Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

米国コンバージェント・オーディオ・テクノロジー社 SL-1プリアンプ

2012年11月24日 | ピュアオーディオ

昨日、常連のお客様がプリアンプを持ちこんで試聴会を致しました。

Sl11

本体部のパネルは上の写真の様に非常にシンプルです。このプリアンプは電源が別体式になっています。

Sl12

こちらが電源部で、出力線がプリアンプと繋がっていますので、移動の場合は本体と一緒に運ばないといけません。

Sl17

こんな感じで本体と電源部が1本のケーブルで繋がっています。1991年当時\130万円で販売されていたそうです。

試聴会ですので早速音出し確認です。しっかりと厚みのあるサウンドです。音数も一般のアンプに比べれば十分な程出ている様に感じます。お客様曰く「前回LUXMAN CL-35」と比較したら比べ物にならない程音質アップしたとの事。

Ken_audio_cr10001

ここで現在改造中のCR1000プリアンプを聴いていただきました。音ののびやかさや音数は圧倒的に多いです。周波数レンジ的にもこちらが広く、ヌケ・キレが違う様に思います。

Sl19

SL1プリアンプの内部の球がどうなっているか?調べたいとの事で、天板パネルを開けて見ました。天板の厚みが5mm程も有り、しっかりした作りになっています。内部は1枚のプリント基板に整然とCRパーツと真空管が並んでいます。

使って有る球(メーカーオリジナル状態)は、12AU7×2本(中国製)、12AX7×4本(中国製)、6922×4本(ロシア製)となっており、球のグレート的には今一の感じを受けました。お客様のご希望で、真空管をもっと良い球に出来ないか?とのご相談が有り、すべての球を、私の個人的ストック品に交換しました。

12AU7(フィリップス)、12AX7(フィリップス)、6922(テスラ)に交換して音出し確認をしましたら、中国やロシアの球を使った時のサウンドから一皮剥けました。音の透明感、音数、音の厚み、エネルギー感、音色、周波数レンジの広さが数段上のサウンドに変身しました。この音を聴いてしまうともう元へは戻せないと思いました。

真空管(球)については、何処(メーカー)の何年頃の球が良いのか?勉強しておかないといけません。その為には実際に無駄を覚悟で試して見ないと経験値が出来ません。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
SL-1ですか! (d4studio)
2012-11-24 22:03:34
有名なアンプですね。
返信する
d4studioさん コメントありがとうございます。 (トレイル)
2012-11-24 22:16:35
人それぞれに出会いが有り、思い入れが有るように思います。
返信する