Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

機器の性能や質感を左右するモノ

2013年05月01日 | ピュアオーディオ

アンプやソース機器の性能や音色・質感に大きく効いて来るのが電源ケーブル。30年程前まではメーカーオリジナルの「直出し電源ケーブル」が殆どでした。現在は電源ケーブルを交換できるインレットタイプが高級機の代名詞みたいになっています。

実際電源ケーブルでかなり変わります。性能が高いケーブル程一般受けしない様です。なぜなら、性能の高いケーブル程「伝送容量」が大きいとも云えます。今まで使っていたケーブルより伝送能力が極端に高いと、機器の内部でふん詰まりします。(機器の内部パーツがビックリしている?」 その為、使い始めから約1ヶ月くらいは非常に大きくバラツキます。(バランスも変わる)

この時点で殆どの方が「このケーブルは悪い」と判断して元のケーブルに戻してしまうと思います。そうなると必ず元のケーブルが良いサウンドになります。性能の高いケーブルが電気の流れる道を「拡幅工事」していた恩恵をチャッカリ受けるからです。それも2週間もすれば元に戻ります。

良い電源ケーブルは遅行性の効果の出方をします。交換して直ぐ効果が判るのは「音数の増加」ぐらいで、低音・中音・高音のバランスを壊してしまうタイミングが有ります。この点で殆どの方が「ジャッジ」を下してしまうからなかなか上のグレードにたどり着けません。

機器の何処でふん詰まりするのか?を私なりにテストした事が有ります。電源トランスのみを入れ替えした時に、ハッキリと「ふん詰まり」を確認しました。トランスを活性化しないと先には電気が流れません。