平成25年1月23日 11:00~ 備中県民局、総社市
岡山県農林水産部耕地課主催の農業用水利活用小水力発電研修会(第3回)に参加
岡山県農林水産部耕地課 課長柏原直樹氏より開会のあいさつ
25年度に畑地灌漑用水の小水力発電について研究を計画しているとの興味の抱く発言がある。
研修
① 小水力発電の実務
岡山県 耕地課 主任 川上 潤氏
設置計画から各種申請手続きについての経過説明
② 小水力発電施設の概要・発電状況
三菱電機プラントエンジニアリング 高田裕氏
研修(現地視察)
総社市井尻野地内
湛井十二ケ郷用水路における小水力発電実証実験
(5kwの小水力発電施設)
現在取水口の工事を行っており、水量不足により発電量3kw/hの計画値には達していいない(1kw/h)
平成24年2月に計画を立て、8月申請書提出、11月末発電開始
計画発電量 13900kw/年 約470千円/ 年(@35.7円)
現場視察の段階では、発電量のほとんどを施設(管理棟)に使用し、発電量不足の状態でした。
投資額は、実験段階で有り、不確定要素が多いとの回答である。
将来的には、1kw当たり200~250万円にしたいとの意向のよう。
ただし、調達価格35.7円の根拠は、発電施設コストを100万円/kwで試算しているとの事
設置までに、河川法、電気事業法に関わる申請及び中国電力との売電契約の締結が必要。
河川法の認可は水理に関する相当の専門的知識が必要と考えられる。
岡山県が主体であっても、事前申請に6カ月、申請認可は1~2カ月を要している。
取水口の工事の様子(2月末完成予定)
備忘録
研修終了後、井原市に出向き情報交換を行う。