魚を原料にした醤油は「魚醤」と言って、
その代表は、ハタハタの「しょっつる(=塩魚汁)」です。
秋田県では有名な発酵調味料ですが、誰でも簡単に作れます。
植物原料では出ない、コシのあるしっかりした味の調味料です。
年末の横浜市内の鮮魚店…。 ハタハタが山積み…
ハタハタは、山口県から青森県にかけての日本海側と
北海道南東部にいます。
この日は、山形産のが大漁入荷。 一箱5kg入だと800円に…
「お馴染見さんだから…」って、2箱1,000円に…
はっきり言って、原価割れ… お店… 大丈夫…
「箱では持ち帰れないから」と、大袋に入れてもらったけど…。
結局、サンタ並みの袋の大きさに…
持ち帰ったら、すぐ身全体に軽く塩を降って、一晩置きます。
後で洗い流すので、安い塩でOK
冬は寒いので、魚がいたむ心配がありません。
底には、水分がこんなに… これは捨てます。
容器も、きれいに洗いましょう…
水道水で魚の塩分を洗い落としたら、水切りしておきます。
この時点でサッと焼くと、おいしいおつまみに…
もちろん、ごはんのおかずにも…
今度は本漬けなので、食塩は海水塩や岩塩など、
ミネラル分があるものを。
ときおり、卵(=ブリコ)の塊が見つかったら、
除いておきます。
メスの腹に付いたものはそのままで…。
最後は、まんべんなく塩を…。
1週間は、毎日フタを開けて点検します。
もし、ハタハタから出た水分で塩が溶けてしまっていたら、
塩を補充します。
いつも水分を食塩で飽和状態にしておくのが、ポイント。
完成の状態や濾し方は、近々UPしますので、お待ちください。
「2014/2/23追補」 金太郎さまより、塩の分量について質問がありました。
魚が含む水分量によって調整が必要ですが、
今回は本漬けで魚10kgに対し、塩「約1kg」を使いました。
まず、半量の塩を入れ、 のように桶をゆすって塩を魚全体にまぶします。
残りを のように塩でフタをするのですが、
翌日、完全に溶け切っているようだと、塩が不足なので、足しましょう。
少し、ジャリジャリ残れば、飽和状態といえます。この状態をキープすればOK.
塩がジャリジャリ過ぎると、当然しょっぱさが目立ってしまいます。
参考にしてください。
しょっつるを、大さじ1杯おわんに入れて、
湯を注ぐだけでおいしいお吸い物に…
しょっつるの利用法やハタハタ料理も順次公開の予定。
1月 1日 朝 →メジマグロ水煮 夕 →サバ水煮
1月 2日 朝 →サバ水煮 夕 →ワラサ水煮
お外は、ちょっと寒いので、お散歩はお休み…
また、暖かい日にしようね…
ののちゃんの動画リンク集は… movie more 「link」
冬のオススメレシピ
2012年の、ののちゃんカレンダーお持ちの方へ。
「この12月で終わり」と思っておられる方が多いのですが、
ちゃんと、2013年1月分までセットになっています。
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