平成30年12月26日
魔法の美術館で不思議空間映像を鑑賞する。
岡山シティーミュージアム
入場料 大人900円
こどもさんが、ダンゴ虫になって床をはっている光景は素晴らしい!
アルネ津山の「親子ひろば わくわく」にあったら楽しいでしょう。
チラシ
山陽新聞に連載で紹介されてます。
「魔法の美術館」(山陽新聞社など主催)が来年1月14日まで、岡山市北区駅元町、岡山シティミュージアムで開かれている。
国内外で活躍するアーティスト9組による最新デジタル技術を駆使した体感型アート14点を展示。
主な作品を同ミュージアムの西由紀子学芸員に紹介してもらう。
作品紹介「魔法の美術館」(1)toatope 本多大和、下田芳彦
◇スポットライトのような明かりで照らされた丸テーブルの上に、そっと手をかざしてみるとあら不思議。
手のシルエットは手から離れて、ひとりでにスイスイ動き始めるのだ。
足のような、尾のような、羽根のようなものをつけた、不思議な生き物のよう。
それは、参加者それぞれの手の形や大きさによって異なり、顔や形に違いが生まれる。
モノクロームの世界の中に何か生命的なきらめきを感じさせる作品である。
作品紹介「魔法の美術館」(2)なげる、あてる、ひろがる スイッチ
◇スイッチは、名古屋造形大メディアデザインコースの教員や学生による、新しいメディア表現を創造するユニットとして、2008年に結成された。
年月とともに学生が入れ替わるため、作品によって制作メンバーが異なるのも一つの特徴になっている。
本作は、鑑賞者がボールを壁面に投げることから動き出す。
ボールが当たる場所によって、さまざまな音と模様の映像がマッピングされて広がっていく。
単純な動きから、さまざまな変化を楽しめる。
作品紹介「魔法の美術館」(3)色のある夢 藤本直明
◇鑑賞者の「体験」をアートとして展開する作品が並ぶ本展の中でも、藤本が作り出す世界は、その典型と言っていいだろう。
光の三原色の原理を使い、鑑賞者の影が、七色の影となって動き出す作品である。
3カ所から映像が投影され、美しいチョウなどが舞い散る中で繰り広げられる光のショー。
三つの分身となった影は、鮮やかな色彩に変化しながら、美しい映像として映し出される。
作品紹介「魔法の美術館」(4)空想ジオラマ 坪倉輝明
◇空想上の「なにか」を頭の中に描いて遊んでいた幼いころ。おもちゃの車で遊ぶ子どもの想像力が作り上げる世界はどんな世界なのか。
そんな疑問に答えてくれる作品だ。
テーブルの上には、どこかで見たような風景が投影されている。
車のオブジェを手にゆっくりと走らせると、徐々に道が現れ、家や街灯も現れて、架空のジオラマが浮かび上がる。
オブジェを持ち上げて動かすと、飛行機やヘリコプターにも変化していく。