前回は桔梗姫が弁財天とする伝説を書きましたが、福島県にはまだまだ桔梗姫の伝説があります。
場所は福島県伊達郡桑折町の半田沼です。
沼と言うからには何となくどんな物語か想像がつくかと思いますが、話は百足退治の俵藤太こと藤原秀郷から始まります。っと言っても出発は福島じゃないんですけどね。
話は俵藤太が歩いていたら、多分、琵琶湖のどこかにあると思うのですが瀬田の唐橋にグッタリした大蛇が延びていて、そこを俵俵太が全然気にせず大蛇を踏んぶって通った訳です。
そしたら大蛇は「これは剛勇無双な武士だ」ってことになり、大蛇は「三上山の大百足にやらっちゃ、百足の野郎をやっつけてくんち」と東北弁では言わなかったでしょうけど、美女(翁のケースもあり)に化けて三上山の大百足を退治してくれと頼み、俵藤太は望み通り大百足を退治。
そのお礼として美女に化けた大蛇は、体で払ったと言うことらしいです(一夜の契ってことですね)。
ここでチョット脱線しますが、三上山の大百足って誰なのでしょう。
まあ、大蛇は琵琶湖の龍神・水神・弁財天である事は何となく分かりますけど、大百足って誰なのでしょう。
しかもこの大百足、人間の唾に弱いというか、俵藤太が三本目の弓矢の先に自分の唾液を付けて大百足に放ったら大百足は溶けたそうです。バイ菌に弱いって事でしょうかね。
以前だったら金糞岳の「浅井姫」と、伊吹山??の「多々美彦」が関係するのかと確信していたと思います。
ですが宮城県の太白山に登ってから、どうも私、神道感が変わってしまい特異な考えを持つようになってしまいまして、何が何だかこんがらがっている状態です。今すぐには解答出来ません。
徐々にですが、多くのデーターを出して考えるしか無いようです。
まあ私の鬼渡神への考えも多少変わりましたし、「織津姫」を研究・信仰している方々、「因幡の白兎」の研究者に異を唱える事になりそうですが、それはそれ、私の考え、実感です。
愚か者とされても、自分がそう思えばそれが答えだと考えます。例え誰を傷付けても・・・・・なんてね。
つづく。