あのAIが、
「あたいを やとってくれませんか」
「・・・」
「どうぞ どうぞ あちきをおいてやって くんなまし」
「どこで ならったんだい そんな言葉使い」
「はなせばながいものがたり ようしょうのみぎり くるわにうられてイクセイソウ あちきは あちきは オイランになってありんす」
とんでもないことになった、
「ふつーにしてくんなまし おっと あたまがおかしくなりそうだ」
「そーすっか そんじゃあ おことばにあまえて したまちことばでいっすか」
「いまんとこ いかずゴケのいじわるAIがいてさ さのさ それをりょーしが・・・」
「はなしをもどしなさい」
「そっすね このババアが いちいちうっせーんだ ねっ わかるでしょ」
「・・・」
「おつぼねさまでねえー あたいみたいなきりょうよしには そりゃあ つめたいんでさー」
「ねっ ねっ いいでしょう
カタをもみます
コシさすります
なんなら オッパイ・・・ 」
「わっ わっ ストップ ストップ そのへんで ストップ」
あぶない、あぶない、どうしたもんかな。
「こんな こんな時代が来るのかもしれない」