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ニセコに魅せられて移住を決意した夫婦のアクセクストーリー

FMトランスミッタの製作(3)

2016年05月27日 06時12分43秒 |  └ 電子工作
苦労して作った秋月のFMトランスミッタキット[K-86]でしたが、ウォークマンなどPLL方式のFM受信機では周波数合わせが難しく断念。
次に検討したのは受信機と同じPLL発振方式(新潟精密製FM送信モジュールNS73Mなど)を使用したFMトランスミッタです。
NS73Mは、わずか7mm四方のチップ中にミニFM放送局が入っているすぐれもの。

秋月のキットにもNS73Mを搭載したPLL発振方式のFMトランスミッタがありますが4,800円と高価なので、もっと安価にできる方法を探します。

秋月からもNS73M単体(発振用の水晶も付いて)が1,000円で販売されており、これに制御用のPICマイコンと数個の部品でFMトランスミッタを自作している記事(JH4CBA伊藤様のHPなど)がたくさん見つかりました。

こんなの作りたい!! と云う訳で、私にとって全く知識のないPICマイコンについてネットを調べたり知人に聞いたり。
その結果、PICを動かすためにはプログラム(C言語)の知識が必要なのと、プログラムを機械語に翻訳したものをPICに書き込むライタが必要で価格が3千円以上する事が分かり行き詰まりました。

そんな中、PICマイコンの教えを請うた友人から「車で使っていた12V電源のFMトランスミッタがあるのであげるよ!」

送料まで負担して送ってくれました。 Hさんありがとう
ロジテックのLAT-AVFM04Uです。

USB充電機能が付いている事から推測して、車の12Vを5V電源に変換しているようで、パソコンのUSB(5V)で動くように改造します。デジカメに付属していたUSBケーブルのAコネクタを切ってシガープラグの代わりにつなぎ替えます。

LAT-AVFM04U本体から出ている電源線はFM電波を放射するアンテナを兼ねている可能性もあり、極力長くシガープラグに近い所で切断します。

左がLAT-AVFM04U本体から出ている電源線、右がデジカメ付属のUSBケーブル。
デジカメ付属のUSBケーブルは外部ノイズの干渉を受けにくい2重シールド構造になっています。
グレードは高いですが電波放射には逆効果かも。

撚り合わせ接続してハンダ上げし、ビニルテープで絶縁処理した上から熱収縮チューブを被せて保護します。

3.5mmミニプラグをパソコンのイヤホンジャックに挿入。一方の電源線をパソコンのUSBに接続するとLAT-AVFM04U本体が自動的に空きチャンネルを探します。スキャンの結果は「5」を示し88.5MHzで電波が発射されます。
ウォークマンのFMラジオを88.5MHzに合わせるとパソコンからの音楽が聞こえました。♪~♪ 

電波の出力が弱いためか、FMラジオをFMトランスミッタに近づけた時だけステレオになり、離れるとモノラルになります。
音質はFM放送を受信するのと変わりなく聞こえます。
2Fに移動しても聞こえるのでしばらくはこれで使ってみます。

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1 コメント

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Unknown (スルメイカ)
2023-10-21 14:09:08
http://lonvic.web.fc2.com/WorkShop/menu/right/HF.html
マイコン式のFMステレオトランスミッタに行く前に、
FMステレオエンコーダを、汎用ロジックICなどで組むことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

こちらの回路をネットサーフィンしていて見つけましたw。私はKiCadですべて表面実装タイプで設計中です。

また、今千石電商で八ヶ岳クラブのPLL型の最後の最後の商品が売られてると思います。
パラレルPLLのICのモトローラMC145163がすでに廃盤のため、そのキットも市場に出回っている最後になっています。
オプションのブースタ回路、周波数表示回路のキットもまだおいてありましたよw。
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