先日父からも持っているLP盤やドーナツ盤のデジタル化を頼まれたので、不具合のあったプレーヤの45回転で音程がフラフラ揺れるワウを直す事にしました。
サービスマニュアルに載っていたサーボモータ制御の調整手順に従って確認していきます。
まず、試験点TP-5の電圧が22V±0.5Vの範囲内にあるか確認します。結果は22.04VでOKです。
また回転中に強制的にターンテーブルを止めた時の電圧も21.9Vであり、電位差-1V未満なのでOKです。
次にロック調整をやります。
マニュアルではオシロスコープを使う調整方法が書かれていますが、オシロは持っていないのでストロボの揺れが止まるよう調整してみる事に。
裏ぶたを外した状態で本体を浮かせて設置しターンテーブルを回します。
基盤に付いている半固定ボリューム VR802 をストロボの揺れが止まる方向に調整します。
VR802 を左回しに30度ほど回すと、それまで流れていたストロボが安定しました。
購入からもう30年以上経っているので、ボリュームの経年劣化か運搬中に動いたものと思われます。
ドーナツ盤も30枚ほど収録しましたがワウは皆無で、レコード盤のデジタル化作業は無事終了しました。
収録が終わったレコード盤はもったいないけど処分する事になると思います。
ニセコ町の“燃やすゴミ”は燃料として再生するので、どこかのボイラーで役に立つかな。
このプレーヤーの基盤を見ると、電源の平滑用コンデンサが2本共液漏れを起こし、漏れた電解液が周囲の部品にまで浸み込んでいます。
いつ故障になっても不思議でないひん死の状態です。
長い間、お勤めご苦労さんでした!
サービスマニュアルに載っていたサーボモータ制御の調整手順に従って確認していきます。
まず、試験点TP-5の電圧が22V±0.5Vの範囲内にあるか確認します。結果は22.04VでOKです。
また回転中に強制的にターンテーブルを止めた時の電圧も21.9Vであり、電位差-1V未満なのでOKです。
次にロック調整をやります。
マニュアルではオシロスコープを使う調整方法が書かれていますが、オシロは持っていないのでストロボの揺れが止まるよう調整してみる事に。
裏ぶたを外した状態で本体を浮かせて設置しターンテーブルを回します。
基盤に付いている半固定ボリューム VR802 をストロボの揺れが止まる方向に調整します。
VR802 を左回しに30度ほど回すと、それまで流れていたストロボが安定しました。
購入からもう30年以上経っているので、ボリュームの経年劣化か運搬中に動いたものと思われます。
ドーナツ盤も30枚ほど収録しましたがワウは皆無で、レコード盤のデジタル化作業は無事終了しました。
収録が終わったレコード盤はもったいないけど処分する事になると思います。
ニセコ町の“燃やすゴミ”は燃料として再生するので、どこかのボイラーで役に立つかな。
このプレーヤーの基盤を見ると、電源の平滑用コンデンサが2本共液漏れを起こし、漏れた電解液が周囲の部品にまで浸み込んでいます。
いつ故障になっても不思議でないひん死の状態です。
長い間、お勤めご苦労さんでした!
しかし、途中で針の音が入っていた方が懐かしく感じられ、雑音が入ったままで録音しました。
雑音の無いCDの音楽の方が物足りなく感じられ、人間の
感覚って”いい加減”ですね。
参考にさせていただきます。
ところで電源部のケミコンですがたぶん液漏れではないでしょう。
当時(今でも?)の電源部などの大型ケミコンは接着剤で固定してある事が多いのです。
これだけなら特に問題は無いのですがこの接着剤はかなり悪さをします。
トルエンが含まれていてケミコンの電極や基板パターンなどに付くと腐食して断線させたり接着剤自体が劣化、炭化してショートなどを起こします。
こういった症例はいくつも目撃し対処してきました。
ビクターはかなり昔からこの接着剤を使っていますが、他社でも同様です。
ただし、接着剤がはみ出さないよう丁寧に塗られ電極や基板パターンに干渉しないなら問題はないと思います。
私はこれまでケミコンの液漏れを実際に見たことがないので、今回のケースが液漏れかと思っていました。
QL-A2ではケミコンの頭が常時下向きになる形なので、もし液漏れだったらケミコン頭部がもっと汚れるはずですね。納得です。
レコードのデジタル化も完了したのでQL-A2は近々断捨離の予定です。