ひびレビ

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激闘の覇者

2007-02-03 16:58:49 | ウルトラシリーズ
光の国。右わき腹を押さえるウルトラの父を心配するウルトラの母。「この3万年間一度も無かったことだ」「何かの前触れだと?」「あるいは・・な」父と母が見つめる先には地球が輝いていた。

フェニックスネストの片づけを終わらせたクルーたち。これだけ大きな物が飛ぶのだから後始末も大変だ。超獣の出現がなくなったから、使う必要も無いと言うコノミの前に補佐官が現れる。

このところの事件には何か関連性があるのではないか。まだ危険性がなくなった訳ではない。そこで補佐官はケースを開いた。中には数多くのマケット怪獣のカプセルが入れられていた。だがミクラスとウインダムがいるというのに何故増やすというのか。テッペイが運用マニュアルを取り出したとき、一枚の督促状が落ちた。補佐官はマケット怪獣の運用データを送るように言われていたのだが、面倒くさくて溜めていた。それをクルーに手伝ってもらおうというのだ。「宿題は自分でやらなきゃ」と言われるがテッペイは乗り気なようだ。

早速データが現れデータ検討会が始められた。初めてGUYSクルーとして戦った地底怪獣グドン。だが地底で時間切れになられては困るということで却下。続いて火山怪鳥バードン。ウルトラマンをも苦戦させるが、周囲の草木を枯らしてしまう毒をもつということで却下。今度は古代怪獣ツインテール。「海はGUYSオーシャンに任せておけばよい」という補佐官に地上でも戦えることをアピールするが、結局喰われたということで却下。自信ありげに取り出したのは宇宙大怪獣ベムスター。数々の能力を持つベムスターに決まりかけたが、いやな目にあったマリナは猛反発。その剣幕に押されて却下された。

中々決まらないマケット怪獣。他には宇宙怪獣エレキング、強豪中の強豪・宇宙恐竜ゼットン、そしてウルトラマンメビウスまで存在した。メビウスのデータがモニターに映し出される。数々の戦いをGUYSと切り抜けてきたメビウス。ほめられて嬉しいミライ。最大の武器は十字を組んで放つメビュームシュート、そして光の剣メビュームブレード。だがメビウス=ミライとしては複雑な面持ちだ。サコミズの進言により、メビウスも却下される。
結局決まらなかったマケット怪獣。補佐官の一言を聞いたテッペイは勝ち抜き戦ができることを告げる。するとミライ、サコミズ以外の全員が我先にと怪獣を選び始める。その結果ゼットンは補佐官の手に収まる。が落としたときに微かに電流が走る。

初戦はテッペイのグドン対補佐官のゼットン。「デットン!」「ゼットンです」「・・ゼットン!やってしまえ!」マルに訂正されながらも攻撃を命じる補佐官。ゼットンは得意の火球を放ち、一撃でグドンを消滅させた。テッペイはリセットしようとするが、何故かゼットンは消えない。それどころか、暴れ始めたではないか。その暴走した影響でフェニックスネストのコンピューターの機能が低下し始めた。

緊急警報を出す最中、テッペイはゼットンを倒すため、マケットウルトラマンメビウスを投入する。それを見て驚きを隠せないミライ。ジョージは足を狙うように指示。その指示通り足に攻撃しようとしたメビウスだが、マリナが角を狙うように指示したため、角に攻撃しようとする。だが2人のいい争いが始まり、マケットメビウスも混乱し始める。「何とかシュートで片付けてしまえ!」と補佐官が言ってしまったために、マケットメビウスはメビュームシュートを発射。だがゼットンはそれを吸収・波動光線として逆転しカラータイマーに直撃させる。仰向けに倒れるマケットメビウス。

その頃ミライはゼットンを倒すため、自らを数値化し、仮想空間への突入を試みる。マケットメビウスが消滅した後、今度は本当のウルトラマンメビウスが現れた。火球を避けるメビウス。だがその強さに徐々に押されてしまう。その時彼の耳に聞こえてきたのはGUYSの仲間の声。皆の声が自分を強くする。そう感じたメビウスは怒涛の反撃に打って出る。「皆がいるから僕は戦える。僕は負けない」仲間たちの声援を受け戦うメビウス。バリアを張られるが、上空からの流星キックでバリアを飛び越えて攻撃した。

するとゼットンは突如テレポートを繰り返す。メビウスは背後を取られるが、マリナの助言で攻撃をかわすことに成功。だがゼットンは火球を連射。バリアも破られてしまう。最大級の一撃を放とうとしたゼットンを止めたのはミクラスとウインダムだった。「これが僕の仲間だ、僕の力だ!恐れる物などありはしない!」2体のマケット怪獣の援護を受け、遂にメビウスはライトニングカウンター・ゼロでゼットンを消滅させる。

結局使えるのはミクラスとウインダムだけ。そういう結論に達したのだった。そこへミライが帰ってきた。どこへ行ってたのかを問い詰められ、くすぐられてしまう。その夜、ウルトラの星をみつめ、地球に来てよかったと思う。だがその頃光の国ではウルトラの父がある決断を下していた。


最強にして最高の怪獣・宇宙恐竜ゼットン登場。前作マックスでも戦ったが、その時はバリアを張ってばかりだったので少しつまらなかった。だが今回は違う。マケットメビウスの光線を吸収・逆転するシーンはまさに初代マンがゼットンに敗れたときのことを彷彿とさせる。唯一の変更点はメビウスが仰向けに倒れること。初代はうつ伏せに倒れた。その後仰向けになっているのは、ゼットンが倒れたマンに対してなお攻撃を加えたからだとされている。にしてもやはり最強の名に恥じぬ戦いぶりだ。メビウスですら仲間の助言と、マケット怪獣がいなければ倒せなかっただろう。ドキュメントSSSPの個体でよかった。これがMATの方だったら普通に倒せていたかもしれない。

今回は軽く総集編といった感じ。オープニングも2番になり、冒頭ではウルトラ兄弟の姿が映し出された。プロトマケット怪獣ということで、過去に戦った怪獣との戦いの思い出を蘇らせる面々。結局使えるのはミクラスとウインダムだけとなった。あの・・・アギラとセブンガーを忘れないで下さい。いま1つ活躍の場が無かったアギラはともかく、無茶苦茶強いセブンガーはいれてもいいんじゃないか?

また電脳空間に入るシーンはかつてのグリッドマンを感じさせる。

ウルトラの父の古傷が痛むわけとは、そしてメビウスの進退や如何に。

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