ウルトラマン80 第33話「少年が作ってしまった怪獣」
今回からOP映像が影絵から実写に差し替えられました。実写でウルトラマンの姿が無いOPというのも珍しいような。
さて今回はサブタイトルどおり、少年が作ってしまった怪獣こと工作怪獣ガゼラが出現。この如何にも「子供が工作しました」感あふれる怪獣を作るのって凄いなぁ…と。ガゼラの設定を両親たちに話す建一少年のシーンも良いですよね…本来は「手術を控えた子供が精いっぱい明るく振舞っている様子に健気さを感じるシーン」だとは思いますが、それと同時に「自分であれこれ設定を考えながら物を作る楽しさ」が伝わってくるシーンでもありました。どこがどういう機能を果たすとか考えるの、楽しいよね…(ブロックでロボットを作った過去を思いだしつつ)
しかしその設定が悪用されてしまい、本物の怪獣となってしまったガゼラはUGMと80相手に大暴れ。物理攻撃はおろかサクシウム光線すら吸収してしまう様には、どことなく「ウルトラマンマックス」のイフに通じるものを感じました。ガゼラも建一の「イフ」、もしもガゼラがUGMや80と戦ったらどうなるかという想像力を糧にしていたわけですから。
また、ガゼラに宿っていた火の玉のようなものは、当初手術を怖がる建一少年が飛ばしているものだと思ってましたが、その正体は「倒された怪獣の魂」とのこと。成仏できずにさまよっていた怪獣の魂が、ガゼラを新たな体として蘇ったと…後に80には心霊怪獣ゴースドンが登場しますが、本で読む限りではゴースドンも似たような存在っぽいですが、それは見てのお楽しみにしておきます。
手術を恐れる建一に対して、猛は「自分も怪獣が怖い」と告げたうえで「怖いものに向かっていく勇気」の大事さを説いていました。これは建一を励ますためだけの言葉ではなく、猛の、80の本心ではないかと感じました。
一体一体、多種多様な攻撃方法を有して暴れまわる凶暴な怪獣や宇宙人を相手に恐怖を抱かないはずもなく。しかし、恐怖しているからこそ相手を注意深く観察し、攻略の手立てを見つけるきっかけにも繋がるでしょう。初見の相手をはなから全く恐れず、むやみやたらに突っ込んで負けてしまってもおかしくありません。仮に勝てたとしても、それが油断や慢心に繋がって、いつか取り返しのつかないことになりかねないと思います。
加えて80が地球上で戦える時間は限られており、その時間内に怪獣を倒さなければならないというプレッシャーも日々感じているはず。だからこそ、すぐさま80に変身するのではなく、人間として戦って相手の様子を見て、ギリギリまで頑張ったところで80に変身して勝機を見出しているのかなーとも感じました。
そんなこんなでまた次回。しかし、「猛はやはりウルトラマン80に変身した!」ってナレーション、一体何が「やはり」だったんだろうか…
今回からOP映像が影絵から実写に差し替えられました。実写でウルトラマンの姿が無いOPというのも珍しいような。
さて今回はサブタイトルどおり、少年が作ってしまった怪獣こと工作怪獣ガゼラが出現。この如何にも「子供が工作しました」感あふれる怪獣を作るのって凄いなぁ…と。ガゼラの設定を両親たちに話す建一少年のシーンも良いですよね…本来は「手術を控えた子供が精いっぱい明るく振舞っている様子に健気さを感じるシーン」だとは思いますが、それと同時に「自分であれこれ設定を考えながら物を作る楽しさ」が伝わってくるシーンでもありました。どこがどういう機能を果たすとか考えるの、楽しいよね…(ブロックでロボットを作った過去を思いだしつつ)
しかしその設定が悪用されてしまい、本物の怪獣となってしまったガゼラはUGMと80相手に大暴れ。物理攻撃はおろかサクシウム光線すら吸収してしまう様には、どことなく「ウルトラマンマックス」のイフに通じるものを感じました。ガゼラも建一の「イフ」、もしもガゼラがUGMや80と戦ったらどうなるかという想像力を糧にしていたわけですから。
また、ガゼラに宿っていた火の玉のようなものは、当初手術を怖がる建一少年が飛ばしているものだと思ってましたが、その正体は「倒された怪獣の魂」とのこと。成仏できずにさまよっていた怪獣の魂が、ガゼラを新たな体として蘇ったと…後に80には心霊怪獣ゴースドンが登場しますが、本で読む限りではゴースドンも似たような存在っぽいですが、それは見てのお楽しみにしておきます。
手術を恐れる建一に対して、猛は「自分も怪獣が怖い」と告げたうえで「怖いものに向かっていく勇気」の大事さを説いていました。これは建一を励ますためだけの言葉ではなく、猛の、80の本心ではないかと感じました。
一体一体、多種多様な攻撃方法を有して暴れまわる凶暴な怪獣や宇宙人を相手に恐怖を抱かないはずもなく。しかし、恐怖しているからこそ相手を注意深く観察し、攻略の手立てを見つけるきっかけにも繋がるでしょう。初見の相手をはなから全く恐れず、むやみやたらに突っ込んで負けてしまってもおかしくありません。仮に勝てたとしても、それが油断や慢心に繋がって、いつか取り返しのつかないことになりかねないと思います。
加えて80が地球上で戦える時間は限られており、その時間内に怪獣を倒さなければならないというプレッシャーも日々感じているはず。だからこそ、すぐさま80に変身するのではなく、人間として戦って相手の様子を見て、ギリギリまで頑張ったところで80に変身して勝機を見出しているのかなーとも感じました。
そんなこんなでまた次回。しかし、「猛はやはりウルトラマン80に変身した!」ってナレーション、一体何が「やはり」だったんだろうか…