やっぱ、なんだかんだ言っても柴田先生作品も、植田御大同様に歌舞伎なんだよね。特に昭和作品は。
平成や令和に書かれた脚本じゃないからリアルな表現を追究しても令和ミュージカルにはならないんよね。ベルばら同様、古き良き宝塚の伝統作品は、決してエリザベートにはなれない。←外部で上演できるという意味
歌舞伎には歌舞伎の表現方法があるように、劇団四季には劇団四季の表現方法があるように、宝塚には宝塚の表現方法があるように、更に細分化すると柴田先生作品や植田御大作品にも表現方法があるんよ。
いやー、
星組全ツキャスト陣、めちゃくちゃ分かってるやん!!!
めちゃくちゃ良かった!
そうやねん、そうやねん、いかに学芸会演劇にならないように演技をするか、キャラ立ちさせるか、その中でいかに感情を乗せていくかがこういう伝統作品を上演する時は大事になってくるねんな。
特に今作「バレンシアの熱い花」は、勧善懲悪ものやん。いわば水戸黄門と同じやん。
水戸黄門を現代表現で演じても面白くないねん。やはり、光圀公も助さんも格さんもお銀もうっかり八兵衛も個々の個性が際立てば立つほど、キャラ立ちすればするほど、ありきたりなストーリーでも面白くなるねん。更に悪役が悪役であればあるほど善人が引き立つんよ。ここにはリアリティーやメッセージ性は二の次。
柴田先生には申し訳ないですが、昭和の作品は、勧善懲悪であると同時に男尊女卑のご都合主義ストーリーやん。男は強く、女はしおらしく物分りがいいが理想であったりするわけやん。それが昭和の作品だし、当時のスターさんも、トップ関係なく、当時の映像を観て分かるように個性や存在感が半端ないやん。そういう人たちに当て書きした作品ばかりやねんから、本来はそう演じるのが理想形なんだよ。
男役は男役の美学を、娘役は娘役の美学を追究するのがまさしく古き良き宝塚の伝統なんよ。
時代が違うというなら、うたかたの恋みたいにテコ入れするしかないねん。
それを踏まえるとやはり、今作に関しては、演じ方は理想形だったと思う。ベルばら化、柴田歌舞伎になってた。
それから、平成以降、昭和でも「戦争と平和」以降やね、宝塚作品は、それこそ今ではネバセグみたいにメッセージ性や作家の思想を反映させた作品が多いけど、昭和の宝塚作品は、圧倒的に純粋にラブストーリーが中心なんよ。
トップコンビが恋愛しない作品はない。ただし、ベルばらや風共、紫子、オルフェウスの窓みたいに、トップと二番手の恋愛もの、トップ娘役がロザリーやメラニーは除く。当たり前だけど恋愛ものが中心で男女の友情ものは皆無。
たくさんの生徒に台詞や見せ場を与えつつ、単純にならないように設定を変えたりアレンジして、いかにこねくり回すかが脚本と演出を兼ねた宝塚演出家の腕の見せどころになってくるんよ。
だから、昭和作品を再演するなら、キャラ立ちさせるか、「ヴェネツィアの紋章」みたいに演出を完全に変えるとか、小柳先生版「うたかたの恋」みたいに脚本のテコ入れが必要になってくる。
やはり、今回のカチャ筆頭に星組全ツメンバーのキャラ作りや見せ方は素晴らしいとしか言いようがない。ストーリー云々はさておき。
これくらいキャラ立ちさせてくれないと昭和の名作にはならない。ベルばらもしかり、いかにも宝塚歌舞伎なシーンの連続だけども、照れたり恥ずかしがったり冷めて演じてもらっては困るんよ。歌舞伎なら歌舞伎を見せないといけないんよ。見た目だけ歌舞伎じゃだめなんよ。
本当に素晴らしかったよ!
ということで、本来は観る予定になかったのですが、観劇レビューで朝水りょう嬢が悪役の美味しい役を貰っているという情報があちこちみられたため、これは観ないわけにはいけない!とお墓参りを兼ね広島まで観てきました。
単純に朝水りょう嬢目当てだったのに、お芝居もショーも想像を遥かに超える素晴らしさだったことに驚いた!
