続きます。
住吉三神は「古事記」の「身禊」の段に出て来る禊祓い十神のメンバーです。イザナギ命が黄泉の国から帰り、黄泉の国で穢れた体を阿波岐原で禊祓いして生まれたとされています。
その話、古事記を丸写しで書くのも何ですので、簡単に要点だけ語ります。
先ずこの禊祓いは5段階に別れます。
1.黄泉の国て穢れてしまった汚れた垢から生まれた神・・・八十禍津日神、大禍津日神。
2.汚れの禍を治すために生まれた神・・・神直毘神、大直毘神、伊豆能売。
3.水底で洗った時に生まれた神・・・底津綿津見神、底筒男命。
4.水の中層で洗った時に生まれた神・・・中津綿津見神、中筒男命。
5.水の表層で洗った時に生まれた神・・・上津綿津見神、上筒男命。
以上が禊祓いの十神です。
あれっ、十一神じゃないのと思うでしょ。私もよく分からないのですが、神ではない方も一緒に生まれています。伊豆能売です。伊豆能売には「命」も「神」も付かないのです。
それどころか古事記には出てくるのですが、何故か日本書紀には出てきません。記紀の研究者の中には、「日本書紀の作者が伊豆能売を書くのを忘れたから・・・」との意見もあります。この件につきましては何れ「伊豆能売の章」で書きたいと思います。
さて、五段階に別れて生まれた禊祓いの神々ですが、底・中・上の綿津見三神が気になります。この三神、大綿津見神とどう関係があるのか。「綿津見」と付くのですから、少なくても同じ海神なのは間違いない筈です。
もしかしたら、底・中・上の綿津見三神を合わせて大綿津見神と言うのかも。もしくは一霊四魂で分かれるのかも。うーん、分かりません。言える事は大変失礼ですが、同類の神である事は間違いないと思います。
そして底・中・上の綿津見三神に合わせ、それぞれの筒男命が存在する。これは綿津見三神と住吉三神は同神とも考えられます。っとすると「大綿津見神=住吉三神」とも考えられます。だから永井神社に大和多津見命と住吉三神が祀られているのかもしれません。
つづく。
住吉三神は「古事記」の「身禊」の段に出て来る禊祓い十神のメンバーです。イザナギ命が黄泉の国から帰り、黄泉の国で穢れた体を阿波岐原で禊祓いして生まれたとされています。
その話、古事記を丸写しで書くのも何ですので、簡単に要点だけ語ります。
先ずこの禊祓いは5段階に別れます。
1.黄泉の国て穢れてしまった汚れた垢から生まれた神・・・八十禍津日神、大禍津日神。
2.汚れの禍を治すために生まれた神・・・神直毘神、大直毘神、伊豆能売。
3.水底で洗った時に生まれた神・・・底津綿津見神、底筒男命。
4.水の中層で洗った時に生まれた神・・・中津綿津見神、中筒男命。
5.水の表層で洗った時に生まれた神・・・上津綿津見神、上筒男命。
以上が禊祓いの十神です。
あれっ、十一神じゃないのと思うでしょ。私もよく分からないのですが、神ではない方も一緒に生まれています。伊豆能売です。伊豆能売には「命」も「神」も付かないのです。
それどころか古事記には出てくるのですが、何故か日本書紀には出てきません。記紀の研究者の中には、「日本書紀の作者が伊豆能売を書くのを忘れたから・・・」との意見もあります。この件につきましては何れ「伊豆能売の章」で書きたいと思います。
さて、五段階に別れて生まれた禊祓いの神々ですが、底・中・上の綿津見三神が気になります。この三神、大綿津見神とどう関係があるのか。「綿津見」と付くのですから、少なくても同じ海神なのは間違いない筈です。
もしかしたら、底・中・上の綿津見三神を合わせて大綿津見神と言うのかも。もしくは一霊四魂で分かれるのかも。うーん、分かりません。言える事は大変失礼ですが、同類の神である事は間違いないと思います。
そして底・中・上の綿津見三神に合わせ、それぞれの筒男命が存在する。これは綿津見三神と住吉三神は同神とも考えられます。っとすると「大綿津見神=住吉三神」とも考えられます。だから永井神社に大和多津見命と住吉三神が祀られているのかもしれません。
つづく。