こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
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アカシジミ

2013年12月25日 |  ●シジミチョウ科

アカシジミ Japonica lutea
2012年7月 北海道 

分布[日本各地] 時期[7-8月] 開張[26-35㎜]
ホスト[ミズナラ・コナラなど]
写真の個体は外灯下にいたアカシジミを撮影。
zephyrus(ゼフィルス)・・・シジミチョウ科に属する樹上性のミドリシジミを中心としたグループの愛称。ギリシャ神話の[西風の精ゼフィロス]が語源となる。
ゼフィルスの♂は金緑色~銀青色に輝く美しい翅をもつものが多い。
日本産[全25種]・北海道産[全20種]が生息し、蝶愛好家に絶大な人気を誇る表翅の美しい、zephyrus(ゼフィルス)シリーズの一種。

成虫は平地~山地の広葉樹林に生息し、年1回発生。
暖地では5月-6月、寒冷地では7月-8月に見られ、日中は葉上で休んでいる事が多く、夕刻に活発に活動する。
睡眠から目覚める早朝以外はほとんど下へ降りてくる事が無いようです。
翅の色彩は♂♀共にオレンジ色で、裏翅は白帯で縁取られた黄褐色の帯が縦に走る。
尾状突起は黒く、先端が白くなる。♀は♂に比べ前翅の外縁が若干丸みを帯びる。

※ アカシジミとキタアカシジミの違い
アカシジミの方が若干小降りで、裏翅の白帯で縁取られた黄褐色の帯はアカシジミの方が濃い。
札幌近郊ではキタアカシジミは海岸付近のカシワ林に生息し、アカシジミは山地のミズナラ林に生息する。




2010年8月 北海道 アカシジミ



2011年7月 北海道 アカシジミ


 採卵ワンポイントアドバイス
[本種は産卵後に親蝶が卵の表面にゴミや腹端の毛を付けてカムフラージュする為なかなか見つけづらい、
産卵ポイントとしてはミズナラなどの冬芽の付け根の一段下側の窪みなどに一卵ずつ産み付けられる事が多い]



【成長過程】

     
[卵]     [孵化]2㎜  [2齢]3.5㎜ [2齢]5㎜  [終齢]16㎜  [蛹化]
※ 画像をクリックすると拡大致します。


【北海道産 ゼフ卵シリーズ全20種完全網羅】

    
アイノミドリシジミ    ウスイロオナガシジミ   ウラキンシジミ     ウラクロシジミ      ウラゴマダラシジミ
[ミズナラ・コナラ]   [ミズナラ・カシワ]    [アオダモ]       [マンサク]        [イボタ]

    
ウラジロミドリシジミ   ウラナミアカシジミ    ウラミスジシジミ    エゾミドリシジミ      オオミドリシジミ
[カシワ]         [コナラ]         [カシワ・ミズナラ]    [ミズナラ]        [ミズナラ]

    
オナガシジミ       キタアカシジミ      アカシジミ        ムモンアカシジミ     ジョウザンミドリシジミ
[オニグルミ]       [カシワ]         [ミズナラ・コナラ]    [樹木とアブラムシ]   [ミズナラ]

     
ハヤシミドリシジミ   ミズイロオナガシジミ  フジミドリシジミ     メスアカミドリシジミ   ミドリシジミ
[カシワ]         [ミズナラ・カシワ]   [ブナ]           [サクラ]          [ハンノキ類]
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