続きます。
さて、隣のアパート所有者は高齢者で半狂乱。息子はダウン症。話し合いが出来ない。とりあえずは斜め裏の家が雇った、土地家屋調査士の境界線に従うしかなかった。それで境界線を決めてしまった。
でも、私の家の土地を調査して境界線を決めた訳ではない。父親が勝手に承諾してしまったので不信感はあった。
しかも20年以上、土地を取られていたのである。裁判すれば損害賠償を請求できるのだ。それなのにこちらで境界線のブロックを設置した。20万円以上かかった。不満だったが、土地を取り戻しただけで良しとした。
そして話は最初に戻るが、隣のアパート所有者が土地を売る為にアパートを更地にし、新たな土地家屋調査士が遣ってきて、境界線の確認を求めた。
私は拒否した。あの時の怒りが沸いて来たのだ。更地になった土地の所有者は名前が変わっていた。半狂乱になった老婆は、多分、亡くなったのであろう。姓は同じだから息子だと思われる。
しかし、人を呼んでおいて確認に息子は来なかった。土地家屋調査士はその点の事は話さなかった。
土地家屋調査士が私に渡した図面には他に不審点があった。更地になったアパートの反対側は共同の砂利道がある。幅は2m程度。それが間違っていたのだ。
その道は砂利道ながら公道で幅は4mだった。つまり隣のアパート所有者は公道の面積も奪ってアパートを建てていた。ここまで来ると確信犯だ。
しかもである。アパートの道を挟んで前回のお題で書いた、認知症になった中華屋が建っていたのだが、中華屋も公道の土地を奪って建物を建設していた。
これで腑に落ちた。中華屋には産廃業者が下宿していたのだが、建物が欲しいのなら私の家の物件ではなく、中華屋を買えば良い話だ。
それなのにうちの物件を買いたいと言ってきたのは建築基準法違反で、銀行の融資が下りなかったからだ。
土地家屋調査士は4mの公道を回復して境界線を設定したが、隣の敷地は幅が狭められ、鰻の寝床のような土地になっていた。こんな土地で両隣の土地を奪ってアパートを建設していた。既に亡くなっているだろうが、本当に悪質な老婆だった。
認知症になった中華屋は土地を建設会社に売却。新しい社屋が建てられたが、中華屋の敷地のまま社屋を建てた。つまり公道の面積を奪った形でまた建てたのである。
その建築会社の敷地にも境界線が設定された。せっかく新築したのに建築基準法違反となる。
公道は国のものである。国に返さなけれはならない。そうなると新築した社屋を削って再建築する必要がある。
建築会社は確信犯なのかは分からんが、建築会社が知らずに建てたとは思えない。中華屋も騙してきたのだから、自分達も国を騙せると思った可能性がある。
もし、知らずに建てたのであれば建設会社は善意の第三者として、中華屋の認知症男に損害賠償を求めるだろう。
これが仙台である。仙台人の狡猾さと馬鹿さ加減が分かると言うものだ。
こんなだから私は疑い深くなったのである。本当に仙台人は油断できない。
ではでは。