毎年行っている水辺の生き物調査と水質調査ですが、昨年に引き続き、田園調布せせらぎ公園の3か所の湧水を中心に行いました。
今年も快晴の中、せせらぎ公園内を歩き、植物や昆虫・魚をみたり、湧水の水質を調べたりしました。
せせらぎ公園は、地域の要望もあり、できる限り自然に近い形で管理しています。区が行った調査では樹木数も63種と多く、樹木があり、湧水があることから、多くの昆虫や鳥などを観察することができます。
当日も、トンボやチョウ、コガネムシ、セミ、ザリガニなどを見ることができました。
また、池にしかけを置いたところ、一見、コイとカメしかいないように見える池でしたが、モツゴ?がたくさんかかり子どもたちも大喜びでした。
水質調査は、昨年とほぼ同じ結果で、湧水の水質は変わりありませんでしたが、3か所あるうちの第三湧水の水が枯れていました。
昨年同時期には、たっぷりと水をたたえていましたので、すっかり乾ききっていたのには、大変驚きました。
大田区が今年3月13日に行った水質調査によれば、今年1月から3月までの降水量は、例年に比べて多く、第二水源については、平成15年調査以降、平成15年に次いで2番目に多かったことが確認されています。
しかし、一方で、第一水源については平成17年以降湧水の湧出が認められていません。委託した調査会社は、ストレーナ管周辺の目詰まりをその原因としていますが、1年を通じ、降雨量多いこの時期に第三水源も枯渇していることを考えれば、周辺開発も含め、原因の調査が急がれます。
わき水が出ていて武蔵野台地の端っこであることを実感していました。
わき水がかれた原因が大したことではないと良いですね。
地下水は、一年二年では、わき水として出てきません。
長い年月を通して出てきますから、地道な調査は必要なんですね。
役所の方がしていると思っていました。
せせらぎ公園の生き物に関してですが、池や小川を護岸した事によりメダカ、沢蟹、ザリガニ、が激減していると感じます。公園を整備する事は、安全上必要かとも思われますが、もっとワイルドでいんじゃない?子供達にとっても管理しすぎる環境ばかり提供する事がいいとは限らないと感じます。事情もわからず勝手申し上げて、すみません。ただ、管理という名の環境破壊を憂慮している者として、意見させていただきました。日ごろのご活動に感謝致しますと共に、心より応援させていただいております。
湧水調査は、区も行っていますが、市民としても続けています。区は調査を行っても、それを活用し政策に反映しようとしない場合が多いので・・。
開発の前段階での調査などお墨付きのための調査は別ですが。
来年はどうぞ、ご参加ください。
この間の大田区が行った小池公園の整備(過去の活動報告をご覧ください)や東京都の呑川の整備(同)などを見ていても、これらが、単なる土木工事として行われているのがわかります。
治水、環境、親水どれも重要な視点であるにもかかわらず、言われて久しい「総合治水対策」は未だ実現していません。