ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP 第4話(最終回)「想いはひとつ」

2023-05-07 22:52:58 | ウマ娘 プリティーダービー
ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP 第4話(最終回)「想いはひとつ」

 あの状態のアドマイヤベガを如何にして番組出演させたのか?ウイニングライブのレッスンをしていたのか?……深く考えてはいけない。

 さて今回描かれたのはクラシック三冠最後を飾る菊花賞。大舞台を前にこれまでと違った走りを求められていたナリタトップロードの前に現れたのは他ならぬテイエムオペラオー。
 ここでトップロードから迷ったり、力及ばず悔しい時が無いかという問いかけに「あるはずが無いだろう?何故なら僕の前には、果てなく伸びる覇王への道がある。ならば当然、行くしかないさ……!」と返すオペラオー。以前皐月賞を前にした彼女は眠れぬ夜を過ごしたこともありました。それでも「あるはずが無い」「行くしかない」と言ってのけるこの胆力。覇王を目指す者として迷っている時間も、悔やんでいる時間も無いという確固たる決意が感じられる、凄く好きな言葉です。
 そして極めつけには「君には行くべき道が見えていないのかな?トップロードさん」ですよ!「トップロード」に対して「行くべき道」を問うこの言葉!こんなんもうカッコよすぎて好きになるしかないって……
 
 そんな皐月賞バと未来の菊花賞バの語らいの側を、アグネスタキオンとマンハッタンカフェと思しきウマ娘が通り過ぎる場面がありました。彼女らもまた同世代であり、それぞれ皐月賞、菊花賞の栄冠を勝ち取るウマ娘ですから、そこを意識しての登場でしょうね。
 また菊花賞では、同じく菊花賞バであるライスシャワーがレースの展開を予想する様も描かれていたのも印象的です。
 

 さて、オペラオーに触発されたトップロードはアドマイヤベガに改めてライバル宣言。一度手を振りほどかれても、必要ないと言われても「だったら、必要だって思わせてみせます。菊花賞で」と力強く告げて去っていくトップロード。
 残されたアヤベさんを左右の外灯に照らし、地面に落ちた影は二つ。それはアドマイヤベガとしてライバルとのレースを楽しむか、姉として妹に全てを捧げるか……迷うアヤベさんの心境を表しているように見えました。
 そして菊花賞で彼女の心境は「負けられない」という妹を意識した思いから、「追いつきたい」「まだ走りたい」という自分のためへと想いは変化していきました。そんな彼女がレース中に垣間見たのは……ここら辺の演出はグッとくるものがある一方で、もう少しトップロードメインでも良いんじゃないかな?……と思っていたところへ、あの気迫で一気に取り戻すの、本当にズルいなぁ!


 菊花賞の栄冠を勝ち取ったのは、最後の最後まで自分の走りを貫いたナリタトップロード。最後にはテイエムオペラオーと共にラピッドビルダー?も凄まじい気迫を見せてくれました。史実ではトップロードが3.07.6で、続くオペラオーが首差で07.7、ラスカルスズカもこれまた首差07.7と僅差の戦いを繰り広げていましたから、三強に含まれてはいなかったものの、三着のウマ娘も大事に扱われていたのが嬉しいです。
 決着後に両手を左手を掲げるトップロードも史実の再現。史実でも「手が上がりましたナリタトップロード!」と実況されていましたが、ウマ娘ではまさしく「ナリタトップロード自身の手が上がった」演出になるのが熱い!

