事務所のメインであるオリンパスシステムを置いている部屋にハーベスを設置してTrail仕様のプリ+パワーアンプ(どちらも管球アンプ)で聴きはじめたら、メインのサウンドの質感が「負け」ている。
「音のキレ、粒立ち、シャープさ、繊細さと鮮明さ、音の艶」等で負けているのがはっきり判る。今までオリンパスシステムに物量をつぎ込んで一番の「音質」になるようにしていたのに、シンプルなTrail仕様の管球アンプに太刀打ちできない。
ハーベスシステムのケーブルはSPルシファーを除いてすべて「化け物シリーズ」である。それもSCR-15ですのでオリンパスシステムの「オールルシファー」とは大いに格下である。でも質感はハーベスシステムが上。
これは自宅でEL34ppモノアンプをTrail仕様にした時から判っていた事でしたが、アンプ内の配線を交換し、プラグ類を最高級クラスの部品にすると「質感」はTr型アンプでは勝てません。
しかしこれは辛い事になって来ました。
オリンパスシステムだけは「市販のアンプ」を使っておと作りをしてお客様に感覚を持っていただくためのシステムと位置付けていますので・・・。2ヶ月くらい前からオリンパスシステムのアンプのグレードアップを考えない訳でもなかったのですが・・・。低音域用のM-100も古いので分解能が足りないと感じているし、中高域用のA20Vもそろそろ力不足を感じています。
他のSPシステムがだんだんとTrail仕様の管球アンプに変わってきていますので方針を見直さないといけない時期かもしれません。
逆説的に言えば、「オリンパスシステムを上回るサウンド」が現れ始めたという事で、地力が更に付いて来たと云う事になります。
すぐに最高のサウンドを出す事は出来ます。オリンパスシステムに使っているアキュフェーズのアンプをすべてTrail仕様のアンプで置き換えればいいのです。とんでもない「音質アップ」をする事は目に見えています。
Trail仕様のパワーアンプが既に6セット有りますので交換はいつでも出来ます。悩みます。最高の「音質」を聴かせるのが良いか?市販のアンプでどこまで出せるか?お客様が望む方向にしていきたいと思います。ご意見をお待ちします。