さすがカチャやな。星組組子をここまで導くなんて。やはり、大空スピリットを継承した元宙組生だけある。みっちゃんもそうだったけど、お芝居の楽しさを伝えるだけでなく、魅力を引き出すのが上手い。他組と比較したら分かるけど、これは演出家だけでは厳しいものがあるねんな。
もちろん、星組生の実力はすでに前作「ディミトリ」で証明されているけど、今回は、何度も書きますが古き良き宝塚の昭和作品。個性が一際必要な作品なわけだから、令和の演技では一筋縄ではいかないものがあるんよね。
ほんまにほんまに、星組生の芝居心がさらに引き出されていたと思うよ。これだと星組でベルばらも全然アリアリ!こっちゃんならオスカル編かな???
実は、ワタクシ「バレンシア〜」は初観劇なんですよ。再演は映像でも観たことがなかったのですが、完全に朝水りょう嬢の悪役目当てだったから全く期待してなかったのに、星組全ツメンバーの熱演に感動感動まさかの涙涙でした。
こんなにもお芝居に引き込まれるとは思ってなかったよ!
やはり、バレンシアあっての炎のボレロ、哀しみのコルドバだと思わすくらい人物設定が似てたね。
個々の役の個性が際立っているから、シーンが全く素通りしていかない。本来、台詞は次の台詞、次のシーンに繋ぐキッカケだから、ちゃんと台詞を立体的に喋ってもらわないと困るんよね。
生徒のために台詞がある時もあるが、基本は物語の繋ぎだから意味をちゃんと伝えてもらわないと物語が成立しない。
やはり、過去の映像を観て分かるようにちゃんと台詞の意味を伝えられる人がいい役を貰えたりするんよね。
星組全ツメンバーは、ちゃんと台詞に重きを置いてるし、なにより人物描写を的確にかつ情熱的に演じてくれてるから、めちゃくちゃ先が読める展開なのにめちゃくちゃ泣かされるんよ!これが古き良き宝塚の伝統芸であったりするんよね。
うたかたの恋も、フィレンツェに燃えるもこれくらい熱く演じてくれたら感情移入できるのに…とついつい思ってしまった…。m(__)m
カチャのフェルナンドはノーブル、せおっちのラモンはチャラ男、極美慎君のロドリーゴが情熱系で三人三様の個性が際立っていて、お互いを引き立て合っていて、めちゃくちゃ説得力がある役作りでした。感情移入して観てたよ。まさか泣けるとは思ってなかったよ。間違いなく初演の時もそうやったと思うんよね。
カチャは真摯系でピッタリだったし、せおっちはめちゃチャラ系かつ漢な見せ方がめちゃくちゃ上手かったし、極美慎君がめちゃくちゃ大人度が上がっていて、しかも、内に秘めたる情熱が滲み溢れまくっていめちゃくちゃ良かった。
いやー、極美慎君がこんなに芝居心があるとは思ってなかった。めちゃくちゃ引き出されてるやん!色気も半端なかったし、依怙贔屓したくなる生徒さんですね(笑)
やはり柴田先生の作品だけあって、男役だけでなく娘役にも見せ場があって、めちゃくちゃ全ツ向きの作品だと思った。
ひっとんのイザベラが超〜切ない。前作のルスダンがめちゃくちゃ良かったから、このイザベラも見せ方も表現もめちゃくちゃ良かった!
ワタクシイチオシ朝水りょう嬢は、イケメン過ぎ!っていうか、せおっちもしかり、女性であることを完全に忘れさせるくらいイケメンかつ男やった。
少なからずともシルヴィアは、ルカノール公爵を愛していたんやろな…と思わすくらい、勧善懲悪といえどもめちゃくちゃ悪い人だと思えないくらい魅力的なルカノール公爵を演じられてましたね。そりゃイケメンやもん、目移りするわ!あ、関係ないか…。
なんだかんだで星組もめちゃくちゃ魅了的な生徒が多いね。歌も上手いし、イケメン揃いだし、こっちゃんDS組も歌スゴが揃っていて凄いことになってるし、間違いなく「1789」はイケメン歌ウマ祭りやな!
ショーの「パッション・ダムール・アゲイン!」は、岡田先生のこれまでのショーの名シーンを集めたレビュー集になっていて、今まで観てきた全ツショーの中でめちゃくちゃ体感時間が短かった!
ワタクシ、基本ショーに興味ないのですが、ぶっちゃけ、このショーだけで十分広島に来た価値があったよ!
お芝居もショーもぶっちゃけ他組の再演もねだから生徒達は大変だったと思う。もちろん、こっちゃん組も新作だから大変だが…。こっちゃん組の評判もすこぶる良いから、マジ恐るべし星組やな!
