相棒シーズン12、第14話は同じ顔の男が2人。
顔のコンプレックスは本人にしか分からないもの。悦子にも自分の顔で嫌いな部分があるというのだから驚きですね。傍から見れば贅沢な悩みに見えても、本人にとっては深刻な場合でもあると。「親に似ている」というのも本来は何気ない会話ですが、則彦にしてみれば、言われるのはショックだったのかもしれません。似たくないけど似てしまう。それ故に母を怖がらせてしまう。だからどんな顔でも良いから変えて欲しかった。
そんな母への想いを踏みにじったのは、炭谷と白鳥の2人でした。特に炭谷は、ロックを解除したら確実に死体を見られることが分かっていながら行い、最初から殺すつもりでいたというのが卑劣極まりないと思います。おまけに自分のうっかりミスで折角開いたドアも閉まってしまいましたから、下手をするとまた別の人物がドアを開けるためだけに顔を変えさせられるという事態にも陥りかねなかったのでは。
そして、母への想いを知りながら、それでもなお好奇心には勝てずに実験台にしてしまった白鳥。そんな彼女に鏡を突きつける右京さんの仕草がカッコよかったです。患者は医師の玩具でも実験台でもない。ましてや人の人生を大きく捻じ曲げてしまった彼女に、人としての良心は感じられませんでした。
見た目はどんなに変えられても、その人の歪んだ心までは治せない・・・某無免許医の、とある屋敷の兄妹の話を思い出します。
人の見た目は変わっても、心までは変わらない。全くの別人になってしまった息子の顔を見る母の目には、彼が確かに息子の顔として見えていました。やり切れない気持ちのまま終わった今回でしたが、次回はどうなるのやら。
顔のコンプレックスは本人にしか分からないもの。悦子にも自分の顔で嫌いな部分があるというのだから驚きですね。傍から見れば贅沢な悩みに見えても、本人にとっては深刻な場合でもあると。「親に似ている」というのも本来は何気ない会話ですが、則彦にしてみれば、言われるのはショックだったのかもしれません。似たくないけど似てしまう。それ故に母を怖がらせてしまう。だからどんな顔でも良いから変えて欲しかった。
そんな母への想いを踏みにじったのは、炭谷と白鳥の2人でした。特に炭谷は、ロックを解除したら確実に死体を見られることが分かっていながら行い、最初から殺すつもりでいたというのが卑劣極まりないと思います。おまけに自分のうっかりミスで折角開いたドアも閉まってしまいましたから、下手をするとまた別の人物がドアを開けるためだけに顔を変えさせられるという事態にも陥りかねなかったのでは。
そして、母への想いを知りながら、それでもなお好奇心には勝てずに実験台にしてしまった白鳥。そんな彼女に鏡を突きつける右京さんの仕草がカッコよかったです。患者は医師の玩具でも実験台でもない。ましてや人の人生を大きく捻じ曲げてしまった彼女に、人としての良心は感じられませんでした。
見た目はどんなに変えられても、その人の歪んだ心までは治せない・・・某無免許医の、とある屋敷の兄妹の話を思い出します。
人の見た目は変わっても、心までは変わらない。全くの別人になってしまった息子の顔を見る母の目には、彼が確かに息子の顔として見えていました。やり切れない気持ちのまま終わった今回でしたが、次回はどうなるのやら。