私、流通ジャーナリスト・金子哲雄氏と言う男が嫌いでした。
何が嫌いかと言うと先ずは顔です。私の弟の顔と少々似ています。彼は太めでしたが、更に太らせたら益々弟に似ています。
性格は私の弟の方が気が強く、金子哲雄氏の方が人当たりが良いと思いますが、商品を値切るのが双方とも得意のようで、その点が嫌いでした。
私は値切ると言う行為が出来ないタチです。私の両親は恥も外聞も無く値切れますし、弟となると極限まで追い込んで値切る程です。そう言う性格がどうしても私は好きになれないのです。
私も秘密の商売でも値切ってくる客はいました。「どうせ安く仕入れているんだろ」、「○○では○○円だったぞ」と言いながら。
私はそんな客とは付き合いきれないので、「○○は安いですねぇー。うちはお手上げです。そちらでお買い求めください」と断りますが、客は「もう売っていないから買えない。だから「安くしろと」言います。
価格の設定は商売人の自由。買う買わないは客の自由です。値段が気に入らなければ黙って買わないのが客の礼儀だと商売が下手な私は思うのですが、どうなのでしょうねぇー。
正直言って客の言う通り値引きしていたら、その客にはずっーと値引きし続けなければなりません。それは値引きを求めない客から見たら不公平ですし、面白くないです。
私も地元経営のスーパーの魚売り場に通っていましたが、そこのコーナーの魚屋さんに業者と思われる方が値引きを要求し、それに応じているのを見ました。「値引きしろ」と言えない私にとっては面白くありません。もうそこには行かなくなりました。
そう言う性格なもので、「値引き交渉術」を得意になって語る金子哲雄氏は好きになれなかったのです。
彼の話・話題は世の中のニーズに合った様で、頻繁にテレビに出てました。私は商売人の弱みを突く奴として苦々しく思っていたのですが、本当に大活躍してました。ワイドショーで毎日のように出てましたし、「さんまのホンマでっかTV」にもレギュラー的に出てました。私はヤレヤレと思っていましたね。
そのうち彼は急に痩せ始めました。金子氏曰く「睡眠時無呼吸症候群の治療の為ダイエットしている」との事でした。
私も無呼吸症候群です。痩せねばなりません。でも中々痩せない。その点においても私は彼に負い目を感じていました。
しかも彼は人気ジャーナリスト。私は不人気ジャーナリストからの落ちぶれ組です。私は彼に多少なりともその運と実力に妬みを感じていたのかも知れません。それが根本にあり、好きになれなかったのではとも思います。
続く。
何が嫌いかと言うと先ずは顔です。私の弟の顔と少々似ています。彼は太めでしたが、更に太らせたら益々弟に似ています。
性格は私の弟の方が気が強く、金子哲雄氏の方が人当たりが良いと思いますが、商品を値切るのが双方とも得意のようで、その点が嫌いでした。
私は値切ると言う行為が出来ないタチです。私の両親は恥も外聞も無く値切れますし、弟となると極限まで追い込んで値切る程です。そう言う性格がどうしても私は好きになれないのです。
私も秘密の商売でも値切ってくる客はいました。「どうせ安く仕入れているんだろ」、「○○では○○円だったぞ」と言いながら。
私はそんな客とは付き合いきれないので、「○○は安いですねぇー。うちはお手上げです。そちらでお買い求めください」と断りますが、客は「もう売っていないから買えない。だから「安くしろと」言います。
価格の設定は商売人の自由。買う買わないは客の自由です。値段が気に入らなければ黙って買わないのが客の礼儀だと商売が下手な私は思うのですが、どうなのでしょうねぇー。
正直言って客の言う通り値引きしていたら、その客にはずっーと値引きし続けなければなりません。それは値引きを求めない客から見たら不公平ですし、面白くないです。
私も地元経営のスーパーの魚売り場に通っていましたが、そこのコーナーの魚屋さんに業者と思われる方が値引きを要求し、それに応じているのを見ました。「値引きしろ」と言えない私にとっては面白くありません。もうそこには行かなくなりました。
そう言う性格なもので、「値引き交渉術」を得意になって語る金子哲雄氏は好きになれなかったのです。
彼の話・話題は世の中のニーズに合った様で、頻繁にテレビに出てました。私は商売人の弱みを突く奴として苦々しく思っていたのですが、本当に大活躍してました。ワイドショーで毎日のように出てましたし、「さんまのホンマでっかTV」にもレギュラー的に出てました。私はヤレヤレと思っていましたね。
そのうち彼は急に痩せ始めました。金子氏曰く「睡眠時無呼吸症候群の治療の為ダイエットしている」との事でした。
私も無呼吸症候群です。痩せねばなりません。でも中々痩せない。その点においても私は彼に負い目を感じていました。
しかも彼は人気ジャーナリスト。私は不人気ジャーナリストからの落ちぶれ組です。私は彼に多少なりともその運と実力に妬みを感じていたのかも知れません。それが根本にあり、好きになれなかったのではとも思います。
続く。