ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP 第4話(最終回)「想いはひとつ」
あの状態のアドマイヤベガを如何にして番組出演させたのか?ウイニングライブのレッスンをしていたのか?……深く考えてはいけない。
さて今回描かれたのはクラシック三冠最後を飾る菊花賞。大舞台を前にこれまでと違った走りを求められていたナリタトップロードの前に現れたのは他ならぬテイエムオペラオー。
ここでトップロードから迷ったり、力及ばず悔しい時が無いかという問いかけに「あるはずが無いだろう?何故なら僕の前には、果てなく伸びる覇王への道がある。ならば当然、行くしかないさ……!」と返すオペラオー。以前皐月賞を前にした彼女は眠れぬ夜を過ごしたこともありました。それでも「あるはずが無い」「行くしかない」と言ってのけるこの胆力。覇王を目指す者として迷っている時間も、悔やんでいる時間も無いという確固たる決意が感じられる、凄く好きな言葉です。
そして極めつけには「君には行くべき道が見えていないのかな?トップロードさん」ですよ!「トップロード」に対して「行くべき道」を問うこの言葉!こんなんもうカッコよすぎて好きになるしかないって……
そんな皐月賞バと未来の菊花賞バの語らいの側を、アグネスタキオンとマンハッタンカフェと思しきウマ娘が通り過ぎる場面がありました。彼女らもまた同世代であり、それぞれ皐月賞、菊花賞の栄冠を勝ち取るウマ娘ですから、そこを意識しての登場でしょうね。
また菊花賞では、同じく菊花賞バであるライスシャワーがレースの展開を予想する様も描かれていたのも印象的です。
さて、オペラオーに触発されたトップロードはアドマイヤベガに改めてライバル宣言。一度手を振りほどかれても、必要ないと言われても「だったら、必要だって思わせてみせます。菊花賞で」と力強く告げて去っていくトップロード。
残されたアヤベさんを左右の外灯に照らし、地面に落ちた影は二つ。それはアドマイヤベガとしてライバルとのレースを楽しむか、姉として妹に全てを捧げるか……迷うアヤベさんの心境を表しているように見えました。
そして菊花賞で彼女の心境は「負けられない」という妹を意識した思いから、「追いつきたい」「まだ走りたい」という自分のためへと想いは変化していきました。そんな彼女がレース中に垣間見たのは……ここら辺の演出はグッとくるものがある一方で、もう少しトップロードメインでも良いんじゃないかな?……と思っていたところへ、あの気迫で一気に取り戻すの、本当にズルいなぁ!
菊花賞の栄冠を勝ち取ったのは、最後の最後まで自分の走りを貫いたナリタトップロード。最後にはテイエムオペラオーと共にラピッドビルダー?も凄まじい気迫を見せてくれました。史実ではトップロードが3.07.6で、続くオペラオーが首差で07.7、ラスカルスズカもこれまた首差07.7と僅差の戦いを繰り広げていましたから、三強に含まれてはいなかったものの、三着のウマ娘も大事に扱われていたのが嬉しいです。
決着後に両手を左手を掲げるトップロードも史実の再現。史実でも「手が上がりましたナリタトップロード!」と実況されていましたが、ウマ娘ではまさしく「ナリタトップロード自身の手が上がった」演出になるのが熱い!
そして最後のウイニングライブ、もといアンコールでは三強揃った楽曲がお披露目!菊花賞でアヤベさんは6着ですから「ウイニングライブ」ではなく「アンコール」での特別出演といった感じでしょうね。3着となったウマ娘にも配慮が行き届いた演出が本当に素晴らしい……
個人的にはサビでそれぞれの顔がアップになるシーンがお気に入りです。ウインクすらカッコいいオペラオー、笑顔が可愛いトップロード、ちょっと照れくさそうなアヤベさん……三者三様の表情が間近で見られるのは、2期ラストのウイニングライブを彷彿とさせます。
そしてそして、締めはやっぱり「うまぴょい伝説」!これが無いとウマ娘のアニメ終わったー!って感じがしませんからね。本当、何でこんなわけわからん歌詞(誉め言葉)なのに、締めに相応しい曲なんだろう……
と、いうことで「ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP」はこれにて完走。全4話ながらも非常に濃密で楽しい時間を過ごさせていただきました。回想等を極力抑えて史実のレース時間に近づけた皐月賞、トップロードの泣き顔が心に突き刺さった日本ダービー、そして決意の菊花賞。どのレースも何度でも見たくなるくらい素晴らしいものでした。
終盤の見所のひとつであるアヤベさんの心境の変化については、同室であるカレンチャンが鍵を握るのかなーとも思っていましたが、実際にはトップロードが彼女を照らすことで解決へ導くこととなりました。カレンチャン推しとしてはもっと活躍して欲しい!とも思いつつ、これが三強のアニメである以上、カレンチャンを目立たせすぎるわけにもいかないというのも理解出来ます。まぁパジャマ姿や夏服、ヒロイン感マシマシのカレンチャンが見られたので大満足なのですが(笑。
正直なところ、このアニメが放送されるまでナリタトップロードがどんなウマ娘なのか、詳しく知ろうとしたことはありませんでした。ゲームでサポカは実装されているとはいえ使ったことが無いので育成イベントがどんなものかも知らず……オペラオーに関しても育成こそしていましたし、正月イベントでのとある一言や家族想いな一面が気に入ってはいたものの、特別好きかと言われるとそうでもなく……
しかしふたを開けてみれば、ナリタトップロードは負けてもひたすらに前を向き、頂点への道を目指して走り続けるカッコよく、応援したくなるウマ娘だと気づかされました。第4話で冷たいドリンクを顔に当てられてビックリした様や、オペラオーにお尻を叩かれて顔を真っ赤にしたりむくれたりする様も何とも可愛らしく、一気に育成したいウマ娘にまで評価が上がりました。恐らく次のガチャ更新で実装でしょう……これで「菊花賞に合わせての実装です!」ってのはさすがに……ねぇ?
