続きます。
まぁ、長々と書き込みましたが、結局のところ、永井神社の祭神は分からずでした。
しかしながら、私、この永井神社の雰囲気が大好きになり現在まで3回ほど参拝に詣っています。
無人の神社ながら、正月に一升瓶の地酒と升を置いて参拝客を労っているところに親しみを感じました。流石福島県です。勿論、永井と冠しているいることもありますが、実家のような気がしましたね。
大変不謹慎ですがトイレと風呂があったら、住んでも風流だなとも思いました。
それから季節は過ぎ、夏間近の6月に高校教師の知人のパジェロに私のカートップボートを載せ、裏磐梯の桧原湖へスモールマウスバスへ行ってきました。毎年恒例でした。
震災後は桧原三湖の魚にも高濃度放射能が検出されて、今は行っていません・・・・(涙)。
何故か分かりませんが、淡水魚は放射能が蓄積されやすいため、渓流魚等の淡水魚は福島県だけでなく、宮城県や遠く離れた岩手県でも採取が禁じられています。
昨年、近所に釣具の上州屋が開店し、リョービの投げ竿、船竿、磯竿、ルアー竿、渓流竿が1500円均一、3000円均一で売っており、もう海の釣りは放射能でダメだから、渓流釣りを本格的にやろうと考え、テンカラ竿1竿、渓流竿2竿、大人買い??しちゃったのですが、まさか宮城県や岩手県までダメとは思いませんでした。
どうりで安売りしていた訳です。それなのに、福島原発から35キロしか離れていない「いわき市」が渓流も海もOKなのは分かりませんね。ホント、どうなってるんだろ。
話を戻します。釣行は1泊で朝早く切り上げ、福島市の市立図書館に寄りました。
この図書館、福島大学の跡地に建てたのですが、まぁー無意味なくらいデカいです。訳のわからない巨大プールのような噴水なんかもあるとし、図書館としての規模は、日本一じゃないでしょうか。
レストランも完備し、料理には訳の分からないピラルクーのカルパッチョ(もう食べません)まであるし、人知を超えた図書館でした。
まあ、放射能マネー・・・・・じゃなかった、原発マネーが落ちる福島県では、これが普通なんですがね。
さて、図書館に寄った目的は、「永井平九郎」と「永井神社」を調べる為なのは、言うまでもありません。
宮城県にも「上物にいくら金かけりゃ気が済むんだ」と言いたくなるような、現代アート作品のような図書館がいくつもあるのですが、本がまたショボイ。当たり前の本しか置いておらず、全然調べることは出来ませんでした。だからまあ、福島県市立図書館まで寄った次第です。
そして調べた結果、色々とアプローチしましたが「永井平九郎」に付いては分からず。
「永井神社」も祭神は不明。しかしながら「永井神社」を名乗る以前は、「鬼渡神社」、「神渡神社」、「三輪渡神社」であったことが分かりました。
長くなりましたが、これが私の「鬼渡神社」を知った経緯です。
「神渡神社」の呼び名ですが、「神」=「鬼」と考えて良いと思います。それと前にアイヌ語訳で「神」=「蛇を産む、蛇女」と訳しましたが、蛇も関係ありでしょうね。
「鬼渡神社」は何故か「諏訪神社」と合わせて祀られているケースが多いのですが、諏訪湖の「御神渡り」と「神渡」」は関係すると思います。建御名方神との関係はまだ分かりません。建御名方神の事もよく分かりませんし・・・・・・。
また、「三輪渡神社」の呼び名ですが、「永井神社」の所在地は「三和町(みわまち)」ですので、福島県の地名辞典にもその理由は載っていませんでしたが、「三輪渡神社」の呼び名から町名が付いた可能性もあると思います。
「三輪渡」と言うと大物主を祀る「三輪山」を思い出しますが、「三輪」とは「巳輪」。へび年だから言う訳ではないですが、「とぐろを巻いた蛇」の意味と考えます。
因みに正月に飾る「鏡餅」ですが、あの形はとぐろを巻いた蛇を表しています。「鏡」は「蛇々身」という事です。
また、私は毎年仙台・桜岡大神宮の神輿を担いでいますが、神輿の中には御神体として丸い鏡を載せています。あの丸い鏡は「蛇の目」を意味していますし、鏡餅に載せている蜜柑も「蛇の目」の意味です。正月に鏡餅を飾ると言う事は、大年神も蛇神と言う事だと思います。
最後に「鬼渡神社」ですが、郡山市等、会津の中心に「鬼渡神社」集中して鎮座しています。祭神は「阿須波神」、「波比岐神」。永井神社も両神を祭っている可能性は高いと思います。
この両神は前出の「大年神」と「天知加流美豆姫」の子供とされているが、ヒロエスガモス(聖婚)で考えれば、同神の可能性もあります。
因みに「阿須波神」、「波比岐神」とも払い清めの神ですが、両神の名前が、イザナギ尊の払い清めの池であり、卑弥呼の出生の地とされる「阿波岐原」から名付けられたと考えているのですが、どうでしょうね。
まっ、その意味合いは小刻みにお題を上げて考えて行きたいと思います。
あっ、肝心の「永井平九郎」を忘れていました。実は見つけました。
それは次回、お題を変えて語りたいと思います。
ではでは。