 そして最後のウイニングライブ、もといアンコールでは三強揃った楽曲がお披露目!菊花賞でアヤベさんは6着ですから「ウイニングライブ」ではなく「アンコール」での特別出演といった感じでしょうね。3着となったウマ娘にも配慮が行き届いた演出が本当に素晴らしい……
 個人的にはサビでそれぞれの顔がアップになるシーンがお気に入りです。ウインクすらカッコいいオペラオー、笑顔が可愛いトップロード、ちょっと照れくさそうなアヤベさん……三者三様の表情が間近で見られるのは、2期ラストのウイニングライブを彷彿とさせます。


 そしてそして、締めはやっぱり「うまぴょい伝説」!これが無いとウマ娘のアニメ終わったー!って感じがしませんからね。本当、何でこんなわけわからん歌詞(誉め言葉)なのに、締めに相応しい曲なんだろう……



 と、いうことで「ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP」はこれにて完走。全4話ながらも非常に濃密で楽しい時間を過ごさせていただきました。回想等を極力抑えて史実のレース時間に近づけた皐月賞、トップロードの泣き顔が心に突き刺さった日本ダービー、そして決意の菊花賞。どのレースも何度でも見たくなるくらい素晴らしいものでした。
 終盤の見所のひとつであるアヤベさんの心境の変化については、同室であるカレンチャンが鍵を握るのかなーとも思っていましたが、実際にはトップロードが彼女を照らすことで解決へ導くこととなりました。カレンチャン推しとしてはもっと活躍して欲しい!とも思いつつ、これが三強のアニメである以上、カレンチャンを目立たせすぎるわけにもいかないというのも理解出来ます。まぁパジャマ姿や夏服、ヒロイン感マシマシのカレンチャンが見られたので大満足なのですが(笑。

 正直なところ、このアニメが放送されるまでナリタトップロードがどんなウマ娘なのか、詳しく知ろうとしたことはありませんでした。ゲームでサポカは実装されているとはいえ使ったことが無いので育成イベントがどんなものかも知らず……オペラオーに関しても育成こそしていましたし、正月イベントでのとある一言や家族想いな一面が気に入ってはいたものの、特別好きかと言われるとそうでもなく……

 しかしふたを開けてみれば、ナリタトップロードは負けてもひたすらに前を向き、頂点への道を目指して走り続けるカッコよく、応援したくなるウマ娘だと気づかされました。第4話で冷たいドリンクを顔に当てられてビックリした様や、オペラオーにお尻を叩かれて顔を真っ赤にしたりむくれたりする様も何とも可愛らしく、一気に育成したいウマ娘にまで評価が上がりました。恐らく次のガチャ更新で実装でしょう……これで「菊花賞に合わせての実装です!」ってのはさすがに……ねぇ?
 
 オペラオーもいつも舞台の上に立っているかのように余裕の表情を崩さないウマ娘かと思いきや、胸の中に抱く不安を感じさせないほどに熱い想いを常に発揮しているウマ娘であり、その輝きで本作を照らし続けてくれました。
 菊花賞前にトップロードをリラックスさせたように、シリアスムード多めな本作における清涼剤である一方、菊花賞ラストスパートでは覇王の片鱗を感じさせるカッコよさも持ち合わせているとか、本当にズルいわオペラオー……本作を通じて株が一番上がったのは間違いなく彼女ですね。
 また、走る時に衣装の金属がカチャカチャと鳴る音もお気に入りです(笑。

 アヤベさんに関しては元からデザインで一目惚れしたウマ娘ではありましたが、その予想以上に重たいストーリーには驚かされました。第3話で目から光が消えた時にはどうなることかと思いましたが、そう簡単に胸に宿った想いは消えず。最後には妹を想いつつも、彼女も新たな一方が踏み出せたようで何よりです。良いなぁ、あの穏やかな笑顔……


 そうした三強や、メイショウドトウやオグリキャップなど名前が知られているウマ娘のみならず、彼女らと共にレースを走っていたウマ娘たちも大事にされていることが伝わってきて、結果的にどのウマ娘も好きになれる素晴らしいアニメでした。本当にありがとうございました!
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王様戦隊キングオージャー 第10話「伝説の守護神」

