Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

アキュフェーズのアンプが負けている

2008年08月26日 | ピュアオーディオ

事務所のメインであるオリンパスシステムを置いている部屋にハーベスを設置してTrail仕様のプリ+パワーアンプ(どちらも管球アンプ)で聴きはじめたら、メインのサウンドの質感が「負け」ている。

「音のキレ、粒立ち、シャープさ、繊細さと鮮明さ、音の艶」等で負けているのがはっきり判る。今までオリンパスシステムに物量をつぎ込んで一番の「音質」になるようにしていたのに、シンプルなTrail仕様の管球アンプに太刀打ちできない。

ハーベスシステムのケーブルはSPルシファーを除いてすべて「化け物シリーズ」である。それもSCR-15ですのでオリンパスシステムの「オールルシファー」とは大いに格下である。でも質感はハーベスシステムが上。

これは自宅でEL34ppモノアンプをTrail仕様にした時から判っていた事でしたが、アンプ内の配線を交換し、プラグ類を最高級クラスの部品にすると「質感」はTr型アンプでは勝てません。

しかしこれは辛い事になって来ました。

オリンパスシステムだけは「市販のアンプ」を使っておと作りをしてお客様に感覚を持っていただくためのシステムと位置付けていますので・・・。2ヶ月くらい前からオリンパスシステムのアンプのグレードアップを考えない訳でもなかったのですが・・・。低音域用のM-100も古いので分解能が足りないと感じているし、中高域用のA20Vもそろそろ力不足を感じています。

他のSPシステムがだんだんとTrail仕様の管球アンプに変わってきていますので方針を見直さないといけない時期かもしれません。

逆説的に言えば、「オリンパスシステムを上回るサウンド」が現れ始めたという事で、地力が更に付いて来たと云う事になります。

すぐに最高のサウンドを出す事は出来ます。オリンパスシステムに使っているアキュフェーズのアンプをすべてTrail仕様のアンプで置き換えればいいのです。とんでもない「音質アップ」をする事は目に見えています。

Trail仕様のパワーアンプが既に6セット有りますので交換はいつでも出来ます。悩みます。最高の「音質」を聴かせるのが良いか?市販のアンプでどこまで出せるか?お客様が望む方向にしていきたいと思います。ご意見をお待ちします。


やはりSTCは最高ですね

2008年08月26日 | ピュアオーディオ

昨日になってしまいましたが6L6GのCV1947が6本入荷しました。早速音出し確認をしませて問題ない事を確認しました。ついでに「質感」のチェックもしました。

ブライマーブランドのCV1947はNOS品のようでこの1ペアは「音の深み、レンジの広さと繊細感」が抜群で下手なEL34やKT88が負けますね。

残りの4本は中古なのか今一繊細感が足りないような感じを抱きましたが手持ちにある他の6L6Gよりは一段上のサウンドですので十分使えると思います。

これで6L6Gシングルアンプは完成です。早速お試しでJAZZを聴きましたが音の深みや分解能等申し分なくメインで使える音質に仕上がっています。

同時並行して3B252Bの初段間と次段管の調達も入手や手配が完了し、全てが2セット以上予備球を確保しました。

管球アンプを使うに当り気を使うのが「予備球」の確保です。これがないと球の故障や寿命が来ると使えなくなってしまいます。ブランドや製造年代でサウンドが変わりますので出来るだけ近い年代で同一ブランドで揃えたい物です。

Trail仕様の管球アンプの一番の特徴は「詰まり」がないことです。ですから「鮮度」が良いです。その上音数が非常に多く「ゆらぎ」を感じることが出来ます。この「ゆらぎ」は例え100万円以上のTr型アンプからは出てきません。出力はせいぜい2Wから10Wくらいですが「ドライブ力」が桁外れだと思いますので音量に不足は感じません。・・・但し97db以上のSPの場合。

すっかり管球アンプにのめりこんでしまいました。予備の球の価格も本数が多いとバカになりません。正確に計算したことは有りませんが軽く50万円は越えているでしょう。もっとも管球アンプの種類が全て違って8セット有りますので普通の方ではここまでは必要はないでしょう。