相棒18 第17話「いびつな真珠の女」
「目撃しない女」として事件に巻き込まれ、特命係に救われた過去を持つ女性・新崎芽依が、東京でキッチンカーを再開した。冠城は「早く君に会いたい」と彼女にメールを送るも一向に返事が帰ってこないことを不安がっていた。
一方で伊丹たちは次々に女性を殺害し、その指を切り取る「指切り男」の事件を捜査していた。新たに犠牲者が出る中、冠城は連城弁護士の連絡を受け、「ブラックパールの女」遠峰小夜子の面会に訪れる。小夜子は「指切り男」に繋がると思しき人物の話を切り出し、そして芽依の行方不明についても事情を知っている素振りを見せ・・・
感想
新崎芽依については、シーズン16の第9話「目撃しない女」を見ましょう。
さて今回は久々に新崎芽依、そして「平成の毒婦」「ブラックパールの女」と評される遠峰小夜子が登場。一見何ら繋がりが無いように思える2人ですが、小夜子は一方的に芽依のことを、そして芽依が相貌失認であることを把握しており、それを悪用した性質の悪い「ゲーム」を仕掛けていたと・・・
それには小夜子はもちろんのこと、実行犯である「指切り男」のみならず、まだ他にも協力者がいる模様。協力者の疑いがかけられたのは連城弁護士ですが、彼以外にも潜んでいる可能性は大いにありうる。実際、手記が掲載された雑誌に広告を載せるような人々もいたくらいですからね。いつ、どこで、誰が小夜子の指示を受けて動いているか分からない恐怖が存在するため、冠城くんは芽依のすぐ側にいながらも会えない、彼女を守るためにも会ってはいけないという状況に陥ってしまうことに・・・
芽依は人の顔を覚えることが出来ず、今回も名札で相手のことを判断したり、冠城と同じく救助に駆け付けた右京さんの顔も、病室では覚えていない様子でした。しかし、今回冒頭でも流れたシーズン16第9話「目撃しない女」のラストシーンにおいては「私、きっとどこで会っても冠城さんのことわかると思います。周りに沢山人がいても、みんなと同じ服を着ていても。もし・・・何年も会えなくても」と冠城に告げており、事実、今回助けに現れた冠城くんのことを彼が名乗らなくても「冠城さん」だと認識していました。それだけ芽依にとっても大切な人物です。
再登場と知った時は「今後は芽依のキッチンカーが、花の里に代わる特命係の憩いの場になったりするのかなぁ」と考えたりもしましたが、現実はそう簡単な話ではなく・・・でもいつか再会して、幸せになって欲しいですね。
結果として今回の小夜子の仕掛けた「芽依さんを探せゲーム」は、特命係が無事芽依を発見したことで小夜子の負けに終わった・・・とも言い難いのがこれまた性質の悪いところですね。小夜子にしてみれば、芽依が殺されようと保護されようと、彼女を探して慌てふためいている、自分の出したヒントを頼りに動いている冠城たちを見るのが面白いんでしょうから。
冠城くん本人にその意思がなくても、小夜子の指示を受けて動く様や翻弄される様は、「洗脳」に近しいものがあったのでしょう。結果として小夜子の発言が救出のヒントにはなったものの、彼女ばかりでなく右京さんの活躍もあって無事芽依は救出され、冠城くんも危うい領域に踏み込まずに済んで何よりです。
今回で小夜子の「ゲーム」が終わりだとは思えず、いずれ決着をつけることになるんでしょうけども・・・出来れば早いうちに終わらせて欲しいですね。何というか、こう、不安しかないので(汗。
今回は小夜子の不気味さもそうでしたが、「指切り男」の描写もまた怖かったですね。「あれだけ怪しい雰囲気を醸し出していれば、まぁ犯人じゃないだろう」と思っていただけに猶更。包丁を構えていたのも「今仕込み中なんで、後にしてもらっても良いですか」的な発言に繋がるのかなーとのんきに考えていたので、あの展開には驚きしかありませんでした。あと冷蔵庫のシーン、不気味すぎますって・・・
そんなこんなでまた次回・・・って、何年ぶりですか、あなた。最後はいつの事件でしたでしょうか・・・
にしても、「きらきら星」って元は全く違う曲だったんですね・・・「音楽の授業で最初の頃に教わる曲」というイメージがあるので、誰でも気軽に歌える、演奏できる曲として作られたものだとばかり。