2023-05-07 10:21:56 | 王様戦隊キングオージャー
王様戦隊キングオージャー 第10話「伝説の守護神」

 カブタン、サソリーヌからの「バッタ」。もうちょっと愛称的なものを……

 デズナラクによってギラは連れ去られ、五王国の領土には蛹が出現。仮にキングオージャーを呼べたとしても五王国同時に撃破することは出来ない。王たちが国を捨てて民を守ろうとする中で、側近たちの言葉によって覚悟を改めていました。シオカラくんの熱さも素敵でしたが、やはりモルフォーニャさん、良いなぁ!照れ隠しか、もっふんに顔をうずめる様が可愛すぎました。他の側近たちと違って真正面から想いを伝えられないためか、もっふんを介して伝えるのも可愛らしくてヨシ!

 普段は相いれないものの、愛する国や民を傷つけるやつは許さない。その想いを胸に協力してデズナラクを撤退に追い込んだ王たち。そして結集するシュゴッドたち。未だ王ではないギラに対して「いつもなんちゃらの王だの、のたまってただろうが」「王と名乗れば王。わがままを通せばいいじゃない」「相手が守護神であろうと欺いてやればいいのです」「民を守るためだ。罪には問わない」と、それぞれの言葉でギラを王として認める過程が素晴らしかったですね。
 その語の「王様戦隊」の口上もまた熱かったです。王冠を頂く戦士たちの集い、故に「王様戦隊」。「不倶戴天の仲なれど、民のため今交わらん」は「仲悪いけど今だけ協力してやる」「仲悪くてもいいよ」ではなく「例え仲が悪くても大事なものを守るためには手を組む度量を持て」という意味だったのかもしれません。

 手を組んだ王様たちによって事なきを得たものの、結局手柄はラクレスのものに……どう見ても何もしていませんでしたが、一体全体何をどうやってラクレスの手柄にしたんですかね?そして消えたギラの行く先と、強いんだか弱いんだかイマイチ分からないデズナラクはどこへ向かうのやら……

 と思っていたら、何やらナレーションが「おちおち寝てもいらんねえな」と参戦を予告する発言をしていました。こういう登場の仕方、カッコいいねぇ……!変身アイテムや次回予告を見るに、バグナラク側とも縁が深そうな人物ですね。「バグナラクは本当に人類の敵か」を問いかけていましたが、これがデズナラクのいう「世界をひっくり返す」ことなのかもしれません。
 ところで、キングオージャーを構成するシュゴッドにゴッドクモがいますが、アレとはどういう関係性で?
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仮面ライダーギーツ 第34話「慕情Ⅱ:ギーツの矛先」

2023-05-07 09:37:58 | 仮面ライダーギーツ
仮面ライダーギーツ 第34話「慕情Ⅱ:ギーツの矛先」

 「景和の代わりに沙羅が参戦!」という回に、景和が出演するオロナミンCのCMが始まるのは狙っているとしか思えない。

 さて、復活した英寿の標的は母親=創世の女神を好き勝手に利用したデザイアグランプリの運営たち。チラミは道長の手によって始末されてしまいましたが、そこへ現れ「デザイアロワイヤル」の開会を宣言した人物こそ、デザイアグランプリの創始者であるスエル。冬映画で仮面ライダーたちが理想の世界を叶えるために争った「デザイアロワイヤル」がここで活きてこようとは。

 その参加者に景和は含まれていませんでしたが、ベロバと手を組んだケケラの策により、景和の姉・沙羅がエントリーしたことで景和は復活。当初景和は参戦の予定は無かったものの、ケケラにより沙羅の危機を目の当たりにさせられた景和も参戦。ベロバは景和がどん底に落ちるのを見て楽しみ、ケケラはどん底に落ちて進化を遂げる景和を堪能できる……と、双方得しかしない契約だったと。サポーターの中でもケケラだけはジーンやキューンとは異なる道を歩みそうです。

 景和は復活こそしたものの、創世の女神がしたことやその子供である英寿に対する怒りは消えておらず、女神自身に罪を償ってもらう必要があるとデザイアグランプリの存続を願っていました。「救えていない人がいるからデザイアグランプリは存続させる」ってのは分かりますが、「女神自身に罪を償わせる」ことに執着しているのは正直違和感を覚えます。「デザグラの運営に罪を与える」なら理解できるのですが。

 そして、姉さん呼びをどこか嬉しそうに否定するツムリのヒロイン感よ……もしかしたらツムリが姉さん呼びを嫌がっていたのは「母さん」と呼んで欲しいから……とか?


