今回サブシステムで2セットのSPシステムを使いマルチアンプ化をしたが、「音質」は遥かにグレードダウンした。理由は使用できるケーブルのグレードが下がった為。
一般には「マルチアンプ方式」にして、3ウェイなら3台のパワーアンプの良いとこどりをして「音質アップ」すると思われている。しかし実態は、ケーブル類のグレードが下がれば音質もグレードダウンする。
マルチアンプ化前、LE8Tシステムでは20㎝ユニットとは思えない低域の再生と高域のつながりで「メインシステム」に出来るぐらいのスケール感と「質感」・「緊張感」を持っていた。チャンデバのトラブルで音量を上げれない面も有るが、正直「極端」な音質ダウンで閉口している。
使うケーブルのグレードが同じなら「音質アップ」も出来たかもしれないが、それは「鳴らし込み」を1年間・2000Hr出来ての事。これが出来ない状態なら、シンプルな鳴らし方で、基本的な部分のグレードを上げた方が音のバランスが良く質感も良くなる。
「マルチアンプ方式」=「音質アップ」ではない事を知っていただきたい。それなりの対策や鳴らし込みが出来て初めてネットワーク方式を越える事が出来る。