D732は元々115Vで使用するように造られていますので100Vではどうしても「鳴りきらない」部分があるようだと感じています。以前マッキンのC40でも同じ事を感じ117V化をしました。
ステップアップトランスとケーブルを持ち帰り早速自宅のD732に取り付けました。
取り付けた当初は「読み込みエラー」が出ていたようですが1時間もすると安定してきました。
さすがに115V(実際は117V)にしますと「別物」ですね。こちらが本来の実力でしょう。今まで物足りなかった部分が埋め尽くされて、豊潤な音の広がりや反応の良さが出てきています。
今までの「欲求不満」がいっぺんに解消されたようです。他に触る必要が無いくらいにサウンドが充実してきています。音量を上げても「うるささ」を感じなくなっています。
前回フジコ・ヘミングの「永久への響」では「リストもシューマンもショパンもみんなショパンの様に聴こえる」と書きましたが、今日は違います。描き分けています。低音の力強さや深みが出てきて表現力がグレードアップしています。それでいて「鮮明」です。さわやかなのは良いのですがこれでもう少し「しっとり感」が出ればと思います。