いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

市民批判の一点主義。 one speck criticism of citizen

2021-02-13 20:05:29 | 日記
 (1)ところで東京五輪組織委会長にそれなりの人が就いて、それで健全化につながるのか。森前会長が披露した女性理事が多いと会議が長くなると言ったといわれる方がいる、名前はいわないがという委員はそのままいるのか、その時会議からは笑いが起きて異論も出なかった組織委はそのままでいいのか、本質問題が取り残されている。

 (2)菅首相が総裁選立候補を持ちかけたのは二階幹事長であり、二者会談で協力を求めその後の五派閥支持の大勢決着につながった密室政治はさておいて、当時森会長と後継指名の川淵評議員との密室会談は批判、非難されたという同じ根っこの問題だ。

 つまりは今回の森騒動が突きつめていけば日本政治、社会の古い時代の変革、改革に乗り遅れあるいは乗ろうとしない既得権益保護、独占、風土、歴史、社会、文化の問題に突き当たり、あたかも森問題ばかりがクローズアップされているがどこにもスネに傷のある日本主義の弊害だった。

 (3)日本も変わらなければならない機会だ。弊害を続けてきたのは強い保守思想を前面に一時は大胆な金融緩和策の経済効果だけで国民支持率も一定維持してきた安倍長期政権であり、その安倍的な色合い(森前会長は安倍氏と同じ派閥会派だった)の強い産物の森発言ひとりよがり騒動であり、SNS時代の瞬時の国民同方向批判行動となって押し寄せた現代トレンド現象(phenomenon)だ。

 (4)これは現代市民革命的ではあるが、一点主義でそうでなければ勢い、力はなくいたしかたのないところではあるが、幅広く問題を掘り下げて核心を突く余裕、度量に欠ける。女性差別発言をしたという委員を残したまま、笑いが起きて異論も出なかった組織委の体質は残したまま会長だけを差し替えても問題は済むのか、一点主義の市民批判の狭量、狭さだ。

 (5)これは民主主義でも自由主義でも言論主義、平等主義、公平主義、社会思想でもない。組織委後任会長選びは森前会長の密室性がまた批判を招いて、透明性の高い手順選択の必要性が言われ開催まで5か月余りとなってここで検討委員会を設けて選考するといわれるが、時間の余裕はなく全体会議の中で候補者、適任者を選ぶのも透明性はあり問題発言者は辞退してもらって前に進めることがせめても肝要だ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする