9時半過ぎ、妻と歩いて買い物に行く途中の道端で、自転車を止めてだいぶ高齢のおばあちゃんが何かを売っていた
よく見ると自転車の後籠にはバラの 「ゴーヤ」 と 「網袋に入っている栗」 があって、四角い厚紙に 「100円」 と書いてあった
このおばあちゃんは近くの土地持ちの人だが、時々見かけているので会うと挨拶を交わす程度の知り合いだった
しゃがんで疲れたように客待ちの様子を見ていると、何となく気の毒になって使い道に当ては無いが栗を二袋を買った
少し話をしたが、土地はたっぷりあるがその管理は大変とのこと。最近は上等な栗が採れなくなってしまったと嘆いていた
息子さんは都内に住んでいるが、どうも農作業はしないような口ぶりだった。このおばあちゃんの連れ合いも高齢だから、時々畑仕事をしているのはこのおばあちゃんだけだ
今はこのように後継者不足で農地があってもその管理は不十分で、日本を象徴する 「農の世界」 もいささかぐらついているのは確かだ
帰ってから栗一袋の重さを測ったら450グラムあったが、それが100円なのは安いのか高いのか? それとこの栗はどのような味がするのか? は判っていない
「さあ~て、この栗どうしようか?」
娘に頼んで 「栗ご飯」 でも作って貰おうかと考えている
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