安東伸昭ブログ

安東伸昭の行動日記

八ツ場ダムの治水効果について

2019年10月16日 | 災害
令和元年10月16日 ネットニュース

台風19号により被害にあわれたみなさんには、謹んでお見舞い申し上げます。

私の住んでいる地域では、台風の影響で「広戸風」(日本三大局地風の一つ)が吹き荒れ被害を受けられた方もおられます。
 津山市勝北支所 瞬間最大風速 42.5m/s 
 津山市立広戸小学校 瞬間最大風速 44.9m/s
 奈義町 瞬間最大風速 40m/s

津山朝日新聞


東日本地域では、甚大な被害が発生し、6つのダムで緊急放流が行われた。
この時、八ツ場ダムがどうなのか?と思い、確認してみる。

台風19号 建設凍結で揺れた八ツ場ダム、効果発揮か!



八ツ場ダムは調査開始の昭和27年以降、利根川流域の関東1都5県の利水、治水機能を担うため、国と群馬県が計画を推進。
民主党政権下で費用対効果が疑問視され、一時凍結されたが、政権交代後の平成27年に着工された。
総事業費は約5320億円に上る。

国交省関東地方整備局によると、来春の本格運用前に安全性を確認する「試験湛水(たんすい)」を今月1日から始めたばかりで、3~4カ月で満水になる予定だった。
台風19号通過後の13日午前5時の水位は標高573・2メートルで、通過前の11日午前2時と比べて約54メートル上昇。
最大流入量は毎秒約2500トンで、13日までに約7500万トンをため、通過後には満水まで10メートルに迫った。

今回、利根川水系では栃木県内7河川9カ所で堤防の決壊が確認されたが、いずれも八ツ場ダムの下流ではない別の支流だった。



客観的データを基にしなければ意見は言えないが、今回の台風による洪水調整機能は働いたと考えてより!

一方で、東京都内での利根川水系、荒川水系では、地下調整池や遊水地が設置されており、機能を十分に発揮していました。
 
埼玉県春日部市にある首都圏外郭放水路(工事費 約2300億円)です。
首都圏外郭放水路は地底50メートル、長さは春日部市上金崎から小渕までの約6.3キロを流れる、世界最大級の地下放水路だ。





首都圏外郭放水路には最大約65万立方メートルの水をためることができ、今回はその最大の量となる約65万立方メートルの水をためこんでいたという。

5つの川の水を同時に施設に取り込んだという点では2015年の鬼怒川決壊以来となるということで、まさにフル稼働の状態だったと言える。
そして、中川・綾瀬川流域の洪水を江戸川へ流した。江戸川へ流した水の量は1151万立方メートルで、50メートルプール約7673杯分となる。

鶴見川多目的遊水地
 詳しくは、検察して確認してください。
 ラグビーワールドカップ2019の日本対スコットランドが行われた会場周辺です。

 











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