令和5年1月7日
2023地域の動き【津山・真庭・美作】 津山駅バリアフリー化完了
津山市
JR津山駅で市がJR西日本などと2020年度に着手したバリアフリー化工事が3月完了する。
跨線橋(こせんきょう)にエレベーター3基を新設して段差を解消。
点字案内板なども配置する。利便性向上で乗客増を目指す。
市が19年度から国史跡・津山城跡の二の丸東側で進めていた過去最大規模の石垣修復は3月末の完工予定。
城下地区の津山国際ホテル跡地一帯は23年度中に市民が憩える広場に再整備する。
今夏にも跡地に隣接する民間施設の解体を始める。
優れた洋学、蘭学者を輩出し、自治体名に「津」が入る共通点から津山市が
大分県中津市、島根県津和野町と結んだ三津(さんしん)同盟の事業として、3市町は秋に合同巡回企画展を開く。
学校法人作陽学園は運営する作陽高を3月末で倉敷市に移転し、作陽学園高として4月開校する。
津山での約90年の歴史に幕を閉じる。
真庭市
真庭版電子地域通貨「まにこいん」の本格運用が4月以降に始まる。
市が真庭商工会、中国銀行、トマト銀行などと連携した事業で、専用アプリを使って市内店舗での決済をはじめ、
公金や施設使用料の支払いも予定する。
生ごみやし尿をメタン発酵させて肥料を製造する市の「バイオ液肥」施設が23年度末までに完成予定。
24年秋の本格稼働を目指す。
蒜山高原では中心部に整備する「蒜山サテライトオフィス」(仮称)が4月に運用開始。
東端エリアにはジョギングやウオーキング、野外飲食が楽しめる「自然広場」(同)が7月にオープンする。
大規模な改修工事を予定する国重要文化財・旧遷喬(せんきょう)尋常小の保存活用計画が23年度末までにまとまる見込み。
美作市
中国自動車道美作インターチェンジ西側の北山地区に移転新築する市役所庁舎は2月にも造成工事に入る。
本体の建築は7月ごろから取りかかる。
合併特例債発行期限の24年度末の完成を目指すが、認可手続きに伴う工期の遅れや資材費の高騰が懸念されている。
滋慶医療科学大(大阪市)のキャンパス誘致は昨年11月、運営する学校法人が継続審議にした。
市は最大20億円の支援を検討しているが、学生確保など採算性に対する慎重意見が理事にあり、2月か3月に再度諮られる。
太陽光発電事業者に課す全国初の新税・事業用発電パネル税は、国が求める事業者との協議を継続する。
東粟倉小は児童数減少を受けて3月末で閉校し、大原小に統合する。
勝央町
国登録有形文化財・旧勝田郡役所の耐震改修工事が進んでおり、23年度末の完了を予定している。
奈義町
奈義中の建て替えは23年春に教室棟を利用開始予定。
幼保3園を統合するこども園は24年春の開園を目指す。
鏡野町
町産材の利用拡大に向けて建設中の貯木場は4月稼働見通し。
町立小学校は今春、8校を5校に再編する。
美咲町
町役場の建て替えを中心に公民館、物産センターなどを集約した多世代交流拠点の建設に7月にも着手予定。
久米南町
町民が憩える生涯学習施設を併設した新しい町役場が8月末に完成予定。
秋から業務開始を目指す。
西粟倉村
宿泊交流施設の整備が本格化する。
鉄骨造の共用棟、木造の宿泊棟6棟を設け、24年春のオープンを目指す。
新庄村
村制150周年の記念行事が3月に開かれる。
現庁舎の北隣に整備した新役場庁舎は4月に業務開始となる。