諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

綱永井ランキング1位のコーヒー。「イギリス大使館のコーヒー」。その3

2015年11月28日 00時19分33秒 | 綱永井ランキング

続きです。やっと本当に本題の「イギリス大使館」です。

当時、私は建設業界紙の記者をしてました。でもここも胡散臭い会社でした。全国版での採用でしたが、一年で休刊です。そしてまた暫くしたら発刊します。その繰り返しです。その度に社員は入れ替えとなります。こんな感じが多いのです、業界紙は。

業界紙と言えども募集をかけれは1人の求人に100人は集まります。記者と言う仕事に人気があるのです。楽ですし、誰でもこんな仕事簡単に出来ますから。

私だってやっていたんです。本当に簡単です。だからこそやりたい人が多い。簡単に人が集まる。だから休刊発刊を繰り返して給料を抑えていたのかも知れんです。所詮、業界紙ってのはヤクザな商売と言えますね。全くもって。

だからこそ私、将来が大変不安になりました。私も転職を繰り返しましたから。本当にまともな会社が少ないのです。大抵がブラックと言って良いのではないでしょうか。

今では大手新聞も出版社も衰退産業と言えます。全ては貧困とインターネットによって駄目になったと言えます。私の家も新聞販売をやっていました。私も雑誌・新聞の編集・記者をしてます。どう転んでも駄目だったって事です。悲しいですわね。

イギリス大使館に行ったのはイギリスの繊維企業が新素材を発表したからです。手紙で「記者発表するから来てね」と書いてあった。それで行ったのです。

記者発表と言うと会社の人が商品の特徴を語り、記者がそれをメモして記事にすると思うでしょ。違います。説明なんか聞かなくても記事に出来ます。会社はニュースリリースを用意してますので。写真付きで。

新商品発表の記事なんてニュースリリースをリライトするだけ。こんなの小学生だって出来ます。楽なモンです。

私はチョット早めにイギリス大使館に着きました。運の悪い私はアクシデントに合いやすい。アクシデントを考慮して時間に余裕を持って行動する習性が私にはあります。直ぐに緊張する私は余裕を持たなくては生きて行けない。不器用な私が身に付けた習慣です。

「それにしても早く付きすぎた。記者発表までまだ30分以上ある。文庫本でも読んでるか。あれっ、あのポットは何だ。おっ、コーヒーが入っているのか。サービスが良いじゃないかイギリス大使館。それではご相伴にあずかりますかね」と思いポットに駆け寄りカップにコーヒーを注ぎます。勿論、砂糖とミルクを入れて。

そして一献。「うっ、旨い。旨過ぎる。何だこのコーヒーの旨さは。こんな旨いコーヒーは初めて。どうしてこんなに旨いのか。何か肉みたいな旨さだ。これは凄い」と思い、私は直ぐに飲み干し、またお替りしました。

いやいや唖然とする旨さです。これならいくらでも飲めます。もうこのコーヒーを独占したい。早く来て良かった。全部飲んでやると気合を込めまたお替り。

その頃には他社の記者が集まって来ました。私がコーヒーを飲んでいるのを見て貧乏記者がコーヒーに集まって来ました。私のコーヒーに。

私は「これは不味い。旨すぎるから不味い。直ぐ無くなってしまう。もっと飲んでやる。」と思いもう一杯。

うわぁー貧乏記者がいっぱい来た。不味い不味い、旨いけど不味い。もう一杯、もう一杯と貧乏記者の冷たい視線を横目に、身も心も貧しい私は何だかんだで6杯も飲んじゃいました。うーん満足。本当に早く来て良かった。

それにしてもイギリス大使館のコーヒーは凄い。何でこんなに旨いのだろう。豆は何なのか。どのように焙煎しているのか。入れ方はどうしているのか聞きたい。新商品の繊維なんてどうでもいい。このコーヒーの旨さの秘訣を聞きたい。

イギリスと言えば紅茶ですが、コーヒーも本当に美味しい。やっぱり伝統があるんですねぇー。お茶には拘るのでしょうね。感服仕りました。

噂によると神戸に凄まじく美味しいコーヒーを焙煎する業者が存在するらしいですが、このコーヒーはイギリスからの直通なんでしょう。そして大使館の優秀なテイスターが煎れているのでしょう。こんな美味しいコーヒーは私がどう逆立ちしても煎れるのは不可能。知りたいけど難しいでしょうね。残念です。本当に。

