仮面ライダー555 第43話
結花を救い出した木場だったが、警察を手にかけた以上ここには住めないと判断。結花を菊池家に託し、自らはオルフェノク対人間について話し合うべく、巧と共に村上社長の元へと向かう。オルフェノクが人間を襲うのは自衛手段だという村上社長に対し、巧は「俺たちだって同じ人間じゃねぇか」と言うが・・・
一方結花は、これまでメールでのやり取りを続けてきた相手が啓太郎だと気づき・・・
感想
今回は巧が草加と三原に攻撃されていたクラブオルフェノクを逃がしたところからスタート。巧は変身を解いて戦う意志が無いことを示し、三原もまた巧に事情があるのではと手を出さず、変身を解いて草加と巧の間に立ってくれました。震えながらも草加の前に立ちはだかる三原がカッコよかったですね。
草加も変身こそ解除してくれましたが、怒りが収まったわけではなく。「ベルトを持っている以上オルフェノクを倒さなければならない」「いずれ世界は真っ二つに分かれて、人間対オルフェノクの戦いが始まる。その時どっちにつくのか考えておいた方が良い」と2人に忠告。言っていること自体は間違ってないんですよね、草加。人間とオルフェノク、どちらの側につくのかはっきりさせておかないと、両方からの信用を得られず、疎まれ、襲われる対象になってしまいかねないわけですから。
その後結花を菊池家で預かることになった時も、草加は結花や木場がオルフェノクであることは口にせず、啓太郎たちへ警告するに留めていました。真実を口にしないあたり、言ったところで信じてもらえない、何故黙っていたのかと問い詰められるのも避けたい、といった想いがあったんですかね。
草加は時々暴走しがちなところもありますが、気を遣うところもあるし、人間側に着く、オルフェノクを倒すという意志を明確にしている点においては頼りになる存在なんですよね・・・それがまた厄介さに拍車をかけている気がしなくもないですが(苦笑。
一方のオルフェノク側。村上社長と木場、巧の話し合いの場が設けられることに。オルフェノクが人間を襲うことを自衛手段だと語る村上社長でしたが、巧の「同じ人間」という言葉にいつになく動揺した雰囲気を醸し出していました。かつては同じ想いを抱いていたとのことなので、人間とオルフェノクの共存を願った、あるいはオルフェノクとして蘇ってから元通りに暮らそうとしたら迫害を受けた経験があるのでしょうか。
この会談の後、警察と取引をしている様が描かれており、相変わらず信用ならない一面もありますが、巧と木場に対して「これから、あなた方が受ける迫害を想うと・・・」と身を案じていたのは本心だったように思えます。
「人間を襲わないオルフェノク」を良しとしない姿勢は、既に人間と自分たちオルフェノクを「同じ人間」として見てはいないことがうかがえます。このあたり、草加の「どちらの側につくかはっきりさせる」という考えにも通じるところがあると思います。オルフェノクになった後も人間として暮らしていると、いつか迫害を受けるかもしれない。そうなった際に人間を襲うことを拒んでいては、いつか自分が命を落とすことになる。
だからこそ、自分が人間とは違うオルフェノクであることを自覚し、自衛手段を備えておくことが重要だと・・・村上社長は過去の経験から彼なりに同類であるオルフェノクの安否を気遣っているのかなと考えてしまいました。いや、だからといって人間を襲うことが許されるわけではないのですが。
そして遂に啓太郎と結花は、お互いが長い間メールのやり取りをしていた相手だと気づくことに。しかしきっかけがまさか、啓太郎によるメール本文音読だとは思いもしませんでした(苦笑。
真実を知ってしまった結花は菊池家を飛び出し、一人ベンチで木に引っかかっている赤い風船に自分を重ねていました。天にも昇れず(普通に死ぬこともできず)、地にも戻れない(普通の人間としても暮らせない)。加えて木(オルフェノク)が邪魔でどこへともなく飛んでいけない(夢を追いかけられない)・・・「木に引っかかった風船」には、そんな意味があるのではと感じました。
冴子の登場により、啓太郎を守るべくクレインオルフェノクとしての力を振るわざるを得なかった結花。背を向ける彼女を抱きしめる啓太郎がカッコよすぎる・・・!そっと優しくではなく、力強く抱きしめるあたり「離さない」という強い意志を感じます。しかもこの抱きしめたシーンで、無音のまま次回に続くという素敵な演出・・・!啓太郎の優しさが光る回でもありましたね・・・まぁ、一緒にお風呂入ろうとか言ってたのはさておいて(汗。
そんなこんなでまた次回。バットオルフェノクに撃たれた刑事を見て、人間に戻った木場さんの取る行動とは・・・
