不良品の交換をなぜ求めないのか不思議ですし、
急ぐから、という理由で、極めて有利な条件で3兆円も融資を受けているのですから、
とりあえず、新しいシールドマシンに交換すればいいのに、と思います。
シールドマシンはものすごく高価で、
・3兆円の財政投融資を受けても、負担できないほど巨額なのか、
・それとも、JR東海がとてもケチなのか、
気になっていたので、土木工事に詳しい名誉教授にお会いしたときにうかがったら、シールドマシンは100億円程度。
さすがに、安くはありませんが、政府から3兆円の極めて有利な融資を受けている意味を考えると、
買い換える費用を惜しんで、故障したシールドマシンを、だましだましつかっているように見えて納得できないので、
さらに、その先生に、なぜ、新しいシールドマシンを使わないのか、うかがうと、
シールドマシンというのは、掘りはじめたら、掘り終わるところで、出すようにできていて、
戻ることが出来ない、というのです。
幸運なことに、
シールドマシンは、JR東海の敷地内にいます。
掘り進んだとしても、
川崎の立坑まで、順調に掘り進める確証が無くて、民地に出られない、ということなのでしょうから
もう、無理をするのはやめて、敷地内で、撤退宣言すべきだと思います。