これ、20年以上も前の話ですが、今もってこれ以上のコーヒーを味わっていません。出来れば最後の晩餐の時、このイギリス大使館のコーヒーも是非飲みたいですね。それだけの価値あるコーヒーだと思います。イギリス大使館の職員は普通に飲んでいるのでしょうけど。

コーヒーも奥が深い。あんなコーヒーが煎れられたら、喫茶店のマスターにをやりたいですわ。絶対成功間違いなしでしょうし。あのコーヒーは一つの財産だと思いますね。

 

ではでは。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

綱永井ランキング1位のコーヒー。「イギリス大使館のコーヒー」。その2

2015年11月27日 00時10分09秒 | 綱永井ランキング

続きです。

二つ目のコーヒーはタイトルの通り「イギリス大使館のコーヒー」です。

所でイギリス大使館ってどこにあるかご存知でしょうか。何と皇居のお堀に面しています。地下鉄半蔵門線駅からが一番近いでしょうか。実は私の定番の飲み屋はこのイギリス大使館隣りの「ふくおか会館」です。しょっちゅう通っていました。

何故この「ふくおか会館」に飲みに行ってたかと言うと、株の業界紙にいた時、先輩の整理記者に福岡県出身のWさんいて、その人とつるんででいたからです。

Wさんは株に詳しいけどもセンスは良かったかは疑問です。損もけっこうしていたみたいですし。でも日産フェアレディを買ったと思ったらポルシェ・ケイマンに乗り換え、それでも満足せず1600万円だかのポルシェ・カレラを全部新車で購入したところを見ると、儲かっていた時も合ったようです。

現在は日本に見切りをつけてタイのバンコクに行っちゃいましたけど、今頃どうしているでしょうねぇー。

あっ、そのWさんも現在独身の筈です。ご存じないと思いますが、新聞とか雑誌、出版社に勤務している人間は独身が大変多いのです。確か65%の人が独身とか言われてます。女の子もです。私の周りにいた者も独身ばかりでした。今でも独身の人ばかりです。仕事が楽しいと結婚する考えは無くなるのかも知れないです。結婚願望のある人にはお勧め出来ない仕事だと思いますね。

「ふくおか会館」は福岡県が経営しているホテルです。チョット施設は古いですが宿泊費は福岡県出身なら一泊5000円程度と聞いています。他県出身者だと少々高くなりますが、東京のど真ん中のホテルとしては儲け度外視です。何たって福岡県で経営してますので、儲けが出なくても良いみたいでした。

このホテルにはバーのラウンジみたいなところが有り、福岡名物しっぽく料理を出しています。私はあんまりしっぽく料理が好きと言う訳ではありませんが、馬鹿にするなと言うくらい安いんです。例えば水割りがたったの200円。安すぎです。しかも高級感はたっぷり。皇居の眺めも良い。お勧めです・・・・・っと言いたいところですが、どうも閉館して売り飛ばす計画らしいです。福岡県も余裕がなくなったのでしょうね。私の大切な東京の思い出が一つ無くなるのは大変寂しいものです。

さて、イギリス大使館です。当時私は建設業界紙の記者をやっていました。建設関係と言えば談合を思い出しますが、談合しているのかどうか。

こんな事大きな声で言えませんが、「あんまりマスコミは余計な事言わないでくれ」と言う雰囲気がたっぷり有り、マスコミはしょっちゅう立食パーティーに呼ばれていました。アカプリ、帝国ホテル等々の超高級ホテルでです。週三くらいの割合で私もパーティーに出てました。

このパーティーですが凄い豪華です。髪を結び上げたコンパニオンが大勢います。皆背が高いからモデルクラブに属しているのではないでしょうか。チャイナドレスなんか着ています。スリットの奴です。凄い世界です。コンパニオンだけで十数人いましたね。ギャランティいくらなのか判りませんが、全員グットルッキングですから高いと思います。銀座のホステスなんか逃げ出すほどのコンパニオンです。これは金がかかっています。

そんなコンパニオンに水割り等をお願いするとニコッと笑みを浮かべ渡してくれます。プロです。これはやっぱり高そうです。

パーティーでは屋台が出ます。寿司、天麩羅、鰻、ステーキの屋台です。それぞれ屋台があるのです。私はここぞとばかり何度も並んで頂きました。美味しゅうございました。

料理を和洋折衷。何でもあります。特にビックリしたのはフルーツです。盆栽みたいになっています。ライチとか枝からもぐのです。もうこれ芸術品です。その芸術品を食べるのです。すげぇー。