結花を救い出した木場だったが、警察を手にかけた以上ここには住めないと判断。結花を菊池家に託し、自らはオルフェノク対人間について話し合うべく、巧と共に村上社長の元へと向かう。オルフェノクが人間を襲うのは自衛手段だという村上社長に対し、巧は「俺たちだって同じ人間じゃねぇか」と言うが・・・
一方結花は、これまでメールでのやり取りを続けてきた相手が啓太郎だと気づき・・・
感想
今回は巧が草加と三原に攻撃されていたクラブオルフェノクを逃がしたところからスタート。巧は変身を解いて戦う意志が無いことを示し、三原もまた巧に事情があるのではと手を出さず、変身を解いて草加と巧の間に立ってくれました。震えながらも草加の前に立ちはだかる三原がカッコよかったですね。
草加も変身こそ解除してくれましたが、怒りが収まったわけではなく。「ベルトを持っている以上オルフェノクを倒さなければならない」「いずれ世界は真っ二つに分かれて、人間対オルフェノクの戦いが始まる。その時どっちにつくのか考えておいた方が良い」と2人に忠告。言っていること自体は間違ってないんですよね、草加。人間とオルフェノク、どちらの側につくのかはっきりさせておかないと、両方からの信用を得られず、疎まれ、襲われる対象になってしまいかねないわけですから。
その後結花を菊池家で預かることになった時も、草加は結花や木場がオルフェノクであることは口にせず、啓太郎たちへ警告するに留めていました。真実を口にしないあたり、言ったところで信じてもらえない、何故黙っていたのかと問い詰められるのも避けたい、といった想いがあったんですかね。
草加は時々暴走しがちなところもありますが、気を遣うところもあるし、人間側に着く、オルフェノクを倒すという意志を明確にしている点においては頼りになる存在なんですよね・・・それがまた厄介さに拍車をかけている気がしなくもないですが(苦笑。
一方のオルフェノク側。村上社長と木場、巧の話し合いの場が設けられることに。オルフェノクが人間を襲うことを自衛手段だと語る村上社長でしたが、巧の「同じ人間」という言葉にいつになく動揺した雰囲気を醸し出していました。かつては同じ想いを抱いていたとのことなので、人間とオルフェノクの共存を願った、あるいはオルフェノクとして蘇ってから元通りに暮らそうとしたら迫害を受けた経験があるのでしょうか。
この会談の後、警察と取引をしている様が描かれており、相変わらず信用ならない一面もありますが、巧と木場に対して「これから、あなた方が受ける迫害を想うと・・・」と身を案じていたのは本心だったように思えます。
「人間を襲わないオルフェノク」を良しとしない姿勢は、既に人間と自分たちオルフェノクを「同じ人間」として見てはいないことがうかがえます。このあたり、草加の「どちらの側につくかはっきりさせる」という考えにも通じるところがあると思います。オルフェノクになった後も人間として暮らしていると、いつか迫害を受けるかもしれない。そうなった際に人間を襲うことを拒んでいては、いつか自分が命を落とすことになる。
だからこそ、自分が人間とは違うオルフェノクであることを自覚し、自衛手段を備えておくことが重要だと・・・村上社長は過去の経験から彼なりに同類であるオルフェノクの安否を気遣っているのかなと考えてしまいました。いや、だからといって人間を襲うことが許されるわけではないのですが。
そして遂に啓太郎と結花は、お互いが長い間メールのやり取りをしていた相手だと気づくことに。しかしきっかけがまさか、啓太郎によるメール本文音読だとは思いもしませんでした(苦笑。
真実を知ってしまった結花は菊池家を飛び出し、一人ベンチで木に引っかかっている赤い風船に自分を重ねていました。天にも昇れず(普通に死ぬこともできず)、地にも戻れない(普通の人間としても暮らせない)。加えて木(オルフェノク)が邪魔でどこへともなく飛んでいけない(夢を追いかけられない)・・・「木に引っかかった風船」には、そんな意味があるのではと感じました。
冴子の登場により、啓太郎を守るべくクレインオルフェノクとしての力を振るわざるを得なかった結花。背を向ける彼女を抱きしめる啓太郎がカッコよすぎる・・・!そっと優しくではなく、力強く抱きしめるあたり「離さない」という強い意志を感じます。しかもこの抱きしめたシーンで、無音のまま次回に続くという素敵な演出・・・!啓太郎の優しさが光る回でもありましたね・・・まぁ、一緒にお風呂入ろうとか言ってたのはさておいて(汗。
そんなこんなでまた次回。バットオルフェノクに撃たれた刑事を見て、人間に戻った木場さんの取る行動とは・・・