カチャ組は、タイトル通りパッション、情熱を持って表現してくれたから全く退屈感がなかった。こんなにも時間の経過が早いショーも久々。
しかも、ショーが終わって一旦緞帳が降りたら、もう客席完全スタオベ!めちゃくちゃ珍しい光景だったと思う。それくらい素晴らしいショーだった証拠。
カチャがほんまセンターなのが全く違和感がないくらい星組に溶け込んでた。羽根も全く違和感なかった。私は、カチャのエドガーで「ポーの一族」が観たい派なので、さゆみ氏のエドガーに対抗できるのはカチャしかいないと思ってる。
ショーは、せおっちが広島出身ということもあり、客席がめちゃくちゃ熱かった!こんな熱い劇場空間は久々だったよ。
私は単純にたまたま休みでお墓参りを兼ねて広島公演をチョイスしただけなので、めちゃくちゃお得感があるショーだった。
もうさ、ル・ポァゾンのシーンがめちゃくちゃ良かった!せおっちがまーイケイケで熱熱のイケ男だったから、客席大盛りあがり!ゆうひさんの中日公演のアパショⅡを思い出したよ。あの時の客席の熱気も凄まじかったもんね。
カチャがセンターなのにせおっちの見せ場が半端なく多くて、二番手羽根も背負わせてもらい、このショーが餞になって次の大劇場作品がサヨナラにならないことを切に願うばかり。
全ツしかり、バウやDSも少人数公演だから、大劇場では出番がない生徒にもスポットライトを浴びるチャンスがあるのでいいシステムだと改めて思った。
特にショーは、いかに周りと調和を保ちつつ個性を出すかが勝負ところになってくるけども、もうね、個々の生徒たちの表情が素晴らしい!オペラを外す余裕がないくらい、忙しかった。今回もパンフを買ってないので名前が分からない方ばかりでしたが、ドヤ顔最高だった!
福岡公演、チケット余ってるみたいですが、お近くの方は、これぞ古き良き宝塚の伝統芸を鑑賞できるチャンスたので超オススメします!
私自身、皆さんにとってどうでもいいことばかり語ってしまっていましたが、それくらい感情や言葉を引き出す力があるお芝居とショーでしたね。
お芝居は、昭和モノだから好き嫌いが分かれるかもしれませんが、マジ、ショーは必見!!
あの情熱を体感してほしい!!
まさか…、
広島だけ???
(汗)
平成や令和に書かれた脚本じゃないからリアルな表現を追究しても令和ミュージカルにはならないんよね。ベルばら同様、古き良き宝塚の伝統作品は、決してエリザベートにはなれない。←外部で上演できるという意味
歌舞伎には歌舞伎の表現方法があるように、劇団四季には劇団四季の表現方法があるように、宝塚には宝塚の表現方法があるように、更に細分化すると柴田先生作品や植田御大作品にも表現方法があるんよ。
いやー、
星組全ツキャスト陣、めちゃくちゃ分かってるやん!!!
めちゃくちゃ良かった!
そうやねん、そうやねん、いかに学芸会演劇にならないように演技をするか、キャラ立ちさせるか、その中でいかに感情を乗せていくかがこういう伝統作品を上演する時は大事になってくるねんな。
特に今作「バレンシアの熱い花」は、勧善懲悪ものやん。いわば水戸黄門と同じやん。
水戸黄門を現代表現で演じても面白くないねん。やはり、光圀公も助さんも格さんもお銀もうっかり八兵衛も個々の個性が際立てば立つほど、キャラ立ちすればするほど、ありきたりなストーリーでも面白くなるねん。更に悪役が悪役であればあるほど善人が引き立つんよ。ここにはリアリティーやメッセージ性は二の次。
柴田先生には申し訳ないですが、昭和の作品は、勧善懲悪であると同時に男尊女卑のご都合主義ストーリーやん。男は強く、女はしおらしく物分りがいいが理想であったりするわけやん。それが昭和の作品だし、当時のスターさんも、トップ関係なく、当時の映像を観て分かるように個性や存在感が半端ないやん。そういう人たちに当て書きした作品ばかりやねんから、本来はそう演じるのが理想形なんだよ。
男役は男役の美学を、娘役は娘役の美学を追究するのがまさしく古き良き宝塚の伝統なんよ。
時代が違うというなら、うたかたの恋みたいにテコ入れするしかないねん。
それを踏まえるとやはり、今作に関しては、演じ方は理想形だったと思う。ベルばら化、柴田歌舞伎になってた。
それから、平成以降、昭和でも「戦争と平和」以降やね、宝塚作品は、それこそ今ではネバセグみたいにメッセージ性や作家の思想を反映させた作品が多いけど、昭和の宝塚作品は、圧倒的に純粋にラブストーリーが中心なんよ。