オペラオーもいつも舞台の上に立っているかのように余裕の表情を崩さないウマ娘かと思いきや、胸の中に抱く不安を感じさせないほどに熱い想いを常に発揮しているウマ娘であり、その輝きで本作を照らし続けてくれました。
菊花賞前にトップロードをリラックスさせたように、シリアスムード多めな本作における清涼剤である一方、菊花賞ラストスパートでは覇王の片鱗を感じさせるカッコよさも持ち合わせているとか、本当にズルいわオペラオー……本作を通じて株が一番上がったのは間違いなく彼女ですね。
また、走る時に衣装の金属がカチャカチャと鳴る音もお気に入りです(笑。
アヤベさんに関しては元からデザインで一目惚れしたウマ娘ではありましたが、その予想以上に重たいストーリーには驚かされました。第3話で目から光が消えた時にはどうなることかと思いましたが、そう簡単に胸に宿った想いは消えず。最後には妹を想いつつも、彼女も新たな一方が踏み出せたようで何よりです。良いなぁ、あの穏やかな笑顔……
そうした三強や、メイショウドトウやオグリキャップなど名前が知られているウマ娘のみならず、彼女らと共にレースを走っていたウマ娘たちも大事にされていることが伝わってきて、結果的にどのウマ娘も好きになれる素晴らしいアニメでした。本当にありがとうございました!
あの状態のアドマイヤベガを如何にして番組出演させたのか?ウイニングライブのレッスンをしていたのか?……深く考えてはいけない。
さて今回描かれたのはクラシック三冠最後を飾る菊花賞。大舞台を前にこれまでと違った走りを求められていたナリタトップロードの前に現れたのは他ならぬテイエムオペラオー。
ここでトップロードから迷ったり、力及ばず悔しい時が無いかという問いかけに「あるはずが無いだろう?何故なら僕の前には、果てなく伸びる覇王への道がある。ならば当然、行くしかないさ……!」と返すオペラオー。以前皐月賞を前にした彼女は眠れぬ夜を過ごしたこともありました。それでも「あるはずが無い」「行くしかない」と言ってのけるこの胆力。覇王を目指す者として迷っている時間も、悔やんでいる時間も無いという確固たる決意が感じられる、凄く好きな言葉です。
そして極めつけには「君には行くべき道が見えていないのかな?トップロードさん」ですよ!「トップロード」に対して「行くべき道」を問うこの言葉!こんなんもうカッコよすぎて好きになるしかないって……
そんな皐月賞バと未来の菊花賞バの語らいの側を、アグネスタキオンとマンハッタンカフェと思しきウマ娘が通り過ぎる場面がありました。彼女らもまた同世代であり、それぞれ皐月賞、菊花賞の栄冠を勝ち取るウマ娘ですから、そこを意識しての登場でしょうね。
また菊花賞では、同じく菊花賞バであるライスシャワーがレースの展開を予想する様も描かれていたのも印象的です。
さて、オペラオーに触発されたトップロードはアドマイヤベガに改めてライバル宣言。一度手を振りほどかれても、必要ないと言われても「だったら、必要だって思わせてみせます。菊花賞で」と力強く告げて去っていくトップロード。
残されたアヤベさんを左右の外灯に照らし、地面に落ちた影は二つ。それはアドマイヤベガとしてライバルとのレースを楽しむか、姉として妹に全てを捧げるか……迷うアヤベさんの心境を表しているように見えました。
そして菊花賞で彼女の心境は「負けられない」という妹を意識した思いから、「追いつきたい」「まだ走りたい」という自分のためへと想いは変化していきました。そんな彼女がレース中に垣間見たのは……ここら辺の演出はグッとくるものがある一方で、もう少しトップロードメインでも良いんじゃないかな?……と思っていたところへ、あの気迫で一気に取り戻すの、本当にズルいなぁ!
