諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

髑髏味のシーフードカレー。その1

2016年07月26日 11時55分08秒 | 料理

いろんな方のブログを覗いて見ると、料理の写真を載せている人が大変多いですね。今日作った夕食とか、こだわりのラーメンとか、旅館での食事とか、有名店のケーキとか。

私も美味しいものは好きですけど、とことん味を追求するタイプでなくなりました。何と言いますか、こだわって料理してもそんなに簡単には理想の味にならないし、有名店で食事しても「こんなもんだろうな」と想像付きますし。

それでも料理は好きなんで結構作ります。私の母親は新聞販売店を経営していたものですから、忙しくて極端に手を抜いて食事を作ります。その味では満足出来なくて料理を作るようになったんです。

勿論、本格的なものは作れません。でもパスタとか中華とかは店で食べるのが馬鹿馬鹿しいくらいの味は出せます。業務用のブイヨンや中華のガラ味を使いますので。

まっ、鳥の手羽先やガラでラーメンを作ったりもしましたが、何か生生しくて嫌になっちゃうのです。精神を歪ませてまで凝って料理を追求して作る事も無いと思いましたね。

特にパスタは店では食べませんね。自分が作ったパスタに比べ格段に美味しいとは思わないので。

例えば日本人がイタリアやスペインで暮らし外食ばかりすると、精神的に参ってしまってイライラするそうです。何故だか判りますか。

答えはイタリアンもスペイン料理も出汁を取って料理しないからです。だからアミノ酸が欠乏してイライラするんです日本人は。日本は出汁文化の国です。アミノ酸ジャンキーです。

具材だけの出汁では満足しない。ちゃんと出汁を取らないと美味しいとは思わない。だから本格イタリアンは美味しいと思わないのです(イタリアに行った事ないですけど)。

まっ、そんな訳でパスタは業務用のマギーブイヨンMをしょっぱくならない程度に入れて、自分で作った方が断然美味しいと思っています。パスタは乾麺なら500グラムで100円もしないし、好みの野菜もたっぷり入れられる。特に魚肉ソーセージを入れるとフワフワして大変美味しく出来ます。兎に角、安く無尽蔵に作れます。私にはそれで十分です。

カレーの専門店もそうですね。本格的なインドのカレーってあんまり美味しくない。やっぱり日本人の味覚に合ったカレーの方が美味しい。それを低コストで追求したい。

その思いでカレーを作った事があります。いまから30年近くも昔です。その時の話を聞いてください。

時は1987年。仙台で「87.未来の東北博会」なるものが開催されまして、私の親が変なインド人から3種類のカレー粉を買って来たのです。

でも私の母親はカレー粉と小麦粉を合わせて作るカレーの作り方を知らない。だからズッーとそのままにしてあった。そこで私が立ち上がりました。この3種のカレー粉でカレーを作ってみようと。

っと言っても、小麦粉とカレー粉の合わせ方を知らない。ネットも無いから調べられない。どうしよう。

しょうがない。カレー粉を炒って市販のカレールウに合わせて作ろう。そうしようと思いました。

 

続く。

 

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シマヘビの味、マムシの味。 その2

2014年04月25日 06時09分00秒 | 料理
続きます。

蛇を料理する、食べると聞いてビックリしました。

蛇を料理する所なんて見るべきではなかった。すぐさま退散すればよかったんですが、私、好奇心が強い方なんで見ちゃったんですよ、料理するところを・・・・・。ホント、あんなの見るんじゃなかった。失敗しました。

もうね、呉服屋のオバサン、包丁でシマヘビをぶつ切りです。でもシマヘビは生きている。動いている。
そのまま鍋に入れます。金色のアルミの普通の鍋です。それでも生きている、動いている。

実際は蛇の皮を剥がして、内臓や骨を外したのだと思いますが、ぶつ切りにされても煮られても生きている蛇の姿に生きていく業を感じましたわ。

まあ、それで終われば確かに食育となって良かったのかも知れません。それなのに呉服屋のオバサン、とんでもない事を言いました。

「鶏を潰してご馳走つくってやっからねっ」と。

呉服屋さんでは鶏小屋をたてています。そこから余り卵を産まなくなった茶色の雌鳥を出してきて、包丁で首を刎ねたんです。やめてぇーー、はあうぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーん。

それなのに鶏は頭が無くなっても鳴くんですよ「コケコケコケェー」と。そして暫く走り回るんです。もう駄目です。あんな恐怖はありません。あれはお化けより怖い。大変な恐怖です。私、正直、蛇も当然怖いですが、鶏も怖いです。あの恐怖はトラウマになりますよ絶対に。

あれは子供は見るべきでは無いです、絶対。何というか蛇と鶏を難なく裁いた主婦と言う生き物にに恐れを抱く様になります。もしかして私が結婚したいと余り思わないのは、その為かも知れないです。

「食べ物は粗末にしない」。確かにそう心にインプットされたのは間違いないです。皮肉な事にそれが糖尿病の一因になっちゃいましたけど。でもあの光景は見るべきでは無かったです。未だに後悔しています。食育も人それぞれの感情を考えなければ駄目だと思います。それがマイナスに作用する者は確実に居ますからね。

それは兎も角、御馳走が出来上がりました。「シマヘビの煮物」、「鶏のソテー」、「イナゴの佃煮」、「竹の子の煮物」、そしてご飯と味噌汁です。うーん、全部現地調達の御馳走です。見事なもんです。流石、いわき市です。

しかし、私に食べられるのは「竹の子の煮物」位です。あの光景を見て直ぐですからね。シマヘビはおろか、鶏も食べられませんよ。それにイナゴって何なんですか。虫じゃないですか。あれは子供には無理です。文化が違いすぎると思いましたわ。

