安東伸昭ブログ

安東伸昭の行動日記

4月16日の全国学力・学習状況調査の実施を延期

2020年03月18日 | 教育
令和2年3月17日

萩生田光文部科学大臣の記者会見
 

 令和2(2020)年度全国学力・学習状況調査については、4月16日木曜日の実施に向けて準備を進めていたところですが、
新型コロナウイルス感染症対策のため、一斉臨時休業による学校現場への影響を考慮し、予定していた4月16日の実施は取りやめることとしました。
本調査は、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、学習指導の充実や学習状況の改善に役立てることを目的とした重要な調査であり、
できれば予定通り実施したいと考えておりましたが、一斉休業によって、3月2日以降、多くの学校が授業が行われておらず、新年度に通常の学習体制を整えるまでに時間を要する学校もあるだろうし、また、学校によっては未指導部分を調査予定日の前日までに補充することがなかなか難しいと考えられることから、教育委員会や校長会、関係の主要団体からも、延期または中止を求める声がございました。
これを踏まえ、実施予定日の約1カ月前であるこの時期に判断をしたところです。
今後の取り扱いについては、令和2年度中に実施するかどうかも含めて、新型コロナウイルス感染症の今後の状況および学校教育への影響等も注視して、各学校の教育活動の状況、学校、教育委員会関係者の意見、新たな日程が実施できるかなどを踏まえて改めて検討し、学校現場に対し、あらかじめ十分な時間的余裕を持って決定・公表することとしたいと考えております。

記者の質問、大臣答弁
Q、学テについて伺う。令和2年度は中止もあり得るのかどうか。
また、実施の際に必要な条件とはどのようなものが考えられるのか伺いたい。

A、ずっと続けてきたことなので、できれば中止という判断は避けたいなと思っています。
それで、一斉にやることに意味があるんだと思うので、自治体ごとに日にちが違って、先にやった自治体がその問題を知っていましたなんていうことになると、これは習熟度が正しくはかれないということになると思うので、できれば同じ日程でやらせてもらいたいんですけれど、もともと、もう1年も前から4月16日とお願いしていたことがだめになった以上、完全実施ができるかどうかというのは、ここは柔軟に考えていきたいと思います。
併せて、学校現場のみならず配送業者の手配なども必要になりますので、時期によりますと、そういったことがなかなかうまくいかない可能性の時期を選ばざるを得ないことも可能性としては否定できませんので、その辺は十分配慮しながら柔軟な対応で行っていきたいと思っています。できれば実施したいと思っています。

Q、もし実施されない場合、予算の問題になっていくかと思う。
現時点でまだ予算は固まっていないと思うが、そのあたりが影響する可能性はあるか。

A、それは、あらかじめ新年度の中で実施を前提に予算を確保してありますので、時期を変えることで、もしかすると多少出っ込み引っ込みというものが出てくる可能性はありますけれども、そこは省内の対応で十分いけると思っていますので、他に大きな迷惑を掛けるつもりはありません。
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