それと蟹サラダにもビックリしましたね。だって蟹しか入っていないサラダなんですから。多分、高級蟹缶を300缶くらい開けてマヨネェーズをかけかき回しただけのサラダです。サラダと言えるかどうかは判りませんが、スーパーセレブな立食パーティーでしたわ。

あっーバブルが懐かしい。今の私は何なんだ。うわぁーん(涙)。

 

続く。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

綱永井ランキング1位のコーヒー。「イギリス大使館のコーヒー」。その1

2015年11月26日 00時16分36秒 | 綱永井ランキング

調子に乗ってまたまた綱永井ランキングであります。

私、コーヒーが大好きです。好きなのはコクがあるタイプですね。酸味のある奴はあんまり好きじゃないです。例えばキリマンジャロはチョット敬遠です。コナは好きですけど。

やっぱりブルーマウンテンは美味しいと思いますが、こんな高いコーヒー豆は滅多に飲んだ事ありません。私にはブラジルで十分。ブラジルが似合っています。安くて美味しいですし。

因みにご存知の方も多いと思いますが、ペーパー式の場合はコーヒー豆を飲む前にミルで挽いて、粉を火傷させない感じでチョッピリチョッピリ90℃のお湯を注ぎます。そうすると安い豆でも十分美味しいコーヒーが入れられます。仮面ライダー1号の「藤岡弘、」さんも断言してます。

そんなことしていたら温くなるとお思いでしょうが、それはそれ1人前のみを煎れれはいいだけの話です。コーヒーを飲むのに時間がかけられる暇な人は試しにやってみてください。安い豆でも中々美味しくなりますから。

そういえば仙台に超高級喫茶店・ホシヤマ珈琲店が鎮座しています。一番安いコーヒーでも一杯1000円以上と聞いています。それでも大勢のお客さんで賑わっています。多分、1000円以上払っても惜しくない。それほど美味しいのでしょうねぇー。

そういえば東京にいた頃、スーパー高級珈琲専門店に行った事があります。御茶ノ水だったと思います。総会屋系の経済誌の副編集長とフリーライターとです。確か1200円払った記憶があります。思い出したくない記憶です。

このスーパー高級珈琲専門店はお客のイメージに合わせてカップを出してくれるのが売りでしたが、私に出されたのは水色と青の中間の色に金の縁取りをした小さなカップでした。チョットがっかりでした。私だけ小さめだったので。私ってこんなちっぽけな感じなのかと思って。それに大して美味しいとは思えなかったし。

何か損した感じです。私はイメージなんかどうでもいい。量を飲みたい。もしその高級店に寿司屋の湯のみがあったら、私ならそれに珈琲を入れて貰いたいです。貧乏なので。

私も子供のころ、大人になったらこう言う高級喫茶店でコーヒー飲むのが当たり前になるのだろうなぁーと思っていましたが、コーヒーに1000円以上払うなんて今の私には考えられません。しかもホシヤマ珈琲店はカップが頗る高級らしいです。割ってしまったらどうするんでしょう。やっぱり弁償でしょうね。怖いですね。今現在の私の経済状況では縁が無さそうです。ホシヤマ珈琲店とは。

さて、私はコーヒーを美味しく煎れるのに少なからず情熱を持っているのですが、これは美味しい。私の知識・技術では太刀打ち出来ないと思ったコーヒーを2度飲んだ事があります。

一つ目は福島県の楢葉、双葉、浪江辺りにあった「エポー」、もしくは「エコー」とか言った喫茶店です。山を半分に切った感じの上の場所にわざわざ店を出していました。いつの間にか無くなりましたが。

この店は仙台からいわき市の父母の実家に帰省する途中、私の親父が眠気覚ましに良く寄っていました。ここのコーヒーは美味しかったですね。

そう言えば店員さんがオーダーを取りに来て、親父が「コーヒー5つ」と頼んだのですが、店員さんはキョトンとしています。私はアイスコーヒーとかモカとかコーヒーの種類を言わないからだと思いその様に親父に言ったら、親父は、「コーヒーと言えば普通のホットを持って来るんだぁー」と激怒した事があります。店員さんも困った顔をしてました。何でそう怒るかなぁーと子供心にも思いましたわ。やっぱり親父と私は昔から合わなかったですね。相性が悪いのはどうしても直らないみたいですね。

 

