こんちゅう探偵団

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エトロフハナカミキリ

2013年12月08日 |  ●カミキリムシ科


エトロフハナカミキリ Etorofus (Etorofus) nemurensis (北海道)

[分 布] 北海道
[食 樹] 針葉樹の流木など
[時 期] 6月~8月
※ 体長は約12㎜~16㎜前後でカミキリムシ科ハナカミキリ亜科に属する甲虫。

国内では北海道のみに分布し、主に海浜地帯に生息し日本海側北部・オホーツク海側などで見られる。
産地は局地的で個体数も少ない、稀にハマナス等の花にも飛来する。
成虫は生息地の流木下で見つかる事が多く、たまに砂地を歩いていたりゴミの下などからも見つかる。
上翅は淡黄色で回りが黒く縁取られ、肩部後方と中央側縁に黒色の三角形の斑紋を持つ[黄色型タイプ]と、
全身黒い[黒化型タイプ]がある、また黒化型に上翅側面付近に褐色紋を持つタイプもいる。
北海道のRDBでは希少種に指定されている。





海岸の流木で発見した黄色型タイプのエトロフハナカミキリ



黒化型タイプのエトロフハナカミキリ





黒化型タイプ♀ 産卵中のエトロフハナカミキリ





黄色型タイプ♀ 産卵中のエトロフハナカミキリ


 

 

 

 
エトロフハナカミキリ


 
クロハナカミキリに似た様な特徴を持つ黒化型タイプも過去に数匹見られた。(写真は別個体)
おそらく稀だがクロハナカミキリとエトロフハナカミキリのハイブリッドタイプが存在していると思います。





流木の下や石・プラスチックゴミなどの下からも得る事が出来る。



手に持つとその大きさも分かりやすい


〖 エトロフハナカミキリの標本 〗

 
2021年 北海道 エトロフハナカミキリ


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