Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「音質アップ」をして来て最後は「JBL 3大ホーンシステム」

2010年01月03日 | ピュアオーディオ

昨年まで丸5年かかって「音質アップ」対策を実践して来ました。その結果、「伝送ロス対策」と「音変換対策」の2つが重要であると結論しました。

「伝送ロス対策」は簡単にいえば「電気信号のロスを極小化」する事で有り、この主たる対策は「低抵抗」にする事だと達観しました。しかし、この「低抵抗」化は半田付けの1か所、配線の1本、プラグ1個、ソケット1個の組み合わせでも発生しますので、これを「ゼロ」にする事は非常に難しいですが、出来るだけ「極小化」する努力を延々と続けて行けば「成長」して行きます。まだまだ私のシステムでも「低抵抗化」への道は半ばです。努力する事のみしか有りません。

これに対して「音変換対策」はあまり聴いた事がないのではないでしょうか?。これは「電気信号」の「位相」の問題と、SPユニットの「音変換」出来る範囲に対して対策したモノです。

「電気信号の位相」とはどういうことか?と云いますと、1本のケーブルには基本的に1個の「位相」が存在します。サインカーブを連想いただければ想像がつくと思います。しかし、これでは時間軸は1個です。1個のサインカーブで送れる信号は全体の信号の50%以下ではないかと推測しています。

これに対し私の対策は現在2個の位相をケーブルに持たせています。1個の「位相」では音信号が全て伝わりきれないのです。せめて2個、3個の「時間軸のズレ」に対応した「位相」を持つケーブルを使った方が「音数の多さや、艶やかな音色、力感、スケール感等」が「より自然」に聴こえるようです。その対策品が「ルシファーケーブル」です。

「自然の音」とは非常に多くの「音数」を持っていると認識しています。多ければ多いほど「自然な音」に近づけると思っています。

また「音変換ロス」としてはSPユニットへの考察と対策を実践しています。低域、中域、高域と一般的なオーディオの常識では各々1個のユニットで構成されていますが、「オンの音」のユニットと「オフの音」のユニットを組み合わせて、一つの帯域をカバーするようにユニットを組んでいます。「ユニットのパラレル化」と呼んでいます。

JBL3大ホーンシステムはこの「ユニットのパラレル化」をしていますので、出てくるサウンドの格が違います。この「ユニットのパラレル化」は出来るSPシステムと出来ないシステムが有ります。当然ユニットを載せるスペースも必要です。それからパラレル化するための端子の取り出しもなくては出来ません。

一般にメーカーオリジナルのSPシステムではこの「ユニットのパラレル化」に対応していませんので、ユニットの追加が難しいのです。

基本となるSPユニットラインのサウンドに合う・合わないの「相性」も有ります。これは各SPユニットの「位相」が関係してくるようです。有るツィーターがJBLの基本ラインに対し「先に出てくる」位相の場合うまく合いませんが、ALTECのユニットに対しては「遅れて出てくる位相」になる為かうまく合います。SPユニットの相性も大切です。

そうやって完成したJBL3大ホーンシステムと他のSPシステムでは、出てくる音の数が違いますので、3大ホーンシステムを聴くと他のシステムが聴けなくなるくらいの差が出来てしまいます。小音量から大音量までこの差が出て来ますので、深夜様に用意した20cmクラスのSPシステムが必要なくなくなってしまいます。結局自宅でもBC-Ⅱのシステムが追い出されてしまいました。

「最後に聴くのは1セットのシステム」が理想と考えていましたが、出てくる音質で必然的にこの「1セットのシステム」になりつつあります。


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