Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

6L6Gパワーアンプ

2008年08月08日 | ピュアオーディオ

Blog_007 サンバレーの樽アンプで6L6Gの球のアンプの良さを認識してから、6L6又は6L6Gのパワーアンプをいくつか購入して「Trail仕様化」に挑戦してきましたが、回路やパーツが今一であったり、使ってあるトランスが安物であったりと散々な思いをしてきました。

今度はいろいろな経験を踏まえ、吟味して購入しました。これもヤフオクで手に入れたものですが、「部品売り」されていたものを交渉して「一括」(アンプとして)購入しました。

つかってある球が初段に英国のHL4(MHL4)の球で有った事とトランスに質の良いものが使ってあるのが決め手になりました。

HL4はすでに3B252Bアンプの初段で使っていますので「音質の良さ」は確認済です。また珍しい球なのでそう使っている人が多くないのも魅力です。外観も「金色」でドハデで目立ちます。

オリジナルの状態で今はアルテックを鳴らしていますがなかなかのサウンドを出してくれます。今回のアンプは専務宅の#620A(購入予定)を鳴らす為の先行投資です。じっくりとTrail仕様のアンプに仕上げていきます。


ハーベス Hlモニター MKⅢ がやって来ました

2008年08月08日 | ピュアオーディオ

Blog_006 待ちに待ったハーベスがやって来ました。1990年前後の商品のようです。サランネットはスポンジが溶けたのか有りません。

楽しみにしていた音出し確認です。スペンドールBC‐Ⅱを持っていますので違いがどの辺になるのかを非常に楽しみにしていました。SPのサイズがほとんどBC‐Ⅱと変わりません。

出てきたサウンドは非常によく似たものでした。ただこちらの方が低域の量感が豊かで高域はそんなには伸びていないようです。でもオリジナルのBC‐Ⅱよりは数段上をいく音質と思います。音のバランスが良い。このハーベスはTrail仕様にする事を前提で購入しましたので、Trail仕様にすると更なる可能性を出してくれると期待しています。

能率は悪いけどアルテックの406-8Gと遜色ないサウンドを出してくれそうで楽しみになりました。


サンバレー樽アンプのTrail仕様

2008年08月08日 | ピュアオーディオ

サンバレーの樽アンプはなかなか良いアンプです。こじんまりとしていますがズッシリとした重さも有ります。

プリメインアンプの仕様になっていますので使い方も非常にイージーです。このままでも十分音楽は楽しめますが「バタ臭く」聴こえますので、無印のオリジナル真空管では満足できません。真空管をWE350Bにしたいところです。ですがWE350Bは¥50000円以上/本しますのでなかなか使えません。そこで同等管の6L6Gを使って「真空管の良さ」を引き出したいと思ってTrail仕様に仕上げてみました。

すべてがキットとなっていますので自分で組み立てます。半田材や配線材を良質のもので組み上げますと必然的にTrail仕様になります。組み合わせる球は6SN7と6L6Gです。

今回は2セット目です。前回の1セット目は近所のマニアの方が借りて行かれて貸出期限で帰ってきましたが、翌日「他のアンプではもう音楽が聴けない」と云って速攻で購入されました。

Blog_005 この時の球は6SN7がウエスチングハウス、6L6Gが英国CV-1947(350B相当管)でした。このCV-1947は非常にブリリアントな質感のする球で非常にお気に入りの球でした。また機会があれば手に入れたいと願っています。

今回の2セット目はこれもまた、別の近所の方にオーダーされて作っているものです。内部の写真を添付しますので配線の参考にしてください。

Trail仕様の樽アンプはオリジナルとは「次元の違う質感」を持っています。「ヌケきっている」サウンドです。つまり従前の真空管アンプのサウンドではありません。非常に音数が多く、シャープなサウンドです。トランジスターアンプのように「カチッ」とした質感でありながら真空管特有のうるおいのあるサウンドです。難点は出力が8W×2程度なので高能率のSPに向きます。前回のお客様はJBL#4312をお使いでした。今度のお客様もJBL#4313に使われる予定です。

作成も佳境に入っていますので明日くらいには完成し音出し確認をいたします。今回は球にRCA 6SN7 とタングソルVT-115(6L6G)を準備しています。


ハイルドライバーのTrail仕様化

2008年08月08日 | ピュアオーディオ

先日からハイルドライバーをオリンパスシステムにつないで「何処に使うのが効果的か?」を探っていましたが、高域に使うのが最も良い結果でした。

このツィーターを入れると音の太さ(特に高域)がより自然に近付くようで、更に中域や低域の質感や音の厚みにも好ましい影響を与えてくれるようです。

Blog_004 だたオリジナルの状態では「音の粗さや情報量不足」を感じましたのでTrail仕様化することで質感と情報量の統一をしました。

結果は予測通りで非常に満足のいく結果になりました。全体に反応が早く、音の厚みがしっかりして、高域のシンバルの余韻はかつてないレベルまで高められました。このサウンドを聴くと「病み付き」になってしまいます。他のSPが聴けなくなります。