相棒19 第4話「藪の外」

相棒19　第4話「藪の外」

　今回は小出茉梨から、彼女の知人を救って欲しいとの依頼が特命係に入りました。相棒18の最終回で彼女のお店に通うことになった際も「事件に関わりやすそうな人」という印象を受けましたが、それが今回現実になることに。
　たまきさんや幸子さんは巻き込まれる側だったり、右京さんたちに相談事をするにしても包み隠さず話す人たちでした。一方今回の茉梨の依頼は、噂に聞く特命係はどれほどのものなのか、自分の目で確かめようとしている雰囲気を感じました。元奥さんのたまきさん、三度の事件を通じて女将になった幸子さんと比べるとまだ知り合って日も浅いですし、茉梨もどこまで本心を明かしていいものか推し量っていたのでしょうね。

　そんな彼女の望みどおりに事件を解決し、一つの誤解を解いた特命係。思わぬ形で出会い、そして再会を果たした2人の男女の行く末が描かれた話でした。「蚊帳の外」というのはよく聞きますが「藪の外」というのは聞かない言葉ですね。「藪」というと「藪蛇」という言葉も連想します。
　今回の事件は、藪の中から思わぬ宝物を掘り当てることもあれば、蛇が出てくることもあり、その蛇が犯人、噛まれたのが被害者…という感じかなーと。

　そして今回の出雲はお留守番ではなく、伊丹と芹沢についてきたり、特命係にやってきて青木と絡んだりしていました。「三浦さんがいた頃の芹沢」ポジションのような気がしますが、あの頃の芹沢と比べるとやや弱いような気がしないでもなく…まぁまだ4話ですしね…

　そんなこんなでまた次回。しかし、何というか、安定しすぎている気がしないでもない。いや、だからといって毎回「ボーダーライン」とか「ダークナイト」みたいな話をやれというわけではないです（汗。