令和5年2月6日
奈義町長に奥氏が再選 町議10人決まる
任期満了に伴う岡山県奈義町長・町議選は5日、投開票が行われ、町長選は無所属現職の奥正親氏(64)が、
返り咲きを狙った無所属前職の笠木義孝氏(73)を大接戦の末に95票差で退け、再選を果たした。
奥氏の選挙事務所(同町広岡)には午後8時10分過ぎ、当選の知らせが届いた。
奥氏は集まった支持者らと万歳を繰り返し、「若い人が魅力を感じる子育て支援と教育施策を進め、
高齢者も含めて生涯を過ごしたいと思える町をつくる」と決意を述べた。
選挙戦は全国的に見ても高い出生率の維持に向け、子育て支援のさらなる充実をどう進めるかが問われた。
移住定住施策、農林業・畜産業の活性化なども争点となった。
奥氏はこども園と中学校新築の両事業の着工、新型コロナウイルスへの対応を実績として強調。
住宅の整備、学校給食の無償化、高齢者の居場所づくりなどを訴え、支持を広げた。
笠木氏は住民の意見が反映されていないと町政を批判。学力向上や高齢者福祉を掲げたが、及ばなかった。
投票率は77・17%(男75・75%、女78・57%)。両氏を含む3氏が立候補し、
16年ぶりの選挙戦となった前回(82・16%)を4・99ポイント下回り、過去最低となった。
11人が争った町議選(定数10)は現職6人、新人4人が当選した。
党派別は共産1、無所属9。女性は1人増の2人。
投票率は77・17%で前回(82・14%)を4・97ポイント下回り、こちらも過去最低だった。
当日有権者数は4778人(男2379人、女2399人)。
奥 正親氏(おく・まさちか)氏
1986年に奈義町役場に入り、産業振興課長、総務課長などを歴任した。
職員を辞して2019年の町長選に立候補し、初当選した。広島商船高専卒。広岡。
◇奈義町長選開票結果◇
=選管最終=
当1851 奥 正親 64無現(2)
1756 笠木義孝 73無前(1)
(無効80)
◇奈義町議選開票結果◇
=選管最終=
当522 野々上美智明 60無新(1)
当501 上原 伸介 43無現(2)
当408 芦田 元 68無新(1)
当386 森藤 政憲 71共現(8)
当372 定森 久芳 60無新(1)
当329 中井 泰洋 61無現(4)
当310 岡 立 73無現(4)
当293 小阪 四郎 73無現(5)
当200 須一 玲子 68無新(1)
当192 岡部 英生 72無現(4)
121 山本 盛雄 59無新
(無効53)
令和5年1月31日
奈義町ダブル選31日告示 町長選は前現2氏の対決
任期満了に伴う岡山県奈義町長・町議選は31日、告示される。
投票は2月5日。
町長選は再選を目指す現職の奥正親氏(64)=同町広岡、返り咲きを狙う前職の笠木義孝氏(73)=同町成松=がいずれも無所属で立候補した。
両氏は2019年の前回に続く対決となった。
いずれも選挙事務所で出陣式に臨んだ。
奥氏は「人口を維持して、よりよい町を次世代につなごう」と訴え、笠木氏は「4年前の雪辱を果たし、町民主体の町政をつくっていく」と強調した。
町人口は5759人(22年12月現在)。
5年前の17年12月と比べて350人(5・7%)減った。
移住定住施策に取り組む中、全国でも高い合計特殊出生率(2・95=19年)の維持に向けて子育て支援の充実をどう図るかが問われている。
農林業や畜産業の振興、観光の魅力向上も課題となっている。
投票は2月5日午前7時~午後6時に町内3カ所で行われ、午後7時から町役場で即日開票される。
有権者数(30日現在)は4828人(男2412人、女2416人)。
◇定数10の町議選は現職6人、新人5人の計11人(共産1人、無所属10人)が届け出た。
芦田元(はじめ)候補出陣!
町議選の立候補者は次の通り。氏名、年齢、所属政党、現新の別、かっこ数字は当選回数、主な肩書・職業の順。(敬称略)
◇奈義町議選◇
(届け出順、定数10―立候補11)
小阪 四郎 73 無現(4) 元町議会議長
岡 立 73 無現(3) 更生保護女性会員
定森 久芳 60 無新 JA晴れ岡本部長
上原 伸介 43 無現(1) 議会広報副委員長
岡部 英生 72 無現(3) 町議会議長
芦田 元 68 無新 滝本区長
山本 盛雄 59 無新 会社役員
野々上美智明60 無新 元自衛官業務隊長
森藤 政憲 71 共現(7) 元町議会副議長
須一 玲子 68 無新 自営業
中井 泰洋 61 無現(3) 演対特別委員長