「目撃しない女」として事件に巻き込まれ、特命係に救われた過去を持つ女性・新崎芽依が、東京でキッチンカーを再開した。冠城は「早く君に会いたい」と彼女にメールを送るも一向に返事が帰ってこないことを不安がっていた。
一方で伊丹たちは次々に女性を殺害し、その指を切り取る「指切り男」の事件を捜査していた。新たに犠牲者が出る中、冠城は連城弁護士の連絡を受け、「ブラックパールの女」遠峰小夜子の面会に訪れる。小夜子は「指切り男」に繋がると思しき人物の話を切り出し、そして芽依の行方不明についても事情を知っている素振りを見せ・・・
感想
新崎芽依については、シーズン16の第9話「目撃しない女」を見ましょう。
さて今回は久々に新崎芽依、そして「平成の毒婦」「ブラックパールの女」と評される遠峰小夜子が登場。一見何ら繋がりが無いように思える2人ですが、小夜子は一方的に芽依のことを、そして芽依が相貌失認であることを把握しており、それを悪用した性質の悪い「ゲーム」を仕掛けていたと・・・
それには小夜子はもちろんのこと、実行犯である「指切り男」のみならず、まだ他にも協力者がいる模様。協力者の疑いがかけられたのは連城弁護士ですが、彼以外にも潜んでいる可能性は大いにありうる。実際、手記が掲載された雑誌に広告を載せるような人々もいたくらいですからね。いつ、どこで、誰が小夜子の指示を受けて動いているか分からない恐怖が存在するため、冠城くんは芽依のすぐ側にいながらも会えない、彼女を守るためにも会ってはいけないという状況に陥ってしまうことに・・・
芽依は人の顔を覚えることが出来ず、今回も名札で相手のことを判断したり、冠城と同じく救助に駆け付けた右京さんの顔も、病室では覚えていない様子でした。しかし、今回冒頭でも流れたシーズン16第9話「目撃しない女」のラストシーンにおいては「私、きっとどこで会っても冠城さんのことわかると思います。周りに沢山人がいても、みんなと同じ服を着ていても。もし・・・何年も会えなくても」と冠城に告げており、事実、今回助けに現れた冠城くんのことを彼が名乗らなくても「冠城さん」だと認識していました。それだけ芽依にとっても大切な人物です。
再登場と知った時は「今後は芽依のキッチンカーが、花の里に代わる特命係の憩いの場になったりするのかなぁ」と考えたりもしましたが、現実はそう簡単な話ではなく・・・でもいつか再会して、幸せになって欲しいですね。
結果として今回の小夜子の仕掛けた「芽依さんを探せゲーム」は、特命係が無事芽依を発見したことで小夜子の負けに終わった・・・とも言い難いのがこれまた性質の悪いところですね。小夜子にしてみれば、芽依が殺されようと保護されようと、彼女を探して慌てふためいている、自分の出したヒントを頼りに動いている冠城たちを見るのが面白いんでしょうから。
冠城くん本人にその意思がなくても、小夜子の指示を受けて動く様や翻弄される様は、「洗脳」に近しいものがあったのでしょう。結果として小夜子の発言が救出のヒントにはなったものの、彼女ばかりでなく右京さんの活躍もあって無事芽依は救出され、冠城くんも危うい領域に踏み込まずに済んで何よりです。
今回で小夜子の「ゲーム」が終わりだとは思えず、いずれ決着をつけることになるんでしょうけども・・・出来れば早いうちに終わらせて欲しいですね。何というか、こう、不安しかないので(汗。
今回は小夜子の不気味さもそうでしたが、「指切り男」の描写もまた怖かったですね。「あれだけ怪しい雰囲気を醸し出していれば、まぁ犯人じゃないだろう」と思っていただけに猶更。包丁を構えていたのも「今仕込み中なんで、後にしてもらっても良いですか」的な発言に繋がるのかなーとのんきに考えていたので、あの展開には驚きしかありませんでした。あと冷蔵庫のシーン、不気味すぎますって・・・
そんなこんなでまた次回・・・って、何年ぶりですか、あなた。最後はいつの事件でしたでしょうか・・・
にしても、「きらきら星」って元は全く違う曲だったんですね・・・「音楽の授業で最初の頃に教わる曲」というイメージがあるので、誰でも気軽に歌える、演奏できる曲として作られたものだとばかり。