ウラクロシジミ Iratsume orsedice ♀
2011年5月 [羽化] 北海道産
分布[日本各地] 時期[7-8月] 開張[30-35㎜]
ホスト[マンサクなど]
写真の個体は羽化したウラクロシジミを室内にて撮影。
zephyrus(ゼフィルス)・・・シジミチョウ科に属する樹上性のミドリシジミを中心としたグループの愛称。ギリシャ神話の[西風の精ゼフィロス]が語源となる。
ゼフィルスの♂は金緑色~銀青色に輝く美しい翅をもつものが多い。
日本産[全25種]・北海道産[全20種]が生息し、蝶愛好家に絶大な人気を誇る表翅の美しい、zephyrus(ゼフィルス)シリーズの一種。
ウラクロシジミは日本各地に広く分布するが産地はいずれも局地的で、深い渓谷沿い・食樹の多く混じった樹林などに多い。
成虫は年1回発生し、暖地の低山地域に発生する場合は5月下旬-6月下旬、寒冷地では7月上旬-8月に出現する。主に夕刻に活動する。
オスの表翅は光沢のある真珠のような白銀色で、メスは基半部が光沢のない淡白色の斑紋があり、外縁部は広く暗褐色をしている。
裏翅は濃淡二色の縦帯があり、外縁部には黒斑が並ぶ。
他のゼフと比べると若干黒っぽく見えるが、名前の由来[ウラクロ]になるほど裏が黒い訳では無いようです。
夕刻に夕日を浴びて乱舞する様子は、ゼフィルス史上の最高の情景と言われるほど人気の高い種である。
2011年5月 [羽化] 北海道産 ウラクロシジミ ♀
ウラクロシジミ オス(左)とメス(右)の標本
採卵ワンポイントアドバイス
[冬芽の付け根に一卵ずつ産み付けられる事が多い]
【成長過程】
[孵化]2㎜ [2齢]4㎜ [3齢]10㎜ [終齢]16㎜ [蛹]
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【北海道産 ゼフ卵シリーズ全20種完全網羅】
アイノミドリシジミ ウスイロオナガシジミ ウラキンシジミ ウラクロシジミ ウラゴマダラシジミ
[ミズナラ・コナラ] [ミズナラ・カシワ] [アオダモ] [マンサク] [イボタ]
ウラジロミドリシジミ ウラナミアカシジミ ウラミスジシジミ エゾミドリシジミ オオミドリシジミ
[カシワ] [コナラ] [カシワ・ミズナラ] [ミズナラ] [ミズナラ]
オナガシジミ キタアカシジミ アカシジミ ムモンアカシジミ ジョウザンミドリシジミ
[オニグルミ] [カシワ] [ミズナラ・コナラ] [樹木とアブラムシ] [ミズナラ]
ハヤシミドリシジミ ミズイロオナガシジミ フジミドリシジミ メスアカミドリシジミ ミドリシジミ
[カシワ] [ミズナラ・カシワ] [ブナ] [サクラ] [ハンノキ類]
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