平成25年1月27日 13:30~
洋学資料館のオムニバス講演会
乾康一学芸員、田中美穂学芸員、下山純正館長の3名の皆さんが「宇田川榕庵さん」の4つの研究成果を、「不思議な世界」という演題で発表されました。
講演の初めに、「菩多尼訶経」(ボタニカ経)が流れていました。
少し遅れて入ったので、びっくり。
ボタニカ経とは、榕庵が植物学の概念をお経風にまとめたもの。
全くのお経であるが、下段の説明を読んで納得!納得!
初めて体験する序章です。
1) 「玩器目録」中のショコラート(チョコレート)の形と使用目的
チョコレートの試食もありました。
2) エプソン塩?解明されたオランダ渡りの薬とは
凝水石 (硫酸マグネシウム)
3) 記録された「和蘭カルタ」のウォーターマーク
資料館に展示してあります。(数字の表示が無い)
4) 「西洋寶貨鑑」にある「シ―氏之印」の謎
シ―氏(シーボルト)と表示した謎解き他
膨大な資料の中から4つのテーマで内容を掘り起こす作業のご苦労を感じた公演内容でした。
下山館長から、宇田川榕庵さんの膨大な資料は、早稲田大学、武田薬品に保管されているとの説明もありました。知らなかった!