菊花賞の栄冠を勝ち取ったのは、最後の最後まで自分の走りを貫いたナリタトップロード。最後にはテイエムオペラオーと共にラピッドビルダー?も凄まじい気迫を見せてくれました。史実ではトップロードが3.07.6で、続くオペラオーが首差で07.7、ラスカルスズカもこれまた首差07.7と僅差の戦いを繰り広げていましたから、三強に含まれてはいなかったものの、三着のウマ娘も大事に扱われていたのが嬉しいです。
決着後に両手を左手を掲げるトップロードも史実の再現。史実でも「手が上がりましたナリタトップロード!」と実況されていましたが、ウマ娘ではまさしく「ナリタトップロード自身の手が上がった」演出になるのが熱い!
そして最後のウイニングライブ、もといアンコールでは三強揃った楽曲がお披露目!菊花賞でアヤベさんは6着ですから「ウイニングライブ」ではなく「アンコール」での特別出演といった感じでしょうね。3着となったウマ娘にも配慮が行き届いた演出が本当に素晴らしい……
個人的にはサビでそれぞれの顔がアップになるシーンがお気に入りです。ウインクすらカッコいいオペラオー、笑顔が可愛いトップロード、ちょっと照れくさそうなアヤベさん……三者三様の表情が間近で見られるのは、2期ラストのウイニングライブを彷彿とさせます。
そしてそして、締めはやっぱり「うまぴょい伝説」!これが無いとウマ娘のアニメ終わったー!って感じがしませんからね。本当、何でこんなわけわからん歌詞(誉め言葉)なのに、締めに相応しい曲なんだろう……
と、いうことで「ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP」はこれにて完走。全4話ながらも非常に濃密で楽しい時間を過ごさせていただきました。回想等を極力抑えて史実のレース時間に近づけた皐月賞、トップロードの泣き顔が心に突き刺さった日本ダービー、そして決意の菊花賞。どのレースも何度でも見たくなるくらい素晴らしいものでした。
終盤の見所のひとつであるアヤベさんの心境の変化については、同室であるカレンチャンが鍵を握るのかなーとも思っていましたが、実際にはトップロードが彼女を照らすことで解決へ導くこととなりました。カレンチャン推しとしてはもっと活躍して欲しい!とも思いつつ、これが三強のアニメである以上、カレンチャンを目立たせすぎるわけにもいかないというのも理解出来ます。まぁパジャマ姿や夏服、ヒロイン感マシマシのカレンチャンが見られたので大満足なのですが(笑。
正直なところ、このアニメが放送されるまでナリタトップロードがどんなウマ娘なのか、詳しく知ろうとしたことはありませんでした。ゲームでサポカは実装されているとはいえ使ったことが無いので育成イベントがどんなものかも知らず……オペラオーに関しても育成こそしていましたし、正月イベントでのとある一言や家族想いな一面が気に入ってはいたものの、特別好きかと言われるとそうでもなく……
しかしふたを開けてみれば、ナリタトップロードは負けてもひたすらに前を向き、頂点への道を目指して走り続けるカッコよく、応援したくなるウマ娘だと気づかされました。第4話で冷たいドリンクを顔に当てられてビックリした様や、オペラオーにお尻を叩かれて顔を真っ赤にしたりむくれたりする様も何とも可愛らしく、一気に育成したいウマ娘にまで評価が上がりました。恐らく次のガチャ更新で実装でしょう……これで「菊花賞に合わせての実装です!」ってのはさすがに……ねぇ?
オペラオーもいつも舞台の上に立っているかのように余裕の表情を崩さないウマ娘かと思いきや、胸の中に抱く不安を感じさせないほどに熱い想いを常に発揮しているウマ娘であり、その輝きで本作を照らし続けてくれました。
菊花賞前にトップロードをリラックスさせたように、シリアスムード多めな本作における清涼剤である一方、菊花賞ラストスパートでは覇王の片鱗を感じさせるカッコよさも持ち合わせているとか、本当にズルいわオペラオー……本作を通じて株が一番上がったのは間違いなく彼女ですね。
また、走る時に衣装の金属がカチャカチャと鳴る音もお気に入りです(笑。
アヤベさんに関しては元からデザインで一目惚れしたウマ娘ではありましたが、その予想以上に重たいストーリーには驚かされました。第3話で目から光が消えた時にはどうなることかと思いましたが、そう簡単に胸に宿った想いは消えず。最後には妹を想いつつも、彼女も新たな一方が踏み出せたようで何よりです。良いなぁ、あの穏やかな笑顔……
そうした三強や、メイショウドトウやオグリキャップなど名前が知られているウマ娘のみならず、彼女らと共にレースを走っていたウマ娘たちも大事にされていることが伝わってきて、結果的にどのウマ娘も好きになれる素晴らしいアニメでした。本当にありがとうございました!