トップコンビが恋愛しない作品はない。ただし、ベルばらや風共、紫子、オルフェウスの窓みたいに、トップと二番手の恋愛もの、トップ娘役がロザリーやメラニーは除く。当たり前だけど恋愛ものが中心で男女の友情ものは皆無。
たくさんの生徒に台詞や見せ場を与えつつ、単純にならないように設定を変えたりアレンジして、いかにこねくり回すかが脚本と演出を兼ねた宝塚演出家の腕の見せどころになってくるんよ。
だから、昭和作品を再演するなら、キャラ立ちさせるか、「ヴェネツィアの紋章」みたいに演出を完全に変えるとか、小柳先生版「うたかたの恋」みたいに脚本のテコ入れが必要になってくる。
やはり、今回のカチャ筆頭に星組全ツメンバーのキャラ作りや見せ方は素晴らしいとしか言いようがない。ストーリー云々はさておき。
これくらいキャラ立ちさせてくれないと昭和の名作にはならない。ベルばらもしかり、いかにも宝塚歌舞伎なシーンの連続だけども、照れたり恥ずかしがったり冷めて演じてもらっては困るんよ。歌舞伎なら歌舞伎を見せないといけないんよ。見た目だけ歌舞伎じゃだめなんよ。
本当に素晴らしかったよ!
ということで、本来は観る予定になかったのですが、観劇レビューで朝水りょう嬢が悪役の美味しい役を貰っているという情報があちこちみられたため、これは観ないわけにはいけない!とお墓参りを兼ね広島まで観てきました。
単純に朝水りょう嬢目当てだったのに、お芝居もショーも想像を遥かに超える素晴らしさだったことに驚いた!
さすがカチャやな。星組組子をここまで導くなんて。やはり、大空スピリットを継承した元宙組生だけある。みっちゃんもそうだったけど、お芝居の楽しさを伝えるだけでなく、魅力を引き出すのが上手い。他組と比較したら分かるけど、これは演出家だけでは厳しいものがあるねんな。
もちろん、星組生の実力はすでに前作「ディミトリ」で証明されているけど、今回は、何度も書きますが古き良き宝塚の昭和作品。個性が一際必要な作品なわけだから、令和の演技では一筋縄ではいかないものがあるんよね。
ほんまにほんまに、星組生の芝居心がさらに引き出されていたと思うよ。これだと星組でベルばらも全然アリアリ!こっちゃんならオスカル編かな???
実は、ワタクシ「バレンシア〜」は初観劇なんですよ。再演は映像でも観たことがなかったのですが、完全に朝水りょう嬢の悪役目当てだったから全く期待してなかったのに、星組全ツメンバーの熱演に感動感動まさかの涙涙でした。
こんなにもお芝居に引き込まれるとは思ってなかったよ!
やはり、バレンシアあっての炎のボレロ、哀しみのコルドバだと思わすくらい人物設定が似てたね。
個々の役の個性が際立っているから、シーンが全く素通りしていかない。本来、台詞は次の台詞、次のシーンに繋ぐキッカケだから、ちゃんと台詞を立体的に喋ってもらわないと困るんよね。
生徒のために台詞がある時もあるが、基本は物語の繋ぎだから意味をちゃんと伝えてもらわないと物語が成立しない。
やはり、過去の映像を観て分かるようにちゃんと台詞の意味を伝えられる人がいい役を貰えたりするんよね。
星組全ツメンバーは、ちゃんと台詞に重きを置いてるし、なにより人物描写を的確にかつ情熱的に演じてくれてるから、めちゃくちゃ先が読める展開なのにめちゃくちゃ泣かされるんよ!これが古き良き宝塚の伝統芸であったりするんよね。
うたかたの恋も、フィレンツェに燃えるもこれくらい熱く演じてくれたら感情移入できるのに…とついつい思ってしまった…。m(__)m
カチャのフェルナンドはノーブル、せおっちのラモンはチャラ男、極美慎君のロドリーゴが情熱系で三人三様の個性が際立っていて、お互いを引き立て合っていて、めちゃくちゃ説得力がある役作りでした。感情移入して観てたよ。まさか泣けるとは思ってなかったよ。間違いなく初演の時もそうやったと思うんよね。
カチャは真摯系でピッタリだったし、せおっちはめちゃチャラ系かつ漢な見せ方がめちゃくちゃ上手かったし、極美慎君がめちゃくちゃ大人度が上がっていて、しかも、内に秘めたる情熱が滲み溢れまくっていめちゃくちゃ良かった。
いやー、極美慎君がこんなに芝居心があるとは思ってなかった。めちゃくちゃ引き出されてるやん!色気も半端なかったし、依怙贔屓したくなる生徒さんですね(笑)
やはり柴田先生の作品だけあって、男役だけでなく娘役にも見せ場があって、めちゃくちゃ全ツ向きの作品だと思った。
ひっとんのイザベラが超〜切ない。前作のルスダンがめちゃくちゃ良かったから、このイザベラも見せ方も表現もめちゃくちゃ良かった!
