ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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王様戦隊キングオージャー 第11話「怪奇!クモ仮面の男」

2023-05-14 14:14:13 | 王様戦隊キングオージャー
王様戦隊キングオージャー 第11話「怪奇!クモ仮面の男」
 
 今回ヒメノの髪色が変わっていましたが、個人的にはこっちの方が好きかもしれない……

 さてカグラギの進言によりギラの葬儀が執り行われることに。しかしそれはヤンマ総長たちの策略の一部。葬儀でギラがレジェンドキングオージャーを召喚すれば、ラクレス失脚間違いなし!という筋書き。ギラ復活の演出について、ギラ、ヤンマ、ヒメノがそれぞれの意見を出し合うの、仲良さげで微笑ましかったですね。特にギラと揃ってロボットダンスをするヤンマ総長が気に入ってます(笑。
 リタが同席していたのはどの案が良いかを決めるため……ではなく、決闘裁判を見届けた国際裁判長としてギラの死体が見つかったと報告してもらうため。当初拒んでいたリタですが「物語はウソ。けれど美しい物語は人を幸せにする」と、「もっふんといっしょ」を引き合いに出された結果ヒメノに懐柔されることに。激しく同意するリタが相変わらずの面白さですね(笑。


 しかしいざ葬儀が始まると、ギラの棺桶はバグナラクとも繋がりのある謎の蜘蛛仮面に奪われてしまうことに。ここでラクレスが蜘蛛仮面を追うように指示したのは、ギラの遺体に奇跡の力が宿っているからではなく、ギラが生きているという確信があったからではないかと。蜘蛛仮面についても知っていそうな風にも見えましたし、本当に彼はどこまで事情通なんでしょうね?

 その蜘蛛仮面は人間の大便は臭いが体の調子を教えてくれることを例に挙げたうえで、バグナラクは本当に人類の敵かと問いかけていました。この言葉の真意は現状不明ですが、バグナラクは赤潮のようにチキューの健康状態を図る自然現象的な存在とでも言いたいのか、はたまた人類が互いに争わず手を取るために必要な悪だと考えているのでしょうか?
 あるいは、バグナラクは地下を統べるチキュー第6の王国であり、地球内部の変化については彼らが一番詳しいために、悪と決めつけて排除してはいけない……とか?もしかするとバグナラクも元は同じ人間だったのかな。
 

 そんな時に現れたのはナガバジーム。大したことの無い相手かと思いきや、思わぬ能力でレジェンドキングオージャーが撃破されてしまうことに。特殊な敵だったとはいえ、登場した次の週で撃破されることになろうとは……
 更に三大守護神もバグナラクの手に落ちてしまい、このままだと三大守護神を元にしたバグナラクの戦力が誕生してしまうのか!?カブト・サソリ・バッタのキメラ合体もそれはそれで見てみたい!とテンションが上がっていたのですが……正直ゴローグの方が存在感あるなーと思っていただけに、最近ようやく存在感を出しつつあるのが嬉しかったのですが、出番があったらあったで良いとこどりされてしまうデズナラクが可愛そうに思えてきました。もしかするとこの点を指して、バグナラクは本当に人類の敵かと問いかけてきたのでしょうか(苦笑。


 「美しい物語は人を幸せにする」「物語には人に夢を見させる力があるから必要」と語るヒメノとギラとは対照的に「御伽話ってのは子供を眠らせるためにある」と、物語を誰かを寝かしつける、意のままに操るために使った蜘蛛仮面。その正体は時代遅れの語り部ことジェラミー・ブラシエリ!これまでOPで「これは平和を守る王たちの物語。そして王になる男の物語である」などと語ってきた人物が、まさかの追加戦士であり「王になる男」の正体でした。てっきりギラのことだとばかり思っていましたが、ギラを王だと認めたうえで、自分のことを語っていたとはなぁ……確かに世界がひっくり返されました。


 状況からすると、ジェラミーは三大守護神の力によってその力を封じられていたっぽいですね。で、それを解放するためにバグナラクに夢を見させる手段を取ったと。ギラたちではなく主にバグナラクを利用したのは、三大守護神と会話できるギラならば、ジェラミーがどんな人物かを把握されてしまい、大人しくシュゴッドソウルを手に入れることが難しいと感じたからでしょうか。
 果たしてジェラミーとは何者か。気になるところでまた次回。しかし武装カッコいいっすね……
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仮面ライダーギーツ 第35話「慕情Ⅲ:姉の願い 弟の願い」

2023-05-14 13:12:07 | 仮面ライダーギーツ
仮面ライダーギーツ 第35話「慕情Ⅲ:姉の願い 弟の願い」

 デザイアロワイヤルにて課せられたミッションはIDコア集め。最も多くのIDコアを集めた者には、他のライダーを一人脱落させる権限が与えられるとのこと。てっきりこの特典を利用して大智が退場させられるのかな?と思いましたが、実際には道長による粛清でした。
 これまで散々周囲を欺いてきた大智。今回も祢音らに疑われつつも協力するフリをしていましたが、実際にはデザスターの時の恨みを晴らそうとしていました。自身の欲望や復讐を果たそうとするためならば手段は選ばない。どこまでも貪欲な彼を「舌切り雀」になぞらえたのは面白かったですね。ゾンビブレイカーのチャージからトドメの一撃に至るまでの流れはカッコよかったです。