 そんなこんなでまた次回。
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ひろがるスカイ!プリキュア 第14話「スカイランドへ!憧れのあの人との再会」

2023-05-07 09:07:49 | ひらがるスカイ!プリキュア
ひろがるスカイ!プリキュア 第14話「スカイランドへ!憧れのあの人との再会」

 「ましろさん、出会ってくれてありがとう。これからもずっと、友達でいてくれますか?」最終回かな?


 さて、晴れてエルちゃんを実家に送り届けたソラちゃんたちの前に現れたのは、ソラちゃんの憧れの人・シャララ隊長!スカイランドのヒーローチーム「青の護衛隊」のリーダーであり、世界で一番強い剣士とのこと。CV斎賀みつきさんが似合う似合う。その衣装はどこかキュアスカイに似ている……というよりも、ソラちゃんが思い描いたヒーローとしての理想の姿=シャララ隊長の衣装を反映したのでしょうね。肩だけのマントは、ソラちゃん自身がまだ見習いであることを自覚していることの現れかもしれません。

 ソラちゃんは王様からの「ご褒美」として、当初の目的である青の護衛隊に見習い隊員として入隊。そこで彼女の強さを確かめようとしたベリィベリーから勝負を挑まれることに。強さと弱さにこだわる彼女に対し、大事なのは正しいってことをしたいって気持ちだと説くソラちゃん。ですが、ベリィベリーにもこだわる理由がありました。
 「正しいことを最後までやりぬく。それがヒーロー」だからこそ正しいとは何なのか、ヒーローは考え続けなければならない……と。今のところは信頼も厚く、指導者としても立派な人物ですが、「シャララ隊長の正義」がソラちゃんたちと相反するものにならないことを祈るばかりです。

 さて、ソラちゃんに負けたことで落ち込むベリィベリーの前に現れたのは、「弱い者には手を出さない(ランボーグは手を出す)」を信条としているバッタモンダー。感情が高ぶるとバッタっぽい触角も逆立つようで。弱い者に寄り添えるといえば聞こえはいいものの、弱っている相手に漬け込み、自らは手を下さずランボーグがやったことだと責任逃れをする最低な性格ですね……偽りの優しさという点では「バッタもん」というネーミングがぴったりです。

 自分の正義を押し付けてばかりではなく、相手の感情や想いを、正義を理解しなければならない。今回はソラちゃんが謝って終わり!ではなく、ベリィベリーもまた一方的に正義を押し付けていた身ですから、彼女も謝って和解したのが好印象です。
 今後はベリィベリーとも上手くやっていけそうで何よりです。しかし「ベリィベリー」とは妙に印象に残る名前だなぁ……
 

 プリンセスが帰還した今回のプリキュアは「Go!プリンセスプリキュア」より強く優しく美しく!なキュアフローラ!ツバサくんが「プニバード族であっても空を飛ぶ」という夢を他人に笑われていたように、フローラの「プリンセスになりたい」という夢も笑われていましたが、その夢を叶えるべく奮闘していました。
 また、敵と思わぬ決着を迎えたプリキュアでもあります。絶望を、相手の信念を否定するのではなく、受け入れて前に進むことを決意したキュアフローラたち。果たしてソラちゃんたちは如何なる結末を迎えるのでしょうか。

 次回もスカイランド編。てっきり今回でましろとはお別れかと思いましたが、意外とスカイランド編が長い?となると、マジであげはさんは追加戦士枠としての変身の可能性が?
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