ひびレビ

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相棒19 第6話「三文芝居」

2020-11-19 08:09:29 | 相棒シリーズ
相棒19 第6話「三文芝居」

 今回は元舞台役者の松野が雨の夜に殺人事件を目撃したところからスタート。あまりにも演技めいた感じが漂っていたため、最初から怪しいと感じていましたが、事件の結末を知ってから見直すと、これもまた彼の演技力のなせる業だったと感じます。
 当初の証言が嘘だとバレた際にも、詰まることなくスラスラとにわかには信じがたい話を口から発する松野。松野にしてみれば、彼のいる場所全てが舞台だったのでしょう。「演技バカ」と評された彼でなければどこかでボロが出ていたでしょうね。

 徹頭徹尾演技を続けていた松野でしたが、右京さんとシェイクスピアについて話している時は心底楽しそうでした。あれこそが舞台を愛する役者・松野の本当の顔だったのかもしれません。舞台を、演技を愛しすぎたが故にあらぬ道を選んでしまい、そして何人もの人間の人生を狂わせる悲劇を生み出してしまった…
 サブタイトルの「三文芝居」は「元々は松野が撒いた種なのだから、松野が責任を取るのは当然であり、感動できる話では無い」と評しているようにも思えます。あるいは、「演技だと見破れられることを前提とした演技」を指しての「三文芝居」なのかなと。演技自体は見破れても、真相にたどり着くためには右京さんの「細かいことが気になる」悪い癖が無かったら、真相にたどり着くのにもう少し時間がかかっていたかもしれませんね。
 そんな松野の「三文芝居」であっても救われる人物がいるのも事実。松野はこれ以上傷つけないためにも、演技を貫き通すのかな…

 それにしても今回の被害者は割とヤベーやつでしたね(汗。特に殺される直前の言動は、犯人との関係性を考えると正気の沙汰とは思えませんでした…正社員に登用されることを羨ましがっていましたが、そりゃあんな性格してたらとてもじゃないけど正社員にはねぇ…

 
 で、今回の出雲について。割と働いてはいるものの、まだ「芹沢で良いんじゃね」感は拭えないなーと。あと、別に取調室で笑顔でいろとは言いませんが、そこまで眉間にしわ寄せて容疑者睨まんでも…と思ってしまいました。感情が出やすいというか、何というか。腕を組んだり腰に手を当てたりと、やや相手を威圧する感じも漂っていますが、彼女は一体どういうキャラになるのやら…
 
 そんなこんなで次回はブラックパールの女がまたまた登場。彼女に関しては決着がつく気がしない…というか、これ以上決着のしようが無くてモヤモヤする…
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