続く。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

綱永井ランキング1位のスイーツ。「白土屋のジャンボシュー」。

2015年11月25日 01時25分34秒 | 綱永井ランキング

この前、調子に乗って「綱永井ランキング1位の日本酒・風の森」と題してブログを書きました。神輿渡りでの心地よい疲労の中、お神酒して頂いた「風の森」、大変美味しゅうございました。

改めて考えると日本酒って奥が深いですねぇー。あれだけ美味しいと思った「風の森」ですが、お寿司と一緒に飲みたいとは思わないです。生魚と「風の森」は合わない。やっぱりお寿司は辛口の「日高見」の方が美味しいと思いました。

だったら「風の森」には何が合うのか。そのままで飲むのが一番かも知れませんが、あえて「風の森」に合う食べ物を考えたらスイーツだと思いました。甘党なもので。

私、スイーツと言うと脳裏に浮かぶのは故郷・福島県いわき市好間町の白土屋(しらとや)のジャンボシュークリームなんです(詳しくは検索してください)。これは大変リーズナブルで美味しい。いやいや美味しい。これ以上美味しいスイーツは無いと思います。高いスイーツは食べた事ありませんけど。

このジャンボシュー、プチからメガジャンボーシュー(確か1680円だったかな)まであります。一番定番の大きさで260円程度だと思いましたが、これでも十分食べ応えのある大きさです。これ一つで満腹になります。

味は通常の生クリーム・カスタードクリームとあんこ入り等々ありますが、通常のジャンボシューが一番美味しいと思います。クリームが本当に美味しいので。

今まで白土屋のジャンボシューに合う酒は岩手県遠野市のどぶろく特区で造られている「開花」が一番だと思っていました。

この「開花」ですが、色はショッピングピンクです。何かは知りませんが赤い酵母で造るのでショッピングピンクになるそうです。そして甘い。美味しい。でも「風の森」の前では少々濁ってしまいますね。どぶろくだけに。

そう言う訳で「風の森」を飲み飲み白土屋のジャンボシューを食べたら私にとっては最上の幸せだと思います。

実はですが私、6才まで白土屋の向いに住んでいました。以前「シマヘビの味、マムシの味」と題して記事を書きましたが、その時の呉服屋さんは白土屋のすぐ隣です。やっぱり私は故郷が好きなんですね。

うーん、私、最後の晩餐は白土屋のジャンボシューと「風の森」が食べれれば十分満足です。これでも記者時代、フランス大使館や赤坂プリンスホテル、帝国ホテルで立食パーティーを食べ続け美食を極めたた男なのですが、白土屋のジャンボシューが私の一番のスイーツであります。

勿論美味しいからですが、もしかしたら楽しかった記憶が美味しさをもたらしているのかも知れませんけど。

 

ではでは。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

綱永井ランキング1位の日本酒・「風の森」。そして神輿渡り。その3

2015年11月02日 00時06分33秒 | 綱永井ランキング

流石にまだ本題に入ってないのを焦ってしまいタイトルを追加してしまいました。すみません。続きます。

 さて、お茶の○ヶ田さんのに到着。敷地内に神輿を下ろします。毎年有り難い事にお菓子類、缶コーヒー・お茶、そしてお神酒を用意して頂いています。ホント、嬉しいです。しかし問題が。

今年は大人は少ないと書きましたが、子供が多い。昨年はお菓子類が人数分行き渡り、残りはエコノミックアニマルと化したオバ様方に寄ってたかって持っていかれたのですが、今年は人数分ギリギリのようです。子供が多くなったので。オバ様方、その事判っているのかなぁー。

そして子供達。お菓子類にかぶりつきです。直ぐ取ろうとしています。大人が注意しても目を放した隙に持って行きそうです。あーあ、やっぱり貧乏な仙台の子供はこうなっちゃうんでしょうかね。

お茶の○ヶ田さんに挨拶をする前に持って行くと言う行為は、地獄の餓鬼と同じです。こう言うのを見ると、人間って性悪説の方が正しいとどうしても思っちゃいます。残念ながら。

さて、お神酒です。昨年のお神酒は立派そうなラベルが貼ってあった一升瓶の日本酒でしたが、今回の日本酒は赤紫っぽいラベルであっさりしています。威厳が感じられません。うーん、不安。見たことが無い日本酒です。

流石にお神酒は子供は飲みませんから大人だけ集まっています。しかもオバ様方、お菓子類の量に不安を感じたのか、一目散にお菓子類に集まってます。チャンスです。お神酒です、お神酒(私も子供の事責められませんね)。