 ただ、それ以外は割と地味な感じの回でしたね。サブタイトルにあるように、沙羅と景和の姉弟ピックアップされるのかと思いきや、実際は英寿と道長の関係性の変化、大智の退場が主な要素だったかと。
 景和が一番多くのIDコアを集めて、これ以上沙羅を傷つけさせないために敢えて彼女を脱落させるとか、そんな流れならこのサブタイトルにも納得なのですが。実際には姉を誤魔化すためにサポーターのフリをする……と、この状況にはあまりそぐわないコミカルさには若干笑ったものの、違和感がなくもなく。

 そんなこんなでニラムと久方ぶりのウィン=パンクジャックが復活したところで、また次回。
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ひろがるスカイ!プリキュア 第15話「超巨大ランボーグ大爆発!?守れスカイランド!」

2023-05-14 12:30:48 | ひらがるスカイ!プリキュア
ひろがるスカイ!プリキュア 第15話「超巨大ランボーグ大爆発!?守れスカイランド!」

 父がシド、母がレミ、娘がソラってことは、弟はファくんですかね?

 さてランボーグ退治に辺境の地での人助け。青の護衛隊の任務は多岐に渡り、多忙な日々を過ごすソラちゃん。一方でツバサくんもエルちゃんのお世話をしつつ両親と再会。3人がスカイランドでの新たな日々を始める中、ましろはソラシド市に帰ろうとしていました。
 が、その矢先に超巨大ランボーグが出現。バッタモンダー曰く、青の護衛隊でもランボーグを倒すこと自体は出来てもアンダーグエナジーの浄化はプリキュアにしか出来ないため、結果そのエナジーがスカイランド上空に蓄積されていたとのこと。プリキュアといえば敵を倒すのではなく浄化するということについては「プリキュアってそういう作品だから」と深く考えていませんでしたが、プリキュアでなければならない理由、浄化する意味をはっきりとさせる展開、良いですね。

 超巨大ランボーグ相手に様子見は不要と言わんばかりに、初手「アップドラフト・シャイニング」を放つ二人。
 「あー。初手浄化技は失敗するって。BGMも不穏だし。こりゃ新浄化技誕生かな?」と思っていたら……すいませんでしたー!まさか絶対に破られると思っていた浄化技を、シャララ隊長の決死の援護と託された思いを胸に、体勢を立て直して成功に持ち込むとは……ある意味で「お約束」的な展開を見事にぶち破るのもヒーローなのでしょう。ソラちゃん、ましろの両名の死力を振り絞っている声がたまらなくカッコよかったです。

 
 しかし超巨大ランボーグに全力を注いだ結果、二人は倒れ伏してしまい、ツバサくんも先の偵察で傷を負った身。シャララ隊長はアンダーグエナジーに飲み込まれて行方不明。王様たちもエナジーによって深い眠りにつかされてしまい、エルちゃんは全くの無防備。
 この絶体絶命の危機に、遂にエルちゃんが……!泣いている子供に助けを求められたら、駆けつけるのもヒーローの役目!この時のソラちゃんは天井のガラスを突き破ってきていますが、プリキュアでこういう描写は珍しいように思えます。敵の攻撃により何かしらを破壊することがありますが、自ら建物を壊すのはあまり見たことが無いですね。

 バッタモンダーは動くのがやっとといった感じのソラちゃんを見て「こいつになら勝てる」といった余裕の笑みを一瞬浮かべますが、ソラちゃんは「動くな!そこからエルちゃんに1ミリでも近づいたら、絶対に許さない!」と、かつてない気迫でバッタモンダーを圧倒。
 この時、ソラちゃんの表情は一切映されません。ここら辺が少々気がかりですね。散々邪魔をされたカバトンですら救おうとしたソラちゃんですが、バッタモンダーに対してはかつてないほどに怒りを顕わにしていたように思えます。誰かを守るための力が、誰かを傷つける力にもなりかねない。そんな不安がよぎりました。
 怒りと気迫に満ちた声、満身創痍ながらも強く握りしめる拳、靴の裏でガラスが砕ける音……ソラちゃんの表情は見えずとも、彼女がどれだけエルちゃんを大切に想っているかが伝わる、非常に印象的なシーンでした。
 

 超巨大ランボーグとバッタモンダーは追い払ったものの、王様と王妃は呪いで眠ったままで、シャララ隊長は行方不明。解呪はカバトンが協力してくれそうな気がしますが、シャララ隊長は……再会した時は敵同士になってそうですね。
 ともあれ、一同は呪いを解く方法を探るべく、ヨヨさんを頼って再びソラシド市へ帰ることに。みんな一緒にいなければならない理由、プリキュアの力がランボーグ浄化に必要不可欠と、ちゃんと帰る理由づけもなされていたのが好印象です。


 そんな今回のプリキュアは「ハピネスチャージプリキュア!」よりキュアラブリー!同作のOPでは「この胸に愛がある限り、このキュアラブリーは無敵なんだから!」というセリフが入りますから、まさに「ハート型のスカイジュエルのペンダント」を身につけ、「プリキュアは無敵」であるといってエルちゃんを安心させた今回に相応しいプリキュアですね。

 

 次回は「えるたろう一座の鬼退治」……帰ってきて一発目がコレ!?と思いましたが、まぁいきなり目の前で両親倒れたら不安にもなるわなぁ……と。
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