呉服屋のオバサンは「どんどん食べな。あっそうだ。生卵食べるか」と言い出しました。

私は鶏を解体した時に取り分けた産まれる直前の卵を出すのだと直感しまして、「いいです、いいです」と丁重にご辞退申し上げました。多分、私が生卵を余り食べなくなったのも、この時が原因だと思います。

それでも子供心に「竹の子以外も食べないとオバサンに申し訳が立たん」と思いました。子供の頃から「和の心」を大切にしている私です。何か食べないとマズイと思いました。

メインデッシュのシマヘビに目をやりました。鶏よりはシマヘビの方が恐怖が少ないと思いましたので。形も蛇の原型を留めてないので、何とか成るかと思いました。そして意を決して一口だけ食べました。

この頃には蛇は鶏に似いてる味がすると聞いていましたが、実際に食べてみると魚に近いです。っと言うか、殆どニシンと同じ味です。多分、シマヘビと教えなければ、殆どの人がニシンだと思う筈です。これにはチョット驚きました。それ以来、ニシンも食べられなくなりましたけど・・・・・・。

時は過ぎて約20年後、東京の出版社に勤務していた時、この話を私より20歳前後年上のフリーライターに話しました。

そのフリーライターの実家は鳥取県で養鶏業を営んでいます。鶏を潰すのなんか当たり前だといいます。何の感情も沸かないそうです。現に半生と言うかレア状態の焼き鳥が大好物だとのたまいます。職業病なのかも知れませんが、人それぞれなんだと思いましたね。

そしてシマヘビの味がニシンとそっくり。殆ど同じとの話もしました。彼も「蛇は鶏肉よりも魚に近い味だ」と断言。そして実家にはシマヘビは居ないがマムシはウヨウヨ居た。勿論っ捕まえて食べた。味はサンマとそっくりだったと言いました。

私、この話を聞いてサンマも食べられない事は無いですが、あんまり好きじゃなくなりました。

鶏はかなり駄目。ニシンも全然駄目。サンマもチョット駄目。やっぱり駄目なものは駄目だと思います。

それ故、まぁートラウマになる事はしないに越した事は無いと思う所存です。


ではでは。
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シマヘビの味、マムシの味。 その1

2014年04月23日 00時13分00秒 | 料理

以前、小学校の教室で豚を飼って育て、生徒達で多数決で食べるかどうか決める映画がありましたね。食育と言うヤツで。

私はそんな映画見たくも無いので結果は知りませんが、その考えには反対です。教師のエゴだと思います。私だったら完全にトラウマになってしまいます。

どうしても飼っていた豚を食べると言うなら、私は全力で阻止します。それが出来なければ小学校を辞めます。

確かに食べ物を大切にする考えには賛同します。でも食事をするごとに愛情を注いで飼っていた豚を思い出していたら、精神が崩壊すると思いますよ。

私は心が弱いから精神が狂う筈です。多数決だからと言って決められたら、ショックで登校出来なくなります。本当にそんな学校嫌です。

そんなこと考える馬鹿教師は何でも自分中心に考える「先生病」に掛かっていると断言出来ます。自分はそれで教師として優越感に浸れる。しかし、人間には個性があります。出来る事と出来ない事がある。それは人それぞれです。避けて通るのもその人の生き方です。人によってはトラウマになる事は、やるべきではないと思いますね。

さて、大それた事を述べさせて頂きましたが、私もね、食事でトラウマになっていることがあるんですよ。

第一に私は父親とは正反対の人間です。ハッキリ言って軽蔑してます。だから父親の好むものが嫌いです。

親父はパチンコが唯一の趣味ですが、私はパチンコの音を聞くだけで気が狂いそうになります。
タバコも父親の吸っている姿を見て嫌いに成ってます。臭いだけで咳き込みます。そしてビール。親父は毎晩飲んでいたもんですから、私は自動的に飲めない様に成りました。無理に飲もうとすると吐きそうになります。匂いだけでも駄目です。

これらは皆、精神的な問題から来ている様に思いますね。

それとは別にトラウマになって余り食べれない物があります。その話を聞いてやって下さい。

話は40年近く遡ります。故郷の福島県いわき市に里帰りした時の事です。

以前、小説「洟をたらした神」の舞台となった、いわき市好間町に住んでいました。そこで新聞販売店をやっていたんです。

その向かいの呉服屋さんと私の親が仲良かったもんですから、チョット寄った訳です。

親達は世間話に花を咲かせていた時、私の親とも顔見知りの米屋さんがやってきました。1メートル位のシマヘビを持って。「さっき此れ捕まえたんだけど、食べてくんち」と言いながら・・・・・。

向かいの呉服屋さんも「何時も悪いわねぇー、ありがとねっ」なんて言ってます。これって変でしょ。

普通、魚でも大漁に釣ってきて、御裾分けで魚を持ってくるのなら分かります。でも蛇を捕まえたから食べてくれって持ってくるなんて有り得んでしょ。

そんなデカイ蛇持って来たら、都会なら完璧に嫌がらせになります。警察に通報されて新聞に載ります。こんな事がまかり通るなんて考えられませんよ。

まぁー何と言いますか、いわき市は何故かシマヘビがそこらじゅうに居るんです。そして大変貧しい土地柄でした。特に好間町は常磐炭鉱の町です。炭鉱が閉山になってからというもの貧しさに拍車をかけた様な町です。だから貴重な蛋白源と言うヤツで、蛇も食べる習慣があるようなんです。

私は唖然としました。「蛇を食べるのかよ」と。


つづく。







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