お神酒の入った紙コップを手にします。そして今の時間は11時40分。去年は神社に帰って食事を取り、輪投げの屋台を担当。そして祭りが終了と共にテント類の片付けを開始し、全て撤去完了するのに午後5時近くかかってます。今お神酒を飲んでも最低5時間の時間がある。

600mlの容量のステンレスボトルに氷をぎゅうぎゅうに詰めて、お茶のペットボトルも用意しています。水分を取りアルコールを流す為です。それでも駄目なら近所の古本屋で本を物色したり、公園で缶コーヒーを飲み飲み本を読めば7時間のインターバルとなります。お神酒の量であるなら、アルコールは抜ける筈です。今年は飲みます。飲む覚悟です。

お神酒の入った紙コップを取る。中を覗くとちょっと黄色っぽい色をしています。うーん、美味しそう。飲みます。???????、あれあれ、これ日本酒。えっ、何これ。美味しい。凄く美味しい。何だこれ。

お神酒が入っていた一升瓶を見るとやはり日本酒です。日本酒なのにピリピリしる。炭酸が入っているのか。マスカットのようなフレーバーが口に広がる。まるでシャンパンのよう。でもしっかりと米も主張している。甘くて爽やか。そしてまろやか。美味しい。凄く美味しい。これは今まで飲んだ日本酒でダントツ1位の美味しさです。ビックリしました。

禰宜の友人が「美味しいね」と声を掛けます。「これ、炭酸はいってるの?」と私。グルメの彼は「そうだろうね」と二杯目のお神酒を私に渡し挨拶回りに。私はまた飲みます。やっぱり美味しい。今まで「越の寒梅」、「浦霞」、そして「十四代」は美味しいとは思いましたが、これは後になって他の日本酒を飲んでの感想です。私は日本酒を飲んでもその場で旨いのか判らない。それ程お酒に興味がある訳ではない。でもこの日本酒は相当に美味しい。私、3杯目も飲んじゃいましたもん。

そしてお神酒は無くなりました。お茶の○ヶ田さんも焦って黒い720mlボトルの大吟醸を出してきました。これは立派な日本酒です。高そうです。私は4杯目を飲みます。

うーん、コクがあって米の味もしっかりしている。確かに旨いのでしょうけど、私には即答が出来ない。先に飲んだ日本酒の方が断然美味しい。集まってきていたオバ様達も同意見のようです。ちょっと???って感じの顔をしていました。

私は恥も外聞も無く、空になった最初の日本酒の瓶を持ち、その酒の銘を見ました。その日本酒の銘柄は「風の森」。私は家に帰ってネットで調べました。私が飲んだ「風の森」を。

その「風の森」は「風の森 山田錦45% 純米大吟醸しぼり華 無濾過無加水 生酒 1800ml 税込み5400円」です。奈良県の・油長酒造の地酒です。一番高いグレードの様です。

うーん、「油長」って何か油が入ってそうで美味しくないイメージですね。私はラベルだけを見ては買う気は起こらないでしょうね。5400円ですし。

しかも奈良県の日本酒です。日本酒と言ったら東北でしょう。赤いメタルフレームのメガネが似合う私の大好きな唐橋ユミさんの実家(福島県喜多方市)で造っている「会津ほまれ」なんか、インターナショナル・ワイン・チャレンジ日本酒部門で「チャンピオン・サケ」を取っています。宮城県には「浦霞」、「日高見」。山形県は「十四代」があるのです。何で関西の酒なんかと思いましたが、いやいやいやいや御見それしました。本当に美味しい。ビックリしました。

もっとも日本酒は冷や、ぬる燗、熱燗それぞれで美味しい酒があります。鍋に合う酒もあるし、お刺身では「日高見」が絶対と言われています。「風の森」が魚に合うとは私も思いません。辛口の方が合う筈です。

ただ、神輿渡りで心地よい疲労感の中で飲むのであれば、「風の森」は本当に美味しいと思います。貧乏な私が取り寄せようか考えた位ですから。

それにしてもお茶の○ヶ○さん、この酒をお神酒として出すなんて凄い見識だと思いました。感服仕りましたわ。その位の実力が無いとお茶の世界では生きて行けないのでしょう。大したもんだと思いましたね。

っと言う事で私が今、一番美味しいと思う日本酒は「風の森」です。辛党の方は否と言うかも知れませんが、私が決めるのですから綱永井ランキング日本酒部門・第1位に認定したいと思います。

ご了承下さいませませ。

 

ではでは。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする