諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

大阪ビル放火事件・谷本盛雄容疑者の心情を探る。その5

2022年01月09日 11時56分34秒 | 事件・事故
続きです。

事件の現場となった「西梅田こころとからだのクリニック」ですが、西澤弘太郎医師は鬱病患者に対し積極的な治療を試みていたみたいです。800人も通院していたそうですし。

ただ単に睡眠薬や精神安定剤を処方するだけのクリニックではない。患者に医師や臨床心理士のアドバイスで心のリハビリを行い、社会復帰を目指す集団での啓発プログラムがあったそうです。これは私も受けてみたいと思いますね。

でも、この集団でのプログラムは自分の鬱病の度合いが分かってしまう。

自分が思っていた以上に重度の鬱病だった。回復は困難ではないのか。それが鬱病の他の患者を見て分かってしまう。

私がそうだったら居たたまれない。劣等感で更に鬱が深まるのではないか。

心療内科・精神科に通う患者の平均年齢に付いては知りませんが、57歳の私は高齢の方だと思います。

若い患者が社会復帰を目指し鬱病と戦っている。それに比べ自分はどうか。もう年齢的に間に合わないのではないか。鬱病と戦っても仕方が無いのでは。一生、鬱病のままなのでは。

谷本容疑者は61歳。定年の年齢です。間に合わなかった。その絶望感を感じていたのではないか。

西澤医師は「仕事でトラブルを抱えている」と、同じ医師である父親に語っていたそうですが、谷本容疑者が何かしら問題を起こしていたと考えられます。彼は病的に短気ですし重度の鬱病です。こうなるのを予感していたのではないか。

私も心療内科に通院していますが、多くのクリニックでは患者の振り分けを行っています。患者に態と横柄な態度をとる医師や受付が異常に多い。

何故なのか考えていたのですが、東日本大震災の被害が甚大だった宮城県では精神的に狂っている者が多い。既に対応出来ない者、治療できない者が多い。

それで患者を怒らせて様子を見ていたのだと思えます。重度の鬱病患者には通院して欲しくない。狂っている者に逆恨みされてはたまったものではないので。

谷本容疑者もそのレベルにあったのでしょう。そして明日を目指して治療していた若い患者らに嫉妬を覚えた。

「お前らだけ鬱病を完治させて社会復帰などさせない。お前らは俺と同類なのだ。俺と一緒に死ぬべきなのだ」。そんな想いが凶行に走らせたのではないか。

谷本容疑者は自殺した訳です。自殺は少なからず人を恨んでの決行だと思います。

これだけの事件を起こせば、自分を跡継ぎに選ばなかった親や家業の跡継ぎとなった兄、自分を捨てた元妻、そして対立した息子に復讐出来る。そんな想いもあったと思えます。

鬱病患者には治療不可能な者もいる。それを見分けるのは至難の業。そんな患者を民間のクリニックで治療するのは無理です。

鬱病は大変な病気です。「自殺=鬱病」であるなら、40歳以下の最大の死因が鬱病です。

此処まで来ると国が乗り出す必要がある。国の施設で防犯体制を万全にして治療する必要があると思います。

こい言った無差別殺人は度々起きています。国で考える時期は来ていると思います。


ではでは。








コメント (2)
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