令和4年5月5日
GWで相次ぐ地震...何が?
専門家指摘「注意すべき場所」
各地で、震度3以上の地震が相次いでいる。
3日は東京、4日も沖縄で震度3を観測。
いったい、何が起きているのか。
4日午後0時54分ごろ、宮古島市で震度3を観測した。
震源地は、宮古島近海で、地震の規模を示すマグニチュードは4.4だった。
ゴールデンウィークに入ってから、各地では地震が相次いでいる。
4月29日以降、全国では震度3以上の地震を7回観測。
3日は鳥取で震度3、2日は京都で震度4、宮崎や石川で震度3などと、連日地震が起きている。
その中でも注目を集めたのが、3日午後7時40分ごろに起きた、東京・多摩東部を震源とする震度3の地震。
多摩東部の住民(8)「グラングランって揺れて、3階で揺れて、だいぶ怖い」
多摩東部の住民(70代)「1回だけど、ドカンという、こういう衝撃は感じた。ずっと長くというんじゃなく、収まった感じ」
地震発生直後には、震源地・多摩東部が、ネット上でトレンド1位になるなど話題となった。
このエリアが震源となったことについて、付近の住民に聞いてみると...。
多摩東部の住民(50代)「またでっかいのが来たら嫌だし」
多摩東部の住民(40代)「すごく身近に感じる。いままで人ごとだったんだけど、震源地? という感じだったんだけど、びっくりした」
地震にくわしい慶應大学大学院の纐纈(こうけつ)一起特任教授によると、3日の地震は、多摩東部が震源となるのは珍しいものの、通常の地震活動の1つだという。
一方で、纐纈教授は、この地震よりも、今後注意すべき場所があると指摘する。
それは、京都で続いている地震。
今起きているのは、ある地域に集中的に起きる「群発地震」と呼ばれるものだという。
関西地方では、今後も震度3から4程度の地震が起きる可能性があるので、注意が必要だという。