(1)とりあえず10日の北朝鮮の中距離弾道ミサイルの発射もなく、11日の第一書記の就任1周年を迎えて米国、日本を標的とするかのような予告なしのミサイル発射の威嚇、攻撃の緊張は続いたままだ。
日本政府は北朝鮮のミサイル発射に向けてのいくつかのシミュレーション(simulation)を想定して、日本が標的となれば自衛隊の防衛出動、米国(グアム基地)が標的となりこれに米軍が「反撃」した場合に日米安保、同盟関係から自衛隊が後方支援に回る可能性も考えられて、想定上は最悪シナリオとして朝鮮半島を巻き込んだ戦争状態もあり得る事態だ。
(2)現行憲法上は日本が直接攻撃された場合(個別的自衛権の行使)は別として、米国、米軍基地が攻撃されてこれに米軍が反撃した場合の後方支援、つまり対象となる集団的自衛権の行使には直接つながらない(行使できない)とするのが常識論だ。
防衛省の想定論から見れば、北朝鮮、朝鮮半島を取り巻く問題はすでに戦争状態という危険度だ。日本国民の生命、財産、権利を保障する政府としては最悪当然のシナリオを準備すべきなのはやむを得ないが、緊迫情勢にまかせての違憲、違法行為の逸脱行為はできない、冷静な分析、判断が必要だ。そのための事前の用意周到なシナリオ、シミュレーション想定でなければならない。
(3)「予告なし」の攻撃といえば、1941年12月8日に日本は「予告なし」に米国ハワイ真珠湾を戦闘機で急襲攻撃して、事実上の第2次世界大戦の開戦となった苦くもいたましい経験を持つ。
現在、北朝鮮が盛んに配信する自国内でのレトロな戦闘準備(威嚇)体制映像を見ていると、第2次世界大戦当時の日本国内の映像内容、様子とそっくりでまるで70数年前にタイムスリップ(time slip)しているかのような不思議な感情を憶える。
(4)日本もかっては軍事政権国家として今の北朝鮮のような「国情」であったことを思うと、現在の北朝鮮情勢への対策、対応にも考えることがあるのではないのか。
やはり北朝鮮に核兵器の所有を認める訳にはいかずに(どの国の所有にも反対すべきである)、一方国際社会からの孤立化で北朝鮮を一方的に追い込むばかりでは事態を最悪シナリオに向かわせるかっての「経験則」から、中国カードによる北朝鮮調整、調停外交、6か国協議での話し合い外交のテーブルに着かせる環境整備により多く工夫すべきだ。孤立化は北朝鮮にとってはそれだけで彼らの存在意味になるだけだ。
(5)とりあえず考えられるシミュレーションの準備は準備として、国民の生命、財産、権利保障を最優先(priority)にして集団的な戦争行為(集団的自衛権)に巻き込まれることのない、冷静な対応が必要だ。
日本は「北朝鮮」に戻ることなどもはやできない(japan has not a time slip to n.k)。日本国(憲法上)としてできることと、できないことははっきりしている。
日本政府は北朝鮮のミサイル発射に向けてのいくつかのシミュレーション(simulation)を想定して、日本が標的となれば自衛隊の防衛出動、米国(グアム基地)が標的となりこれに米軍が「反撃」した場合に日米安保、同盟関係から自衛隊が後方支援に回る可能性も考えられて、想定上は最悪シナリオとして朝鮮半島を巻き込んだ戦争状態もあり得る事態だ。
(2)現行憲法上は日本が直接攻撃された場合(個別的自衛権の行使)は別として、米国、米軍基地が攻撃されてこれに米軍が反撃した場合の後方支援、つまり対象となる集団的自衛権の行使には直接つながらない(行使できない)とするのが常識論だ。
防衛省の想定論から見れば、北朝鮮、朝鮮半島を取り巻く問題はすでに戦争状態という危険度だ。日本国民の生命、財産、権利を保障する政府としては最悪当然のシナリオを準備すべきなのはやむを得ないが、緊迫情勢にまかせての違憲、違法行為の逸脱行為はできない、冷静な分析、判断が必要だ。そのための事前の用意周到なシナリオ、シミュレーション想定でなければならない。
(3)「予告なし」の攻撃といえば、1941年12月8日に日本は「予告なし」に米国ハワイ真珠湾を戦闘機で急襲攻撃して、事実上の第2次世界大戦の開戦となった苦くもいたましい経験を持つ。
現在、北朝鮮が盛んに配信する自国内でのレトロな戦闘準備(威嚇)体制映像を見ていると、第2次世界大戦当時の日本国内の映像内容、様子とそっくりでまるで70数年前にタイムスリップ(time slip)しているかのような不思議な感情を憶える。
(4)日本もかっては軍事政権国家として今の北朝鮮のような「国情」であったことを思うと、現在の北朝鮮情勢への対策、対応にも考えることがあるのではないのか。
やはり北朝鮮に核兵器の所有を認める訳にはいかずに(どの国の所有にも反対すべきである)、一方国際社会からの孤立化で北朝鮮を一方的に追い込むばかりでは事態を最悪シナリオに向かわせるかっての「経験則」から、中国カードによる北朝鮮調整、調停外交、6か国協議での話し合い外交のテーブルに着かせる環境整備により多く工夫すべきだ。孤立化は北朝鮮にとってはそれだけで彼らの存在意味になるだけだ。
(5)とりあえず考えられるシミュレーションの準備は準備として、国民の生命、財産、権利保障を最優先(priority)にして集団的な戦争行為(集団的自衛権)に巻き込まれることのない、冷静な対応が必要だ。
日本は「北朝鮮」に戻ることなどもはやできない(japan has not a time slip to n.k)。日本国(憲法上)としてできることと、できないことははっきりしている。