ワタクシイチオシ朝水りょう嬢は、イケメン過ぎ!っていうか、せおっちもしかり、女性であることを完全に忘れさせるくらいイケメンかつ男やった。
少なからずともシルヴィアは、ルカノール公爵を愛していたんやろな…と思わすくらい、勧善懲悪といえどもめちゃくちゃ悪い人だと思えないくらい魅力的なルカノール公爵を演じられてましたね。そりゃイケメンやもん、目移りするわ!あ、関係ないか…。
なんだかんだで星組もめちゃくちゃ魅了的な生徒が多いね。歌も上手いし、イケメン揃いだし、こっちゃんDS組も歌スゴが揃っていて凄いことになってるし、間違いなく「1789」はイケメン歌ウマ祭りやな!
ショーの「パッション・ダムール・アゲイン!」は、岡田先生のこれまでのショーの名シーンを集めたレビュー集になっていて、今まで観てきた全ツショーの中でめちゃくちゃ体感時間が短かった!
ワタクシ、基本ショーに興味ないのですが、ぶっちゃけ、このショーだけで十分広島に来た価値があったよ!
お芝居もショーもぶっちゃけ他組の再演もねだから生徒達は大変だったと思う。もちろん、こっちゃん組も新作だから大変だが…。こっちゃん組の評判もすこぶる良いから、マジ恐るべし星組やな!
カチャ組は、タイトル通りパッション、情熱を持って表現してくれたから全く退屈感がなかった。こんなにも時間の経過が早いショーも久々。
しかも、ショーが終わって一旦緞帳が降りたら、もう客席完全スタオベ!めちゃくちゃ珍しい光景だったと思う。それくらい素晴らしいショーだった証拠。
カチャがほんまセンターなのが全く違和感がないくらい星組に溶け込んでた。羽根も全く違和感なかった。私は、カチャのエドガーで「ポーの一族」が観たい派なので、さゆみ氏のエドガーに対抗できるのはカチャしかいないと思ってる。
ショーは、せおっちが広島出身ということもあり、客席がめちゃくちゃ熱かった!こんな熱い劇場空間は久々だったよ。
私は単純にたまたま休みでお墓参りを兼ねて広島公演をチョイスしただけなので、めちゃくちゃお得感があるショーだった。
もうさ、ル・ポァゾンのシーンがめちゃくちゃ良かった!せおっちがまーイケイケで熱熱のイケ男だったから、客席大盛りあがり!ゆうひさんの中日公演のアパショⅡを思い出したよ。あの時の客席の熱気も凄まじかったもんね。
カチャがセンターなのにせおっちの見せ場が半端なく多くて、二番手羽根も背負わせてもらい、このショーが餞になって次の大劇場作品がサヨナラにならないことを切に願うばかり。
全ツしかり、バウやDSも少人数公演だから、大劇場では出番がない生徒にもスポットライトを浴びるチャンスがあるのでいいシステムだと改めて思った。
特にショーは、いかに周りと調和を保ちつつ個性を出すかが勝負ところになってくるけども、もうね、個々の生徒たちの表情が素晴らしい!オペラを外す余裕がないくらい、忙しかった。今回もパンフを買ってないので名前が分からない方ばかりでしたが、ドヤ顔最高だった!
福岡公演、チケット余ってるみたいですが、お近くの方は、これぞ古き良き宝塚の伝統芸を鑑賞できるチャンスたので超オススメします!
私自身、皆さんにとってどうでもいいことばかり語ってしまっていましたが、それくらい感情や言葉を引き出す力があるお芝居とショーでしたね。
お芝居は、昭和モノだから好き嫌いが分かれるかもしれませんが、マジ、ショーは必見!!
あの情熱を体感してほしい!!
まさか…、
広島だけ???
(汗)